くますけさんの映画レビュー・感想・評価

くますけ

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ユリゴコロ(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

殺人がちゃんとユリゴコロとして描かれているのが気に入った。
後半のカルマのなかの殺人とは違いがある。
そして心の欠けた彼女にも母性が溢れているところ。

ただつっこみどころが多すぎる(笑)
ヤクザの妻
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ブリングリング(2013年製作の映画)

1.4

まぁ観なくてもよかったやつだよね。
ビッチなエマちゃんはかわいいけど、内容も浅いし。
着飾ってパーティいってドラッグやって。
そのためなら窃盗もなんのその。
なんなら見つかるなんて思ってないし。
ここ
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.2

「何も考えないでぼーっとしたままの私で死にたかった!」
終戦したときにすずさんが泣きながら心に叫んだ台詞が刺さった。

日常に飛び散る戦いの火の粉。
戦争をただの戦争ではなく、まるで人工的な災害みたい
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ミュージアム(2016年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

無料の漫画、途中で読むの止めといてよかった(笑)
とくに残るものはないけど、派手だし、エンターテイメントだね。
グロさは…これ指定なしなんだね…でも合格。
気に入ったのは針千本飲ますの刑。
あと西野く
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自分の事ばかりで情けなくなるよ(2013年製作の映画)

1.5

池松くん目的で鑑賞したけど、これはクリープハイプが好きな人以外はピンとこないんでは。
私は登場人物が全員うじうじしててイラっとして終わった。
全員自己完結してて他人との繋がりを持とうとしてい。
クリー
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

5.0

余命ものをこんなにロックに描いたものがあっただろうか。
愛には愛で応えることの真っ当さ。

チチを撮りにでラストにあれをもってきた監督だってことは承知していたので、正直、このラストには驚かなかった。
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デスノート Light up the NEW world(2016年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

なんていうか…非常に勿体ないとしか。
役者の演技合戦がなければ目も当てられないものになっていたのでは。
3人が3人とも天才ぶりが分からない。
起こったことに対してそれっぽいこと言ってるし、天才の危うさ
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ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

4.2

エディ・レッドメインがかわいすぎて正確な評価ができない(笑)
彼の何かに心を奪われるっていう演技は本当になんて魅力的なんだろう!
初めてエディにぐっときたのもレ・ミゼラブルで恋に落ちるシーンだった。
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過ぐる日のやまねこ(2014年製作の映画)

3.8

奇しくもその山小屋はふたりの失った大切な人との思い出深い場所だった。
やまねこは死の象徴。
寄り添うように過ごすふたりと、こじ開けようとする同級生の女の子の対比。

「忘れることを怖がるな」
お父さん
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さようなら(2015年製作の映画)

3.0

ターニャは生きることを諦めているようでありながら、まだ諦めきれていない様子も垣間見える。
映像が少しずつ暮れたり、歪んだり、朽ちていく。
画面に集中しているとはっとする瞬間がある。
人生をみつめるとい
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蜜のあわれ(2016年製作の映画)

4.0

二階堂ふみなくして成り立たない映画であった。
ふみちゃんの仕草、言い回し、衣装、おしり。
ほんとに素敵。
そもそも文学としてとらえていたのて違和感はなかった。
結構好きな世界観。

幽霊の真木よう子は
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シェル・コレクター(2015年製作の映画)

3.0

冒頭で学者は「貝はこの美しい螺旋のなかで生涯を過ごす」と言っているんだけど、最後の新天地の浜辺で見つけた貝は、あれ、裏表が反転してたってことでいいんだよね?
そしてあの新天地っていうのは海の向こうの神
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あやしい彼女(2016年製作の映画)

2.4

とにかく多部ちゃんがかわいい、それを観るための映画。
歌も上手いし。ほんとに聞き惚れた。

残穢 住んではいけない部屋(2016年製作の映画)

2.2

このレビューはネタバレを含みます

原因を辿って掘り下げていくうちに、どんどん範囲が広がって、こんなに凄い怨みってどんなん?何事があったのよ?って思いながら見てたんだけど、肝心のことの発端がそうでもないっていうか。
物足りなかった。
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ウォルト・ディズニーの約束(2013年製作の映画)

4.0

さして期待してなかったんだけど、気づいたらポロポロ泣いてた。
大好きなメリー・ポピンズの映画化にこんなエピソードがあったなんて。
気難しい原作者の心のうちがうまく見え隠れしていて、どんなに大事にしてい
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(1957年製作の映画)

3.5

面白かった。
今観ても普通に翻弄される。
古い映画には今では予期できない展開とかあって、それが醍醐味だったりするけど、
それとはまたべつにサスペンス的な展開でもちゃんと「え!」ってなる(笑)
女優の七
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私は二歳(1962年製作の映画)

4.0

昭和のありふれた生活というのはこういうものだったんだろうと、とても興味深く観た。
1歳8ヶ月の赤ん坊を主演に据えるという度胸。
そしてこれが映画として成立するというのが、監督はじめスタッフなのか、時代
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オーバー・フェンス(2016年製作の映画)

3.8

誰にでも愛想笑いで創ろって、でも誰にでも目に見えるくらいはっきりとした線をひくようにしている白岩。
不器用で、世界との均衡が取りにくく、人一倍愛に憧れてる聡。

まるで大人のやり方を覚えた思春期みたい
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ぼくの伯父さん(1958年製作の映画)

2.0

ジャック・タチはよく映画館でも特集組まれてるので一度観なきゃと思ってたんだけど…
ダメだー。私、苦手。
観てて浮かんだのはドリフのコント。
やってないのに勘違いで人格疑われたり、
仕方のない失敗を笑い
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スリーピング ビューティー 禁断の悦び(2011年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

淡々と、とても静かな映画だった。
ルーシーの華奢で真っ白で柔らかそうな身体は官能というより芸術の視線。
ただ最初の下着では、え?乳首はみ出てるけどそれしまわなくていいやつ?チラリズム、マニアックすぎ!
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怒り(2016年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

人を信じること。それは愛するより難しいことなのかもしれない。
そして愛していることが必ずしも信じる理由にはなり得ない。

物凄かった。物語が進むにつれ、頭が痺れた、呼吸が浅くなり、胸が詰まった。
それ
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だれかの木琴(2016年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

孤独にこんなに力があるなんて。

小夜子は現状に満ち足りていなかった。
一見優しい夫は心も体も外側に向いていて家庭はセキュリティに守らせておけば安心だなんて思っている。
娘はおやつを食べるのさえ自室で
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体温(2011年製作の映画)

1.5

子宮に沈めるの監督作品。
ラブドール?を恋人として生活している男がラブドールにそっくりな本物の女性に出会う話。
ラブドールも人が演じてるので最初は人間だって分からなかった…
体温というタイトルはなるほ
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君の名は。(2016年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

新海監督の映像の美しさは全く文句のつけようがなく素晴らしい。
街が光が、世界はこんなにキレイなのか。

これはつまり、「運命の出会」に隠された壮大な物語ってことよね。
歴史を変えたから記憶は残ってない
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エミアビのはじまりとはじまり(2016年製作の映画)

3.3

森岡×前野×新井なんて観ないわけがあるか!と初日舞台挨拶に。

これはきっと人を選ぶ映画だろう。
なんというか、降り幅が一般的じゃない。
置いていかれる観客も多いんじゃないかな。

そしてお笑いの難し
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

5.0

2回目観てきたからちょっと落ち着いて書けるかな?(笑)

とにかく、ゴジラだ。
畏怖としかいいようのない、感情に飲み込まれる。
すごい。いや、すごい。

2回目の「終」がスクリーンから消えて、劇場の照
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ぼくらの七日間戦争(1988年製作の映画)

5.0

子供の頃、本当に、テープが擦りきれるくらいよく観てて、大好きだった。
今日、大人になって初めて映画館で観た。
震えた…!

すべてのシーンが記憶に残っていて、台詞もみんなちゃんと覚えてて。
音楽があの
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青空エール(2016年製作の映画)

2.5

原作はじめのほう読んでて結構好きで、
山田ができる若手なんているの?と思ったら思いがけず手垢のついてない感じの子がやるってんで、ちょっと観たくなっちゃったやつ(笑)

キャラは全員すごくしっくりきた。
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テッド(2012年製作の映画)

2.5

凄い人気になってたからどんなのかと思ったけど、イマイチだったなぁ。
昔からそうだけど、下品すぎる笑いはどん引いちゃう種類のがあって、
残念ながらこれはその部類だった。

テッドの動きとか、ガチ親友な感
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ふきげんな過去(2016年製作の映画)

5.0

台詞がとにかく面白いーー
パンフにシナリオついてて、読んだら何度でもそのシーンをみてる気分味わえて最高(笑)
世界観が少し独特で、リアルなリアルとは違う感じ。その世界観がぴったりくるか否かで評価は変わ
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神様メール(2015年製作の映画)

4.5

面白かった!そして音楽いい!
アメリ系のシュールさ。好物♪

まず神様が普通の一家で最低な父親っていう設定が新鮮。
その父親への復讐が使徒を増やすだけっていう単純なのもいい。
これも彼らの起こしたちょ
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ハル(2013年製作の映画)

2.3

木皿泉脚本。
やはり木皿泉さんの脚本は実写でこそ活きるように思う。
日常に生まれた落ちたファンタジーみたいのを生身の人間で演じて、喋る、からこそ世界があったかく感じるのであって。

ファンタジーの世界
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不安の種(2013年製作の映画)

3.5

ぶっとんでんなー
普通のホラーと思って観ると期待はずれなんだろうな。
なんだろう。うずまきとかたたりちゃんみたいな、ああいうホラー漫画の世界。
原作は未読だけど。

この街は陽子から派生してる、陽子の
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犬神家の一族(1976年製作の映画)

5.0

角川映画祭にて。
何回みたって面白いんだから。
こんなに長いのに全然だれずに観終えるすごさ。

さすがに絵力が強いし、映画館で観る光と闇はやはり違う。
オープニングでさえ、もはや楽しみすぎてにやにやし
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スローなブギにしてくれ(1981年製作の映画)

2.5

角川映画祭にて。
浅野温子の少女時代と山崎努さんが観たくて。

まじかわいいわ、浅野温子。
華奢なのに綺麗なおっぱいついてるし。

山崎努さんの裸の後ろ姿、エロ美しい。
裸にサスペンダーはびっくりした
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シャークネード(2013年製作の映画)

1.5

テレ東の鮫特集すっかり忘れててこれしか観られなかった…
冒頭から馬鹿すぎて。
黄金のチェーンソーね…

主人公以外は誰でも簡単に死ぬし、
ふざけすぎてやりすぎだし(笑)
突っ込みどころを突っ込んじゃい
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