主人公である四人の女性が、それぞれ関係を築いている四人の男のクズっぷりを目の当たりにしていくことで、四組それぞれの対峙する様を、劇的に映していく映画。
四人それぞれが関係を築いている男性がまあ、絵に描いたような嫌な男、クズ男ばかり。思わず「こういう嫌な男、クズ男いそぉ〜」と感じさせる男ばかりだからすごく良い。
それに女性陣も女性陣でみんなそれぞれ何かしらの落ち度がある所もあって、結局みんなどこか変と思わせる所もより人物像がリアルに感じられて良いと思いました。
また四組の事情が同時進行で映画は進んでいくのですが、このテンポ感、あと四組のストーリーがリンクする様は見ていてすごく気持ちいい。
テンションが昂っていく様や終盤の場面の展開は確かに何か超越した様な想像のつかない怒涛の展開を迎えていて、思わず手に汗握ってスクリーンに前のめりになりました。
結局、超越した先はそこかよとは思いつつも、なんだかんだで女性陣が一歩先を言った思考が思わず笑っちゃうようで、現実的な結論で個人的には好きなラストです。
四組の愛憎劇ではありますが、その人間模様と気持ちいいテンポ感と怒涛の終盤は手に汗握ってしまうような熱くて、ドタバタで、笑えて、面白いと心から思った映画でした。