宇治山田さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

オオカミの家(2018年製作の映画)

4.8

物作りが好きな人は見てほしい。ストップモーションアニメの制作過程がわかる貴重な映像作品。音楽(音響)もとても良い。ストーリーはあってないが、主人公の少女が逃げ出したコミューンが……という背景を知るとた>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

3.5

途中で英国人に対して抗日映画における日本人の描かれ方ってこんなのかな……と思っていたらエンドロールを見て完全にプロパガンダやん!と思った。日本でいうならヤマトタケルノミコトが降臨する感じだろうか。講師>>続きを読む

死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.4

若い子の怖がり方の演技が恐怖を覚えなかった。海外のホラー映画だと迫真の演技で悲鳴を上げるのだが、元々日本人は日常生活で悲鳴を上げることがないから不自然に聞こえるのかなと思った。

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.5

韓国の社会問題を絡めたエンターテイメント作品。先の読めない展開と役者たちの雰囲気や演技がよかった。

ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

3.7

2024/03/08からYoutubeシネフィルWOWWOWプラスで2週間限定無料公開で見ました。この機会にぜひ! なにかの機会でたまたま知って見たくてたまらなかったのですが、いざ見始めたらすぐに食傷>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.8

雪の日に見に行ったら、放映日から日が経っていたせいもあって自分以外親子三人しかいなかった。屋敷で起きる不思議な現象はゲゲゲの謎のお屋敷で起きる陰惨な事件より怖いなと思いました。ネタバレなしで放映したけ>>続きを読む

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

毒母親と発達障害の中年息子の話。初めてアリ・アスター監督の映画を見たが、表現方法はすごいと思った。あとホアキン・フェニックスの演技もよかった。一度じゃ理解できない部分があったので二回見た。押見修造(『>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.8

エログロナンセンス。女性の解放を謳った映画だとしても「となりのトトロ」のおばあちゃんには勧められない。映画に出てきた知的で上流階級のマダムか娼館の女将みたいな人には受け入れられる映画だと思う。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

終盤ずっと泣いてた。トイレ掃除夫の平坦な日常だというのに、「ボーはおそれている」よりも中だるみせず夢中になって見られた。東京の下町や近代的な部分と遅れている部分(トイレは近代的できれいなのに、掃除夫の>>続きを読む