ボイリング・ポイント／沸騰のＯASISのネタバレレビュー・内容・結末

ただのレストランの一夜をワンカットで写しているというのにこれがめちゃくちゃ面白い。
慌ただしいレストラン内で料理を捌いていくシェフ達を見るだけでも良いが、そこで起きる小さなトラブルの連続で場が熱を帯びて湧いて来るのが伝わってくるし、そのピリピリとした空気がその場に放り込まれた臨場感を演出している。

絶対ナッツアレルギーで発作でちゃうじゃんというのはわかっていつつも、それ以外にも色々とトラブルが起きるもんで散らされ、それをクライマックスにもってきててんやわんや感が更に増すという。
展開もしっかり考えられていて、そのラストに向けて各演者が自然に演じているのもなかなか。

映画だとわかっていてもストレスで胃が痛むような忙しさがある映画だった。