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カッコーの巣の上でのEDDIEのレビュー・感想・評価

カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)
3.7
狂人を装ったジャック・ニコルソンの演技がもはや演技に見えない。あまりに狂いに狂った彼の言動に魅入ってしまう。
前日譚まで作られたラチェッド看護婦長は病院の管理体制下で権力を持っていたに過ぎず、イメージほど異常性は感じなかった。ただロボトミーはマジ怖い。

ワールドシリーズを観たいと周りを巻き込んでいくジャック・ニコルソンがマジで凄かった。

アメリカン・ニューシネマの代表作の一つではありますが、初見でした。
Netflixで前日譚がドラマ化された『ラチェッド』はもっとイカれているのかと思ったら、あくまで精神病院という檻の中でイキっているだけ。
ただそんな彼女に対抗心を燃やして暴れまくるニコルソン演じるマクマーフィーはかなり凄いやつ。
だって周りみんな精神病患者ですよ。
彼らみんなを巻き込んでしまうんですから、それはそれで才能。

クライマックスは切なくて辛いけれども、嘘をついて罪を逃れることは結果的に不幸を招くということなのだろうか。

〈キャスト〉
ランドル・パトリック・マクマーフィー(ジャック・ニコルソン)
看護婦長ラチェッド(ルイーズ・フレッチャー)
エリス(マイケル・ベリーマン)
ハーディング(ウィリアム・レッドフィールド)
ビリー・ビビット(ブラッド・ドゥーリフ)
テイバー(クリストファー・ロイド)
マティーニ(ダニー・デヴィート)
フレドリクソン(ヴィンセント・スキャヴェリ)
タークル(スキャットマン・クローザース)
チャーリー・チェズウィック(シドニー・ラシック)
チーフ・ブロムデン(ウィル・サンプソン)
キャンディ(マーヤ・スモール)

※2023年自宅鑑賞127本目
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