くますけさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

くますけ

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お盆の弟(2015年製作の映画)

4.7

誰だって、周囲にも、自分にも、嘘をついて生きてる。
本当の自分なんてのはイタいもんだから。
誤魔化したり、見栄を張ったり、焼きまんじゅう屋なのに教師ってことにしたり。

でもそれじゃあ抜け出せないんだ
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アダムス・ファミリー(1991年製作の映画)

5.0

子供の頃、大好きな映画だった。
妹と何度もみて、アダムス・ファミリーごっこした(笑)
今観ても面白い。

バケモノの子(2015年製作の映画)

5.0

思った以上に泣いてしまった。
少年期から青年期への移行においての父性の重要さ。
イクメンなんてもてはやされたりもしたけれど、本物の父性を失って久しいこの国にオヤジの背中をみせてくれたような気がする。
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ゾンビーバー(2014年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

期待を裏切らない面白さ(笑)
こういう馬鹿馬鹿しいの、観たかったんだ。
ありがとう!

ぐちゃとか、特殊メイクとか、おバカエロとか。
怒濤の展開で飽きなかったし。
何よりラスト、「それじゃただの殺人よ
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家族の風景(2013年製作の映画)

3.0

まさかこれがエントリーしてるとは!
日芸の卒業製作の上映会で観ました。
無料で(笑)

群を抜いて映画らしいという感じだったな。
あとやはり素人の役者さんに混ざると、本職は全然違うもんだなと再認識。
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劇場版 進撃の巨人 後編 自由の翼(2015年製作の映画)

4.0

超前方で鑑賞(笑)
5メートル級の子が首かしげて女の子走りしてきたとき、もうきゅんてなったわ。
5メートル級でいいから、飼いたい。

後編もなかなかよい編集だったのではないかな。
ペトラの遺体を捨てな
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イニシエーション・ラブ(2015年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

こういうあおり文句使われると、見破ってやりたくなる負けん気(笑)

でもちゃんとヒントがちりばめられてるから、ラスト5分の予想は容易だ。
思ったより安易な結末でがっかり。
もっとさー、実はあっちゃんは
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海街diary(2015年製作の映画)

5.0

原作が好きだったのでとても楽しみにしてた。
観て満たされたし、何度でも、ずっとこの姉妹を観ていたい。

大森監督や石川監督等、私の好きな監督たちは1本のなかにぞっとするような完璧なシーンを何度も織り込
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もう頬づえはつかない(1979年製作の映画)

3.3

ザ・桃井かおり。
おっぱいも、気だるさも、不意のかわいさも、余すところなく。

だメンズにひっかかり、好きでもない男と暮らし、散々振り回されたり傷つけられたり。
それでも立ち上がってすっきり歩き出すの
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あげまん(1990年製作の映画)

3.5

やっぱり伊丹映画はおもしろい。
展開早いし、気持ちの動きも早い。
ちゃきちゃきと進んでくのが気持ちいい。

好きなことみんなやってごらんなさいよ。
あんたくらい、私が養ってあげるわよ。
なかなか言えな
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さよなら歌舞伎町(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

さよなら歌舞伎町ってそういう意味か。
うん、面白かった。

ラブホを舞台にした群像劇だから当然だけど、まぁ脱ぐ脱ぐ(笑)
女性陣の美しい肉体が惜しげもなく、しかもエロく。
刺激的な映像ながらも、やはり
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ANNIE/アニー(2014年製作の映画)

4.0

楽しかった!
ミュージカル映画はこれが一番!

アニーはストーリーを知らなかったので全然楽しめた。
とにかく、出演者がみんな魅力的。
アニーはほんとにいい子で、
グレースもアニーと出会ってからとっても
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腑抜けども、悲しみの愛を見せろ(2007年製作の映画)

5.0

キネカ大森にて二本立てを。

冒頭シーン、最高にいい。
何度みても、あれで、よっしゃみたろかって気持ちになる(笑)

全員ハマり役。
まともな人間はひとりもいない。
3人兄弟も、嫁も、どこか。
でもそ
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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

5.0

キネカ大森にて二本立てを。

やはり名作。
初めてこの映画を観たとき、10年以上前の自分の高校生時代がフラッシュバックして、こりゃすげぇと思った。
それだけリアル、というか記憶に訴える映像だった。
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破戒(1962年製作の映画)

3.3

美しい。
時折日本画をみているようではっとする。
好きだなぁ。この美しさ、卑しさ。

そもそも、こんな差別があったことも知らなかった。
思わずググった(^_^;)
今でも影響はゼロではないのだねぇ。
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ジョーカー・ゲーム(2015年製作の映画)

2.1

班長さんこと山本浩司さんと、飯田芳さん目当てで。
飯田さんの、ニヤニヤ笑い素敵だったけど(笑)台詞あった?もうちょっと使って欲しかったなぁ。
班長さんはかっこよかった。

映画自体は…微妙(笑)
亀梨
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

予告編のフリから、失踪が妻の自演であるだろうことは想像できてしまっていたので、その辺正直あまり驚きはなかった。
という状態で観ると、んーサイコパス映画?ってなってしまうのよね。

まぁでも、あのふたり
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バンクーバーの朝日(2014年製作の映画)

4.0

2015映画初め。いい作品を選んだ。

劇場内が笑ったり泣いたりしながら拳を握ってチームを応援してる雰囲気だった。
試合のシーンで、おじさんが思わず
「お、抜けた!」って言っちゃってたの、面白かったな
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百円の恋(2014年製作の映画)

5.0

いけいけ!一子!
涙が止まらなかった。
トレーニングに打ち込む姿に。
安藤サクラは最強の映画女優だ。
パンフみて知ったけど、これ順撮りじゃないんだよ?
体型あんなに違うのに…!

新井浩文もすごくはま
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ウォールフラワー(2012年製作の映画)

4.5

周囲の評判が抜群によかったウォールフラワー。
やっと観た。
不思議な映画だった。
説明的な部分がほとんどなく、観客もさも分かってるかのようにさらっと話がすすむ(笑)

そしてとても素敵な映画だった。
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神さまの言うとおり(2014年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

目当ては悪い染谷くんと、神木くんだったのでまずまず。
染谷くんは思ったよりイイヤツだったし、早々に死んだけど。
おもしろい死に方してたからよしとしよう(笑)

ラストが思ったよりシビアだったのがよかっ
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6才のボクが、大人になるまで。(2014年製作の映画)

4.2

同じ役者をつかって12年かけて撮影したというから驚き。
観ない訳にはいかない。
3時間の長丁場、ただ淡々と彼らの生活を追う展開だけど、ちっとも退屈しなかった。
別の役者をつかって1年で撮ったなら「で?
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滝を見にいく(2014年製作の映画)

4.0

沖田監督はなぜこんなにも人の心を掴むのがうまいんだろう。
監督の映画を観るといつも好きだなこの映画って思ってる自分がいる。

おばちゃんたちがぶつかり、寄り添い、力を合わせて賑やかにゆく。
滑稽さもや
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そして泥船はゆく(2013年製作の映画)

4.0

これも飯田芳さん目当てで観てきました(*´-`)
会場は何度も笑いに包まれてた。
前半の会話劇がとにかく面白い。
監督の実の祖母というKEEさんのおばあちゃん役のおばあちゃんがさいこー(笑)
タイミン
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超能力研究部の3人(2014年製作の映画)

3.5

秀逸なフェイクドキュメンタリー。
ほんとに、どこまで台本なのか全く分からない。
台詞は全て決まっているのか、方針だけのシーンもあるのか。
乃木坂を全く知らないから尚更分からない。

森岡くんのインタビ
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劇場版 進撃の巨人 前編 紅蓮の弓矢(2014年製作の映画)

5.0

平日の夜に行ったら、
座った列に誰もいないというとても理想的な環境で観ることができた(笑)

私の大好きな巨人くんたちを大きなスクリーンでしっかり味わいたくて、前方キープ。
人目を気にすることなく、に
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寄生獣(2014年製作の映画)

3.0

なかなかグロめに作ってくれてて嬉しかった。
ストーリーは知らなかったから楽しめた。

見所は染谷くんの変化。
さりげなく混ざっていく感じがとても上手い。
さすがです。

深津絵里さんも無機質で素敵だっ
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メビウス(2013年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

巡る巡る。
気持ちも、人も、性器も。

台詞がひとつもない。
叫び声、あえぎ声、泣き声以外声もない。
物語からリアリティを排除するためだろうか。
医者さえ喋らないので切り取られた性器の状態も想像するし
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大空港2013(2013年製作の映画)

3.2

ザ・三谷ワールド。
さくっと楽しめる。
それぞれのもつ秘密が笑いを巻き、起爆剤になり、どんでん返しになる。
おもしろかった!
池松くん、全力(笑)

友達がこれに出演したらしいのだけど、どこだったのか
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幸福の黄色いハンカチ(1977年製作の映画)

3.5

何度目かわからないけど、地上波ノーカットだったので。

何度観たってラストんとこで泣ける。
今お菓子やさんの前、あの角を左ねと道を示す桃井かおりの台詞に健さんの表情。
ハンカチ一枚じゃなくて、たくさん
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紙の月(2014年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

くっそ面白い!!
これはやばいとこど真ん中きた。
大八監督にはいつも、自分の意識していなかった部分をえぐられる。
それがやめられない。

ぞくぞくと加速する音楽を背景にどんどんと落ちていく彼女をみてい
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まほろ駅前狂騒曲(2014年製作の映画)

3.0

相変わらずのふたりのやりとりやテンション、いいなー好きだ。

でもなーなんか物足りなかったわ。
事件が大きすぎたのかなー。
まほろ好きにはあの人もこの人も出てきて嬉しいけど、全体的に平べったくなっちゃ
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日々ロック(2014年製作の映画)

4.0

燃えたー!アドレナリンでるー
ライブシーンがとにかく最高で、もうスーパースターなんか立ち上がってしまいたかった(笑)

ふみちゃん、かっこよかったなぁ。
前野くん蹴りながらギターひいて、歌ってるとこ。
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天才スピヴェット(2013年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

3Dで鑑賞。
スピード感や迫力を増加するのが3Dの効果だと思ってた。
こういう使い方もあるんだなー。
まさに飛び出す絵本!
少年の頬に吹いただろう風や、パンの焦げた匂いを感じた。
何より少年の目に写る
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ジャージー・ボーイズ(2014年製作の映画)

4.5

とにかく、歌っているあいだ、鳥肌たちまくりだった。
夢と栄光とその裏の悲しみと歪み。
単純だし、よくある話といえばそうなんだけど、どうにも胸に迫る。

最後の街灯の下で歌うシーンは映画史に残る名場面に
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グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札(2014年製作の映画)

3.8

彼女の演説を聞いて気づいた。
演説で説き伏せたわけじゃない。
むしろ生ぬるい。
でも彼女はそれを演じたのだ。
おとぎ話のなかの美しき愛の女神。
あれは攻撃じゃなく、バリアだ。

裏で裏切り者を陥れなが
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