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ウーマン・トーキング 私たちの選択のryoのレビュー・感想・評価

4.0
宗教コミュニティで暴行を受け続けていた女性たちが、男たちが取り調べから戻ってくるまでに「どうするか」を話し合う。
宗教は男への従属がイコールであり、知識は男の手の内にある。
信仰という牢獄の中で、どの立場の女性にも身体に狂気の傷痕が刻まれている。そして「DaydreamBeliever」が自由への象徴として鳴り響く。
信仰について、赦し・復讐について、暴力・平和・諦念・知性・愛について、我が子について。
一場で描かれる女性たちの議論が本作のほぼ全てであるが、スリリングで且つ胸を打つ良い作品だった。
面白かった。
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