KingKazukiManji

ウーマン・トーキング 私たちの選択のKingKazukiManjiのレビュー・感想・評価

2.0
家父長制への痛烈な批判を村というひとつの閉鎖された共同体を通して描き切っていた脚本はあまりにも巧みであり、サラ・ポーリーの手腕と作品に込めた思いは十二分に伝わったが、その反面、娯楽性を捨てたが故にあまりにも素朴で退屈な作品になってしまったことが否めなかった。

男女や年齢層が違う人が観たら、違った意見になるのであろうが、個人的には登場人物が見分けにくく、更にはみんな格好が似てて分かりにくかったので、上手く感情移入ができなかった。それもあってキャストの100%の演技を引き出せているようには思えなかった。びっくりするくらい合わない映画だった。
KingKazukiManji

KingKazukiManji