まる

ウーマン・トーキング 私たちの選択のまるのレビュー・感想・評価

4.4
カルトと呼んでいいのかわからないけど、閉鎖的な環境で宗教を信じ、男は教育を受け、女は家事と育児に専念する村。
皆その環境で育ってきたから、それが当たり前だった。

とある事実が発覚したことで無意識にも虐げられ搾取されてきた女達が、自分たちはどうしたいのか、どうすべきなのかを話し合う。
題名通り、それだけの映画だ。

話し合いはトントンではいかない。これまでの自分達を整理し、ようやく見つめられた立場に気づいた時、体調を壊すものもあれば怒りに攻撃的になるもの、悲しむもの、受け入れられないもの、老いも若きも十人十色の反応は、映画だけでなく現実の反応だ。

彼女たちの結論に至るまでの経緯、そしてその結論はかなり見応えがあるが、重い。笑って見られる内容ではない。でも見る価値がある。
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