がぶりえるさんの映画レビュー・感想・評価

がぶりえる

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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-01 口裂け女捕獲作戦(2012年製作の映画)

3.6

良い。いいねぇこのB級オカルト感。
真正面から口裂け女にぶつかっていこうとする、うだつの上がらないディレクター工藤の気性の粗さと、それに仕方なく付いていってる市川のバランスが面白い。

サウスパーク/無修正映画版(1999年製作の映画)

4.9

なんだよ、このクソe..(ビリビリビリッ!!!)

最高の映画だよ。

ビー・デビル(2010年製作の映画)

4.0

韓国映画といえば復讐映画
復讐映画といえば韓国映画

エグい。韓国映画の中でも屈指のレベルで胸糞の悪い作品。強姦、DV、猥褻行為。無人島という世の中から切り離された閉鎖空間で、島民全員がそれらを許容す
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博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

3.8

揃いも揃ってロクデナシばかり
 
キューブリックの皮肉は猛毒で高尚。世の中を牛耳る政治家や軍隊や科学者を真正面から皮肉って、これでもかって程コケにする。ウンザリするほどバカバカしくて、笑ってしまうほど
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東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

3.8

今敏巧いなあ...。コメディのセンスもあるのか。

鑑賞済みの「千年女優」「パプリカ」「パーフェクトブルー」はどれも大好きな作品。「パーフェクトブルー」は映像表現の過激さと、容赦のないサスペンス展開が
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突撃(1957年製作の映画)

4.4

バカバカしい戦争はやめろ
これは戦争という名の茶番

キューブリック本気の皮肉。スペクタクルさも、感動的な人間ドラマもなく、ただただ戦争という空っぽで無意味な命の奪い合いを痛烈に皮肉る。この映画の面白
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ニュー・ミュータント(2020年製作の映画)

2.8

公開当時、巷ではMARVEL史上最低だのやれなんやとこき下ろされてたから、いつかは見たいと思ってた作品。とは言ってもMARVEL映画でしょ?しかもアニャ出てるんでしょ?それなりに面白いんじゃないの?>>続きを読む

オアシス:スーパーソニック(2016年製作の映画)

4.4

我が青春、OASIS。

16歳の頃からの僕のヒーロー、リアム&ノエルギャラガー兄弟。何度彼らの曲に救われたことか...。自ら「世界一のロックスター」を名乗り、瞬く間に伝説的ロックバンドへとのし上がっ
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ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション(2015年製作の映画)

4.3

トム様、空へ。

贅沢な映画。普通のアクション映画の目玉アクションシーンみたいなののオンパレード。今回のトムは空を飛ぶ。しかも開始5分で。こんなに頭のおかしい(褒)贅沢な映画が他にありますか?映画のロ
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ウィッカーマン(1973年製作の映画)

3.4

異文化というストレスと暴力

言葉選ばずに言うと「キモい映画」だった。僕らの「普通」とか「常識」が一切通じない世界。オープンすぎる性教育、裸で踊り狂う女性、男根のオブジェの周りで合唱する子供達、そして
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青春残酷物語(1960年製作の映画)

4.0

まるでゴダールの様。作品の疾走感と色鮮やかな画がヌーヴェルヴァーグ期のゴダール作品を彷彿とさせる。

学生運動の盛んだった60年代東京。社会を変えてやるんだって気持ちで猛り立った若者で溢れかえった街に
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うまれる(2021年製作の映画)

3.3

閲覧注意。真に受けては行けない作品。

娘をいじめで亡くした母親が娘をいじめていた子供とその母親に復讐する話。

とても恐ろしい作品だった。それは、いじめの恐ろしさとかいじめを隠そうとする周囲の人間に
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.5

未知のAI攻撃に苦戦する脳筋トム様大暴れ

なんてったって、本作公開の1年前、「トップガンマーヴェリック」で再び映画への情熱と狂気を世界へ知らしめたトム・クルーズ。60を迎えてもなお猛ダッシュし、戦闘
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犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

3.9

マ・ドンソク映画ハズレがないな〜
「犯罪都市」シリーズはちょうどよく面白いエンタメ映画。この感じずっと続けてほしい。ずっと見るから。

なんかもうマ・ドンソクデカすぎじゃない?意味わからんくらい肩幅デ
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最後まで行く(2014年製作の映画)

4.8

ヤバイ男vsマズイ男。

面白いぃぃぃぃ!!!!脚本も編集も演出も素晴らしい。そりゃ皆リメイクしたなるわな。容赦無い過激描写とスリリングなストーリー展開の畳み掛けがお見事。本当に人を殺しちゃった時、追
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ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

3.9

「またマルチバースネタか...」と思いながら見はじめたので、今までにない展開を期待していたが、結果的に良くも悪くも普通のマルチバース映画だった。

「スパイダーマンNWH」「スパイダーマンアクロス・ザ
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十三人の刺客(2010年製作の映画)

3.5

面白い。面白いけど、これを見て「黒澤ってやっぱり別格なんだなあ」と思った。

過激描写で観客の怒りを最大限まで引き出す前半から、それを思いっきり発散するかの如く血みどろの戦を繰り広げる後半。ケレン味溢
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オズの魔法使(1939年製作の映画)

3.7

夢いーーーっっっっっっぱい!!!!!
(ドロシーと同じ、早く家に帰りたいと思いながら、満員電車の中でこのレビュー書いてます...)

あのこと(2021年製作の映画)

5.0

またとんでもないの見てしまった。息の詰まる様な緊迫感と凄まじい焦燥感に駆られる容赦なきリアリティ。鑑賞に凄まじい気力と体力を要する超閲覧注意の問題作。

物語の舞台となるのは、人工妊娠中絶が違法だった
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恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

4.6

渋うぅぅぅ!!!!! 
汗だくオイルまみれのムッさい男達が、嵐の中を血眼になってトラックで走り抜ける画は極上天下一品。この留まるところを知らない殺伐さと命を削って撮ったであろう危険過ぎる衝撃映像のパン
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ムービー43(2013年製作の映画)

1.5

全ての駄作を傑作へと押し上げた真の駄作。
ハリウッド本気の悪ノリ。マジ終わってる。

ライフ(2017年製作の映画)

3.5

火星で拾ったタコさん大暴れ 

S A I A K U 映画

久しぶりにこんな嫌がらせ映画見たぜ!!!観客を不快にしたいだけ!!胸糞悪くしたいだけ!!だけど、そういうの嫌いじゃない!!こういう映画は
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.1

アカデミー賞7冠に輝いた傑作であると同時に、21万人を殺した殺戮兵器の生みの親、「原爆の父」ことロバートオッペンハイマーの栄光と没落を描いた問題作。

まず何より、ハリウッドの最前線を走るクリストファ
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ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

3.7

カラフルなマトリックス 
  
なんか色々あった作品らしいけど面白かった。世界観が気味悪くてイイ。男性にとってのユートピアが女性にとっては単なる監獄でしかないという社会風刺を込めた設定の面白さ。「女性
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別れる決心(2022年製作の映画)

4.2

パク・チャヌクってどんな人なんだろう...って彼の作品をみていつも思う。
「オールド・ボーイ」と「お嬢さん」は韓国映画の中でもトップクラスに好きで、他のパク・チャヌク作品も大好き。今や、華やかに彩られ
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ゾンビランド(2009年製作の映画)

4.0

何回見ても面白い。アメリカ流ブラックジョーク全開で、ずっと楽しくて、ずっと最高な作品。あっけなく殺されるビル・マーレーで腹ちぎれるほど笑った。

恐怖分子(1986年製作の映画)

5.0

優しさ、懐かしさ、温かさ、冷たさ、残酷さ、ゾッとする恐ろしさ、不気味さ、不穏さ...エドワードヤンの作品には全てが詰まっている。ひとつの作品の中でこれだけ多様な感情が生まれる作品も珍しいし、その不思議>>続きを読む

レッド・エージェント 愛の亡命/愛の亡命(2016年製作の映画)

3.7

喋る宝石ことレベッカファーガソンが1人2役という、1本で2度おいしい俺得映画。何度も字幕を読み忘れてしまう程、レベッカファーガソンの美しさに惹き込まれた。彼女の妖艶さとミステリアスな魅力を最大限発揮で>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.9

巨大な映画。画面に映るいろんなものが壮大で、ダイナミックで、エレガントで、破格のスケールに満ちている。やはりこのシリーズは映画館で見なければ、作品の持つ最大ポテンシャルを体感できない。素晴らしい映像と>>続きを読む

ゾンビランド:ダブルタップ(2019年製作の映画)

3.7

こういう振り切って馬鹿をやる映画好き。大おふざけで超ブラックコメディ。会話シーンから戦闘シーンまで全部がギャグと悪ノリにまみれていて、本当にけしからん映画で最高。ゾンビをどう美味しく調理するかを楽しん>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.2

去年、この映画の予告編が出た時に「山崎貴」の三文字を見て「あー、見ません見ません」と思ってそっと予告を閉じた自分をぶん殴りたい。面白かった。うん、ホントに。というか、これはだいぶ良かったのでは!?監督>>続きを読む

デルス・ウザーラ(1975年製作の映画)

3.8

黒澤明の後期作品にある無常感は唯一無二だということを再確認した。鑑賞後に尾を引く喪失感と虚無感に囚われる。日本映画転落期に差し掛かり、思うように映画製作ができず、一時は自殺未遂を起こすまでにどん底に落>>続きを読む

メッセージ(2016年製作の映画)

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こんなことははじめてなのだが、実を言うと30分以上レビューが全く書けなかった。決してつまらなかったとか、退屈だったわけではなくて、むしろ見ていてとても面白かったのだが、それが何一つ言語化できなかったし>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.4

ノーランにしてもヴィルヌーブにしても、最近の大衆向けハリウッド映画の価値観は、「面白い=映像が凄い」なのだろうか、、、。本作の映像は確かに凄い。たぶん世界トップクラスなんだろうし、圧倒されるシーンはた>>続きを読む

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