ブラジルの闇に飲まれる少年の話
ブラジルに来て約2ヶ月が経ちました。あと1ヶ月で帰れる予定だけどどうなることやら…。ちなみに生活は超快適です。都市は確かに治安悪めだけど、ネットほどじゃない。僕の住んでる街は田舎なので夜も外歩けるし、暮らしは豊かです。
さて、ブラジル映画観ようと思って、本作観ました。主人公の出身地が今いる街からめっちゃ近くて親近感湧きました。主人公は出稼ぎに行くためにサンパウロに来たものの、身分証奪われ軟禁状態になってしまい、ほぼ奴隷状態に… 最初は従順なふりして脱出しようとしていたものの、結局その闇に身を投じていく様が見ていて辛かったけど、それと同時に主人公に苛立ちを抱えてしまい、見ていて辛かったです。
実際、会社でも1番下の事務作業は賃金めっちゃ安いし、そんな職でもそもそも付けずに不法な働き方をしている人も多いブラジル。特に都市だとファベーラとかで生まれると出生の記録すらされないので、勿論身分証ないので働くことすら叶わず。結局路上で物乞いするか、犯罪に手を染めるかしかないので、今のブラジルがあるわけですね。広大な土地があって、資源があって、人口も多くて、BRICSと呼ばれながらもパッとしないブラジル。労働環境の改善はもちろんだけど、ファベーラも何とかしないとダメですね。あとは今回の主人公のように地域格差、コレに関しては日本も同じような状態なのでノーコメント
帰る前にイグアスの滝だけ行きたいです。
