くますけさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

くますけ

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小野寺の弟・小野寺の姉(2014年製作の映画)

4.2

原作が好きな作品。
作者が監督でよかった。
この世界観、微妙なさじ加減を実写、演出するのって他の人じゃ難しかったと思う。丁寧に作られててうれしい。
舞台になったときいたとき、向井理は違うよなーと思って
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ぶどうのなみだ(2014年製作の映画)

2.3

ちょっと美術に懲りすぎちゃったよね。
警察と郵便やさん、まるでファンタジー…
いい大人が楽隊組んじゃって…音楽に対して明らかに楽器足りてないし(笑)
しあわせのパンのときとは違ってなんか受け入れられな
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食べて、祈って、恋をして(2010年製作の映画)

2.2

夜中にやってたのを録画で。

楽し気なつくりにはなってたけど、
全体的に肝心なところの展開があっさりなわりに無駄が多くて雑な印象。
食べ物もあまり美味しそうに見えなかったな。

でもはっとする、ヒント
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利休にたずねよ(2013年製作の映画)

2.0

予告で気になってたけど結局観に行かなかったやつ(笑)

海老蔵が利休を演じたのは面白かった。
彼の持つ存在感がそのまま利休の影響力とリンクした。
だから演技も不自然さが軽減されてたけど、あれだね、大き
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リトル・フォレスト 夏・秋(2014年製作の映画)

3.6

お腹がすいてて、眠いときに観ちゃいけない映画だった…
失態。
全く集中できなかった。

でも橋本愛ちゃんの凄さを改めて感じた。
グレーのTシャツに汗染みができていても、作業着で薄汚れていても、画がもつ
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海を感じる時(2014年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

最初、不可解だったのは男の方だった。
でも観てるうちに単純でストレートで小さいだけだと気がついた。

そのうち、分からなくなったのは女の方だった。
愛する人を得ても満足していない。
次第に荒んでいく。
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千年女優(2001年製作の映画)

4.0

美しく、華やかで、相も変わらず今敏作品には引き込まれてしまう。

最後のあの台詞でわかった。
大事なのは鍵そのものってことだったんだね。ずっと。

よくできてる。
そしてちゃんとアニメにしかできないこ
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るろうに剣心 伝説の最期編(2014年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

京都大火編に続いてアクション、相当よかった!
ひゃーかっこいいわーしびれる!
特に剣心vs宗次郎ね。
あと蒼紫との対決もよかったな。
見逃さないように目を皿にして食いついて観てた(笑)

でも志々雄と
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舞妓はレディ(2014年製作の映画)

3.9

まさか、泣くとは思わなかった(笑)

萌音ちゃんがほんとに可愛くて、ほっこり見守っていたんだけど、お見世出しを迎えたら、あんなこともこんなことも乗り越えて頑張ってきた彼女の晴れ姿に自然と涙が溢れてきて
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TOKYO TRIBE(2014年製作の映画)

3.9

面白かった!
もうこの映画は観た人がこの台詞を言った時点で全ての役割を果たしたと思う。

アクション、エロ、グロ、音楽、バカ(笑)
映画館で映画を観るのってこんなに楽しいんだぞーって感じ。
飽きないよ
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鬼灯さん家のアネキ(2014年製作の映画)

4.0

前野くんが主役級をつとめるこの作品。
すいません、それだけで冷静な判断に欠けます、私(笑)
もうねぇ、とにかく前野くんがかわいくて!劇場内でも笑いが何度も起こってた。はまり役。

ただのエロラブコメで
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謝罪の王様(2013年製作の映画)

2.5

ふむー笑いも展開も予想を越えなかったかな。
そして噂のエンディング…ねーな、これ。

全体の評価を2とし、0.5を
「昨日デリヘル呼んだから今はすっきりしてるんですけど」
って台詞を岡田くんに言わせた
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東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

4.0

面白かった!
さすがに今敏作品。
クオリティも高く、今観ても満足。

次々起こる奇跡が予想を越えてくるので、飽きずに楽しめました。
ちゃんとひとりひとりにストーリーがあって、キャラもしっかりしてて、
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幻の光(1995年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

私が是枝監督に目覚めた一本。
子供の自由さと胸に響く完璧なワンシーンの連続。
こんなに静かな映画なのにじわりじわりと引き込まれる。
印象的な黒。
ラストシーンで黒い服を脱した、縁側のあたたかさ。

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ホノカアボーイ(2008年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

何度観ても大好き。
岡田くんの屈託のない笑顔とおしりが活きてる(笑)
そしてビーさんの可愛らしさと美味しそうなご飯ににときめかずにはいられない!

ハワイの緩い流れのなかのほんわかな人々。
でも彼らは
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嘆きのピエタ(2012年製作の映画)

3.0

公開のときにタイミング逃しまくって劇場で観ることの叶わなかった映画。

冒頭のあのシーン、このシーンがラストに向けて徐々に回収されて面白かった。
展開はちょっと極端だけどね(笑)

お国柄が出てるよね
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うつせみ(2004年製作の映画)

4.0

ぐぐっと引き込まれて、思いもよらぬラストでやられた。
ふたりのあいだに言葉はひとつもなく、それでも繋がりが徐々に深まっていくのをひたひたと感じることができる。
面白い。
こんなに喋らない映画、観たこと
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上京ものがたり(2012年製作の映画)

1.8

池松くん目当てです。←きっぱり
観るつもりはなかったんだけど、これに出てくる池松くんの役がいいと評判をきいたので観ておこうと。

確かに。西島秀俊のダメ男時代を彷彿とさせるダメ男ぶり(笑)
まぁでもだ
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降霊 KOUREI(1999年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

未観かと思ったけど観たことあった(笑)

黒沢映画はあの不穏さ、理不尽さが魅力のひとつなので、他のホラーではじっくりと観ないような場面をあえてじっくり観る。
それが気持ちいい黒沢映画の見方。

要所要
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竜馬暗殺(1974年製作の映画)

3.8

まず釘付けだったのは冒頭のプリケツ!軽く衝撃だった(笑)

前情報をなにも持たず観たけど、出演者も豪華で展開や演出もただの時代劇じゃなくて意外だった。
白塗りの3人が異様で不思議だったな。
そしてバカ
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あらかじめ失われた恋人たちよ(1971年製作の映画)

3.0

楽しんだ!
この時代の訳のわからない映画は嫌いじゃない。
わからなくて面白い。
でも全然無意味じゃないことはわかる。

やー桃井かおりさんのおっぱいが素晴らしいことは知ってたんだけど、
石橋蓮司さんが
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しわ(2011年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

重いね。老いることを無理に肯定することもなく、否定することもなく。ミゲルの言う通り、ここに生きる術である二つが描かれてる。自分をだまし続けることと現実をみつめること。感じたのは罪悪感と敗北感。老いると>>続きを読む

るろうに剣心 京都大火編(2014年製作の映画)

3.5

観ててすかっとする映画は無条件に面白い。
もうそれだけで十分(笑)

宗次郎、よかったなー。

音とか早さとか勢いとか。
映画館で観た方がいいタイプ。

ただなー。足手まといになるって分かりきってるの
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こっぱみじん(2013年製作の映画)

2.0

期待…しすぎちゃったかな。
台詞も展開もどこかで観たことあるものばかり。
んーなんか響かなかったな。
私の観たかったこっぱみじんじゃなかった。
中村くんはよかった。得たいのしれなさと秘めた子供っぽさ。
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リュウグウノツカイ(2013年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

物足りない。
やりっぱなし感が否めない。

年頃の無邪気さとそこに潜む狂気は嫌いじゃなかったし、女の世界はわりとうまく描かれてたとも思うけど。
結局、それで?っていうのが救われずに残ってしまった。
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ドライブイン蒲生(2014年製作の映画)

4.7

好きなやつだった、これ。

すごく、不思議なくらい、役者全員の魅力が引き出されてて、観る側は何でもないストーリーでも引き込まれずにいられない。
そう、ストーリーはほんとに何でもないはずなんだ。
でもあ
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イーダ(2013年製作の映画)

4.0

とても緻密な映画だ。こういう映画を観るのは久しぶりかもしれない。
音、台詞、展開、画。意味のないものがひとつもないようだ。
前半は規律正しく生きてきたイーダそのもののように、淡々と静かに、でも確かに。
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2つ目の窓(2014年製作の映画)

5.0

荒々しくも、真っ当な命があふれてる。
恐ろしくて、美しい。

貫くように前進しようとする少女と、迷いのなかで佇む少年の対象が面白かった。
同じ強い瞳でも、こんなに違う。

圧巻は松田みゆきさんの死に様
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