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ウーマン・トーキング 私たちの選択のwoodchuckのレビュー・感想・評価

4.2
女たちが議論していくだけなんだけど、緊張感があり、長い映画だけれど引き込まれて夢中で最後まで見た。
女たちにもいろいろな立場があってそれがまた面白かった。一番ラディカルな家庭?の二人の女の子が顔にあざがあったり障害があったりするのだけど、彼女たちは他の女たちと出て行きたがっているのに母親の意向で最後までどうなるかわからない、という状態だったのがひやひやした。彼女たちのあざや障害と家庭の状況はなんらか関係があるんだろうか?
書記の男性は女性たちにシンパシーを感じ最後まで協力もしてくれていたもののともに出ていくことはない、というところにシビアさを感じながらも、安心感があった。子供達に関して議論になるところもリアルだった。トランス男性の彼や書記の彼はあの後どうなったのだろう?

映像も、技法がというよりは単純に映っているモノが綺麗で暗めの色調も良く、気に入った。
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