YasuhitoArai

モルナール船長のYasuhitoAraiのレビュー・感想・評価

モルナール船長(1938年製作の映画)
3.8
ロバート・シオドマク監督作品。
主人公の船長モルナールは上海での武器の密輸でマフィアとトラブルになり・・・という話。

船長の生き様の話。前半は武器の密輸に関するサスペンス、後半は臨終を迎える主人公のドラマという構成になってるけど、主人公モルナールが中心というのが貫いている。家族よりも同じ船の男たちとの生活第一というホモソーシャルな世界を堪能できる。船員達との掛け合いが陽気で笑える。

海の大きなさざ波のロングショットも良かったけど、一番は船火事のシーンで、船員が素早く動き、カットも素早くて、まさに非常事態を感じさせるスピード感が良かった。
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