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リトル・イタリーの恋のodyssのレビュー・感想・評価

リトル・イタリーの恋(2003年製作の映画)
3.3
【イタリア人はオーストラリアでも差別されていた】

オーストラリア映画。ジャン・サルディ監督作品。 

舞台は1950年代のオーストラリアで、イタリア移民の暮らす小さな町。 両親を失って叔父夫妻に育てられた兄弟はそろって適齢期だが、すでにガールフレンドのいるハンサムな弟に比べ、風采の上がらない兄は何度写真見合いをしても断られてしまう。 

ある日、イタリアから美しい少女の見合い写真が送られてくる。兄はやけくそで弟の写真を手紙に同封して結婚を申し込んでしまう。やがて相手からは承諾の返事が・・・。 

というようなロマンティックコメディ風の作品。作りも音楽も古典的で、まあ悪くない出来だ。 

イタリア移民がアメリカで差別されマフィアで団結したり、といった話は知っていたが、オーストラリアにも移民してやはり差別されていたのだ、ということはこの映画で初めて知りました。
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