さくぞー

ウーマン・トーキング 私たちの選択のさくぞーのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

第95回アカデミー作品賞コンプリート!
このキャストが集結するだけでテーマの重さが伝わってくる。
原作舞台かと思ったら小説か。テーマやメッセージは重厚で見応えがあるが、ずっと舞台感があって"映画"としての良さは薄い。

一番衝撃を与えるのは2010年だということ。この一情報でことの恐ろしさが一気に重みを増す。こういう話って何となく100年くらい前の出来事だろうと少し他人事のように思ってしまうところがあるのでかなり衝撃的だった。
個人的な後悔は、服装だけでなく顔立ちも似ているキャストがいて途中でどっちがどっちか分からなくなってしまったこと。レビューや公式サイト見て補足します。
こういう事件、女同士で話し合う余地あるのかと思ったがカトリックという要素が話し合いの大部分を占めていた。だからこそ閉鎖的コミュニティで2010年まで続いていたのもあるだろう。なんか性差別版『アンテベラム』感もあった。

ベン・ウィショーが悪役かと思ってたら全然違うポジションだった。一回追放されたからか本人の雰囲気からか分からないけど、あんだけ男優位に生きてきたのにめっちゃオーガストは舐めてるやんと思いながら観てた。

個人的には『SHE SAID』推しかな。『SHE SAID』は偶然か皮肉か映画的な盛り上がりの筋で作られていたのに対し、本作は当時の話し合いをそのまま撮ったドキュメンタリーのような作り。どちらも系統は似ていても全く別の良さがあった。

映像:=====B
脚本:=====B
編集:====C
俳優:======A
人物:====C
音楽:=====B
音響:====C
【MVP】女たち
さくぞー

さくぞー