このレビューはネタバレを含みます
良かった。
一言で言うなら、アニメ「マッドマックス怒りのデスロード」って感じ。
(マジで後半、マッドマックス)
毒持ちや厳つい見た目な動物たちが「見た目の怖さ」を売りに客寄せパンダをさせられていて「別にすきでこう産まれたわけじゃないのに」「毒だってしかるべき時にしか使わないのに」「見た目だけで怖い動物だと思われる」という「社会的バイアス(偏見と差別)」をテーマにした作品だった。
人間関係でもあるある問題すぎて辛かった。
「◯◯人は怖い」「女は大げさ」「男は解決脳」「男女の脳のつくりは違う」等々…
その地獄から抜け出すものの「私はあなたが"怖い"って偏見をもつほど怖い生き物じゃない」ってわざわざ偏見持ってる人間に対して身を呈してまで「証明してあげる」シーンがなんか辛かった。
救出シーンだから必要だったんだけど、なんか…
自分は動物園や水族館にはあまりいい印象を持ってない人間なので(わざわざ生息環境とは違う地域から動物を連れてくるシステムや芸を仕込む行いが)最後は元いた生息地に帰れて良かったなと思った。
