カルダモン

ボイリング・ポイント/沸騰のカルダモンのレビュー・感想・評価

3.5
振り返ってみれば開店してから70分くらいでいろんなことがありすぎて料理長がブッ潰れる映画だった(映画のランニングタイムは94分、そのうち最初の20分くらいは衛生管理局員のチェックとスタッフミーティング)

下準備、下拵え、食材の発注、予約の確認、などなどすべて整っていざ本番、よーい!アクション!いざ開店してわかる何も準備できてない。前日までどうやって営業してたのってくらい実は大黒柱が腐ってた。

カットなしで狭い店内を行ったり来たりのカメラワーク、澱みのない迫真の演技。
物語の内容に反して劇中の俳優、スタッフ達の準備はものすごい密度だったはず。

7番テーブルの客にイラ度MAX。
残念なのは料理があまり見られなかったことと、店の立地がなんかよくわかんない路地裏?みたいな微妙なとこで、いまいちレストランの雰囲気を感じないことでした。キャスティングはみんな良かった。