記録
なんか、飲食側の立場になって観てしまったので、残念ながら全然楽しめなかったです。
『ディナーラッシュ』が好きですし、あれはちゃんとファンタジーでありながら、思わずポロッといいセリフがあったり、料理愛を感じました。
レストランの話なので比較されるのは仕方ないはずですが、これはあまり納得いかないです。
大なり小なり、こういった問題は存在しますが、映画館に貼ってあった評論家のレビューなどに『レストランの現実』やら『レストランの映画の傑作』などと言われると、正直 飲食店をどう見てるんだ？と思います。
これはレストランでの問題を色々詰め込んだお話でファンタジーですが、評論だけ見ると勘違いされそうで怖いです。
特に日本でこんなレストランはそうそう見たことないです。予約で一杯のこのレベルのお店でこんなことが起きているなら、そのお店を教えてほしいです。
ひと昔前のアメリカ人からみた日本みたいな評論にガッカリです。
それともゴードン・ラムゼイの立て直し番組の観過ぎでしょうか。
どんな駄作でもレストランを舞台にした映画なら、観終わった後に、『○○が食べたくなっちゃったなぁ』ってことが多いですが、
この作品に関してはなかったです。
料理長みずから不衛生なのもイヤです。
色んなものを触った手で料理するわ、
レモンクリームを同じスプーンで何度もペロペロするのも嫌悪感です。
序盤で落としたフォークも多分そのまま使ってるでしょう。
どこのレストランもパセリの使い回しをしてるよレベルでたまらんです。
なんか飲食店に恨みでもあるのかと疑うほどです。
自分が潔癖なのかもしれませんが、
出されてイヤだなと思う料理を平気で出すシェフが世の中にどれほどいるのかって話ですね。
どこかでフォローが入ればありがたいのですが、全くフォローが入らないまま物語が終わってしまったので、飲食を知らない人が鵜呑みにしてしまいそうでイヤです。
だから、全編通して楽しめなかったのが残念です。
