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ウーマン・トーキング 私たちの選択のaiのレビュー・感想・評価

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2023年、255本目。

長年に渡り尊厳を踏みにじられ強姦され続けた村の女性達。
二日間の猶予を与えられた彼女達の話し合いを描く作品。
赦す、戦う、立ち去るという3択のどれを選んでも厳しい現実が立ちはだかる。
彼女達が信仰する神に背いてでもする決断に勇気を貰った。

女の犠牲の上で成り立つ幸せを美徳とする価値観が未だに存在する事が腹立たしい。
ほぼ映されなかった加害者男性の姿が少年たちの瞳の中に見えた気がして背筋が冷たくなった。
前向きなラストシーンだったが、どこか危うくて不安が過ぎる。
男が支配する世界に残された彼の気持ちを思うと胸が張り裂けそうだった。
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