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ゴヤの名画と優しい泥棒のharuのレビュー・感想・評価

ゴヤの名画と優しい泥棒(2020年製作の映画)
3.5
2022/2/27 観賞。
TOHO西宮にて観賞。

1961年イギリス。
ニューカッスルに住む60歳のケンプトンは公共放送BBCの受信料を払うのを拒否していた。「無料にする事で孤独な高齢者の金銭面を救う」と考えていた。
しかし状況は変わらず。

ケンプトンは自作の脚本を持ちテレビ局、出版社に売り込もうとロンドンに行くが手応え無し。
そんな時に美術館ナショナル・ギャラリーからゴヤの名画が盗まれる。
大騒ぎになるロンドン。
ニューカッスルに戻ったケンプトンだが、部屋にはゴヤの絵が❗
彼は政府に身代金を要求。
その金で受信料に当て様とするが・・・。


何ともホノボノとした作品。
「老人の犯罪」の筈が警察は「プロの犯行。元特殊部隊隊員の仕業では❓」と大きなズレが笑える。

トボケタ感じのケンプトンと現実的な妻、2人に挟まれる息子の関係のバランスが何とも絶妙で楽しめます。

これが実話だと思うと「マジか⁉️」と滑稽に思い、政府と警察のマヌケぶりに笑えてきます。

しかし実際には話には裏があり・・・。

最後の法廷のシーンと共にジーンときます。

N○Kの方々に是非とも観て頂きたい作品です😁‼️
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