mingo

クイーン・オブ・グローリーのmingoのレビュー・感想・評価

3.8
冒頭の音とダンスでユーザンパルシーの影響をみてとれたしマティディオップ同様にドラマと映像表現を欠かすことなく映画を作り上げる自力に現代作家の潮流をみた。個人的にタイムリーな話題なので母親を亡くすツラさをこんな陽気に吹き飛ばすなんてエネルギッシュでしかない。大麻ケーキも聖書バーも一緒。母を恩人と言う顔面刺青男ピットが良い味出している。自分の不倫を省みるように娼婦みたいな叔母と亡くなったばかりなのに不倫する親父、母の書店を売りに出してピットにばれてしまう、何もかもうまくいかないが挿入される打楽器のモノクロの演奏シーンが印象的で主人公サラに呼応するかのようにラスト20分から5分間の無発声音楽のみによる悲哀ダンスが素晴らしい演出。「ママになろうとするな、自分らしくいろよ。人は使い捨てるな、ここはキリスト教書店、スーパーじゃねえ。」本とお菓子のお店キングオブグローリー。

skipシティ①
mingo

mingo