破壊王マイケル・ベイの圧倒的物量に感動した。そんなに壊したら大変ですよ…となぜかスタッフに同情してしまうくらい。
車と人間を魅力的に撮る手腕もブンブン振り回されており、ぐるぐる回るいつものカットはもちろん寄りの汗だくの顔、ドローンをx軸だけでなくy軸に動かしまくる面白いカットの連続に興奮した。これからのアクション映画はドローンをどう使うかに気を配らなきゃいけないから大変そう。『グレイマン』のドローンもよかったが今回のもなかなか。
ハラハラしたあと一瞬緩和させてまたカーチェイスと、やってることは変わらないけどちゃんと盤面を変えて最後まで貫き通すのも偉い。『6アンダーグラウンド』の冒頭カーチェイスをずっと見てられるような幸せな時間だった。『ザ・ロック』『バッドボーイズ』で笑いを取りに来てた。
脾臓のシーンマジで嫌だった。医者ってやっぱりゴルフするんだ。
テキサススイッチの説明と色変わりで混乱を避ける丁寧な作劇も行き届いてて素晴らしい。
エイザ・ゴンザレスは面白い映画でしか見ないからすごい。ずっとミーガン・フォックスがちらついてベイ映画感マシマシだった。
ジェイク・ギレンホールはこういうサイコがよく似合うし、本当はいい人なヤーヤ・アブドゥル・マティーン2世もいい。高橋広樹、諏訪部順一というのもよかった。
FBIのボスが神奈延年で頼もしく、木下浩之が出てると洋画感強くて好き。
