マイケル・ベイ監督による救急車カーチェイス!
アフガニスタンからの帰還兵であるウィルは妻の手術代を工面しようと必死。そこで、子どもの頃に養子縁組により家族になった兄ダニーの元を訪れる。金の無心をしたところ、犯罪を繰り返してきたダニーはウィルにデカい銀行強盗に手を貸してくれと説得を始める。仕方なく手伝うことにしたウィル。しかし、誰も傷つけない完璧な計画だったはずが、事態はめちゃくちゃに混乱してしまう。ダニーとウィルは負傷した警官を乗せた救急車に乗り込んで逃走を図るが……。
疲れた!だって136分もあるんだもん!
「銀行強盗の現場から救急車を盗んで逃走」なんて、てっきり100分くらいにまとめてるのかと思いきや、2時間オーバー!しかもテンションが基本的にずっと同じでストーリーも直線的だから、めっちゃ疲れた。
イっちゃっててヤバい感じのダニー、お人好しで損をしてしまうタイプのウィル、やたら有能な救急隊員のキャムという3人が軸となり、巻き込まれて負傷した警官やら市警の偉い人やらFBIの担当者やら悪い組織やらといったキャラクターがあれこれと絡んでくる。
ダニーを演じているジェイク・ギレンホールは常に瞳孔が開いている感じで【普通じゃない】。絶妙にイラつかせる芝居が上手いのだが、ずーっと同じなのでちょっと飽きてくる(酷い)。他のキャラもずっと同じといえばずっと同じなんだけど、ジェイク・ギレンホールが目立つからさ……。
ドローン撮影を駆使したダイナミックなアクションシーンは確かに見ごたえはあるが、私が一番のめりこんだのは救急車内での手術シーン。いやあ、あんなことできないでしょう笑と思いつつ、かなり細かく描写されていて手に汗握ってしまった。
それにしても、警官ひとりの命をあんなに必死で無理やり助けた割に、他の警官たちは簡単に死んでいったよね……そういうことを考えちゃいけないんだろうけど。