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恋愛の抜けたロマンスのTwinYorksのネタバレレビュー・内容・結末

恋愛の抜けたロマンス(2021年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

新鋭の女性監督、チョン・ガヨンの長編映画。脚本もチャン監督。韓国でもそれなりにヒットしたようで批評家からの評価も高いようだ。
若者のあっけらかんとしたセックス観を描く単純でないラブストーリーだ。濡れ場も従来型のありふれた感じじゃなく新鮮。
29歳のジャヨン役のチョン・ジョンソ、芯があってセクシーな女性をうまく演じている。ウリ役のソン・ソックも超イケメンというわけではないが不思議な魅力を持っている。

終盤、結婚式の祝儀を奪うかと思いきや、リストを奪ってチャヨンの元カレにちょっとだけ迷惑をかけるアイデア、おもしろいと思った。
ただ、物語の中のジャヨンのキャラなら、匿名で自分がヒロインのエロコラムを書かれていたことにはあそこまでは怒らなさそうだけどな。身元特定されるレベルまでネットに暴くってなかなかのことやってるもん。もう普通の関係には絶対戻れないレベルにみえるんだけど、最後はまぁなんとなくくっついちゃうんだよな。コラムがバレたときのジャヨンの反応だけもうちょっとなんか描きようがあった気がするなー。

ーSTORYー
エロコラムを書けと編集長に命じられた記者が、マッチングアプリで出会った女とセフレになっていくいきさつを書いて、その記事が人気になる。記者の男は女のことを本当に好きになってしまうが、ひょんなことでコラムのことがバレ、ふたりは決裂。女は男のことを仕返しでネットにバラすと、男の身元特定などがネット民によってなされる。男は出版社を辞めてコンビニバイトに。しかしなんとなくお互いのことが気になっているふたりは、思い出の冷麺の店で再会し、特にキスやハグなどするわけでもなく、まんざらでもなさそうな女の後を、男は「ついていっていい?」と歩いていく。
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