さささ

ウーマン・トーキング 私たちの選択のさささのレビュー・感想・評価

3.1
キリスト教やその近辺の文化に生まれ持って触れていないと少し理解し難い議論や話し合いに正直日本人である私は共感出来ないところが多かった。

宗教的なしがらみをもこえるのが「talking」なのかとおもいきや、根底に男と女というあまりにも雑でお粗末な括りで物語が展開。ベンウィショー演じるキャラクターへの「男」というだけで強い当たり方をしたり、挙句発言するのに手を挙げさせるようになってしまったのは紛れもなく男女での壁を作ってしまっている。女性主体の内容で進めているようで女性への蔑視にも感じ不愉快だった。

選択するのに信じることができる神を頼るのかと思いきや学が無さすぎて信じ方もバラバラだったり、男は手当たり次第に村の女を襲ったり、結局は教養と知恵と経験が大事なんだと教えてくれているようだった。


映像の質感、「daydream believer」のシーン、エンドロールでの自然環境音はよかった。(結局昔懐かしいヒット曲に頼るのは嫌いだ。)
さささ

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