中々面白い!
4種の「ダメ男」との関係を、翻弄され超越する女性目線で描く群像劇。
四者四様に全くタイプが違うんだけど、テンポ良く転換しながら、全てのテンションが揃って変化、インフレしていく様子は圧巻。
女性側の一方通行の「責め」視点に感じる違和感、つまりは「歩み寄り努力の欠如」が物語上感じる所があるんだけど、それを逆手に取ったクライマックスの切り口は痛烈。
その上「泣き寝入りの押し付け」に感じさせない演出...これには、ぐうの音も出ん。
ただ、本作の四種四様男女のストーリーが重なり、テンションをインフレしていくみたいな所が、面白さや楽しさを作り出しているのは間違いない一方、「クズレベル」が結構違う中でストーリーが重なり強引に展開させられてる違和感は確かに残る。