ボイリング・ポイント／沸騰のTajiのレビュー・感想・評価

脅威の全編ワンカット長回し。

人気レストランの超多忙な一夜、約90分間をカットを入れることなく紡いだ快作。

その技法の突飛さにあぐらをかくことなく、登場人物ひとりひとりのドラマを余白を持って描いた手腕に脱帽。

1917ではワンカット映画の弊害(カットを入れないが故にダラつく瞬間がある)を感じたところ、本作では全く感じなかった。

レストラン、シェフの戦場と裏にある人間模様に酔いしれる90分。

観れてよかった。

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