このレビューはネタバレを含みます
序盤★2 中盤★2.5 終盤★1.5
韓国映画『7番房の奇跡』(★2)を見事にリメイクしたトルコ版(★4.5=2020年自分のベスト1)を撮った監督の作品。
先に後発『道行き』(★3)を鑑賞済み。
見どころ
◯実際の年齢は知らないが16歳前後設定の娘役はトルコを代表するスター女優(アンジェリーナ・ジョリー似)になりそうな雰囲気。
(もしかしたら今でも凄い人気とか…?)
気になる点
●夜の散歩で街のカフェ(ケーキ屋)にて娘の「どうしてヌリエと結婚しなかったの?」という問いに対して父ムサが良くも悪くも正直に話しすぎ…。
☆総評
ムサの“無差別な行動”は“見て見ぬふりも同罪”からでその気持ちや作り手の痛烈なメッセージでもあるが、
それを正当化するほどの描写や根拠はなく自分の価値観や倫理観では評価したくない。
ただこの監督はトルコという国の問題をちゃんと描いていてそこはいいと思うし、今後の作品も期待します!
2022年192本目(+短編4本)