よーだ育休中

マリー・ミーのよーだ育休中のレビュー・感想・評価

マリー・ミー(2022年製作の映画)
4.0
大人気歌手のKat(Jennifer Lopez)は、かねてより交際していたグラミー歌手との婚約を発表。コンサートでの結婚式を企画するが、直前にパートナーのスキャンダルが露見する。傷心のKatは、観客の中から《Marry Me(大ヒット曲のタイトル)》と書かれた看板を持っていたCharlie(Owen Wilson)を指名し、その場で結婚を宣言する。


(՞⸝⸝o̴̶̷̥᷅ ⌑ o̴̶̷̥᷅⸝⸝՞)ワァ...ア

  ちいよだ!

(ˊo̴̶̷̤ꑣo̴̶̷̤ˋ)ハア?


◆Marry me, Marry me, say YES.

セレブな女性と冴えない中年男性のロマンスを描いたロマコメ作品。ハリウッドセレブと冴えない旅行書専門店経営者のありえへんロマンスを描いた『ノッティング・ヒルの恋人』の様な逆シンデレラストーリー。

︎︎︎︎︎︎☑︎︎︎︎︎︎︎ 世界的な人気を誇るポップ・スターKat
︎︎︎︎︎︎☑︎︎︎︎︎︎︎ グラミー歌手の元彼Bastian(Maluma)
︎︎︎︎︎︎☑︎︎︎︎︎︎︎ シングルファーザーの数学教師Charlie

煌びやかなセレブの世界で「浮いている(フィットしていない)」と感じていたCharlieですが、彼はとても真面目で、誠実で、他人を思いやる心を持った素朴なジェントルマン。(この手の作品にありがちな)物語の転換点では、嫉妬心や自信のなさから自ら身を引いてしまうシーンがありましたが、前述した『ノッティング・ヒルの恋人』ほどウジウジしためんどくさいオーラは無く、何となく共感出来るものでした。

見事セレブの心を射止めたラッキーな男性を演じたOwen Wilsonは、Woody Allen監督の手掛けたロマンス映画『ミッドナイト・イン・パリ』でも素晴らしい演技を見せてくれていました。セレブの世界にはフィットしていなかったかもしれませんが、この作品に彼はぴったりフィットしていたと感じます。


◆ True love gotta ring, ring, ring.

オープニングでユニバーサルのロゴと合わせて《結婚行進曲》のメロディが流れて来た所から期待感は高まりました。

ポップスターとグラミー歌手というビッグカップルが取り上げられた今作において、劇中で使用される楽曲のシーンも非常に見応えがあります。俳優のみならず歌手としても活躍しているJ.Lopezとラテン系シンガーソングライターのMalumaのパフォーマンスは素晴らしい。

登場する楽曲のほとんどが、同じ単語を繰り返す傾向にありました。今作は2022年の作品らしく、作中でもSNSを活用したマーケティング手法が取られていました。キャッチーなメロディラインでシンプルな歌詞を繰り返す楽曲がSNSウケするということなんだろうか。

どうしても比べてしまいますか、『ノッティング・ヒルの恋人』ではマスコミによる報道を使った演出がなされていたのに対し、今作ではSNSによる情報の拡散や世論が取り上げられていました。改めて20年程でマスメディアの在り方がガラリと変わった印象を受けましたが、逆シンデレラストーリーの基本骨子は変わっていません。今から20年後の逆シンデレラストーリーは、一体どんな作品になるんだろう。


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Dear. ちぃちゃん

久しぶりにロマコメ観たけど、
やっぱりいいねぇ( ˙꒳​˙ )!!
前回の『プラットフォーム』
からの振り幅が凄いꉂ(¯ᗜ¯艸)𐤔

次回もよろしくね!また日程決めよ〜!