ぬまざきさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ぬまざき

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ノイズ(2022年製作の映画)

3.4

もっと緊張感のある作品かと思いきや、そうでもなかった。サスペンスというよりドタバタクライムコメディという感じ。頑張っている人が空回りしたりしているのを楽しく見るような……へんな後味だった。
もともと島
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バッドガイズ(2022年製作の映画)

4.2

ヴィランに採用されやすい姿かたちのキャラクターたちを主人公に「バッドガイズ」とすることで、やりたいテーマをめちゃくちゃ丁寧につめこんだ作品だった。
メインキャラのみが動物ということである意味「それ以外
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スワンソング(2021年製作の映画)

3.7

とてもいい作品だと思ったがもにゃもにゃするところがない訳ではない
(とにかくはた迷惑な人だな、という印象を持ってしまった時点でダメなんだろうけれども)
(ゲイの役はゲイにスポットライト当てられてもよく
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アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

4.7

ストップメイキングセンスのトーキング・ヘッズ(デヴィッド・バーン)ぐらいしか歌う姿を見たことがなかったので、この作品でド直球に政治と生きること、わたしと誰かが密接している社会で生きていることを伝える姿>>続きを読む

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

4.7

今年の邦画ではベスト級では~~!? と思ったぐらいにずっと泣いていた。さかなのこの脚本家の人のあれそれがなかったらいい勝負を繰り広げていた(個人の感想です)

死んだはずのマリコが父親に叫ぶシーン、原
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私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

4.4

ほんとによかったー! 最初の展開があまりにも怖すぎて見るのがとてもとても辛かった……けど、幸せなエンディングだった。

わたしはリメンバーミーもミラベルと魔法だらけの家も「やはり家族を大切にしなきゃい
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.8

かなり好きだったけど、やっぱり恋愛のはじまりも終わり方もよく分からないなあという気持ち。(これはわたしの感覚のせいだと思う)

お互いの価値観を信じあって付き合ったふたりが、社会人になってその価値観が
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渇きと偽り(2020年製作の映画)

3.6

ポスターの「相棒」感あふれる二人組は中盤までひとりだったし、そんなに相棒感はなかったのでぶっちゃけポスターのミスリードがにくい。

ストーリーは手堅いサスペンスものだった。現在に起きた事件はまったく分
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ゴヤの名画と優しい泥棒(2020年製作の映画)

4.0

1960年代に実際にあったお話の映画化ということで、事件について調べてみたらほぼ映画そのまんまだったので笑ってしまった。ここまで現実に寄り添う映画もめずらしい。

BBCを見るためには許可証が必要だっ
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ブラックボックス:音声分析捜査(2021年製作の映画)

3.8

聴覚でいろんな情報を読み取って推理して真実を解き明かせ! みたいな音声分析をテーマにしたコナンくんみたいな推理もの始まったのかと思って一瞬焦った。推測のノリがほぼコナン。

主人公とその妻の描き方があ
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その手に触れるまで(2019年製作の映画)

4.8

傑作だった。これ映画館で観たかったなあと思うけど田舎なのでやってたかも分からない。やってなかったかも。

そもそも自分が宗教感覚がとてもとても薄いので「過激派思想」と呼ぶことになんだか薄ら寒い感じがあ
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最強殺し屋伝説国岡 完全版(2021年製作の映画)

3.2

フェイクドキュメンタリーのアクション映画。

ちゃんと主人公の国岡たちが「撮られている」ことを意識したうえでの演技をしているメタ的な面白さもあり、映画としての面白さもありよくできた作品だとおもった。
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ベルファスト(2021年製作の映画)

4.3

紛争そのものを恥ずかしながら知らなくて、いそいでネットで知識を仕入れただけでみたんだけど 子ども目線で、わたしが知り得た残虐な行為はうつらず、ただただ子どもが周りの人間に愛されている映画だった。

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スーパー30 アーナンド先生の教室(2019年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ良くて泣きました。貧困層を見下す人間に対して歌と踊りで和解を得るシーンがあるのですが インド映画の素敵な音楽と同時に体でみられる表現が色んな人に伝わるのだということがあって泣いてしまった。>>続きを読む

ウェディング・ハイ(2022年製作の映画)

3.0

女性のお仕事ムービーだった。本気でこの人の為に、とやる姿はかっこいいけれどあまりにも自己犠牲がすぎると社畜の道を進んでしまうので気をつけてね……! と別の意味でハラハラした。

序盤の式の準備編はだる
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マーシー・ブラック(2019年製作の映画)

2.8

好みではなかったし、特に怖さを感じなかったけれど「そういうオチに持っていくんだ!?」の意外性はあった。
(だけどその意外性だけで人にオススメできるかと言われたらないな……。)

母親が過去にやらかした
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劇場版ラジエーションハウス(2022年製作の映画)

3.0

ドラマファンに向けた2時間スペシャルもの感がある。ご都合主義かつファンタジーみがある医療ものだったけれどむしろそれが面白いのかな! という気持ちになる。

前半部分(一本目のストーリー)がそれなりにう
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ヘルドッグス(2022年製作の映画)

2.5

好みではなかった。あとセリフが半分くらい聞き取れなかった。みんな、どうやって「セリフのテンポがいい」になってたの……????

ブロマンス的なエモーショナルシーンをやりたいんだろうな……はあれど、好み
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.5

認知症と映画の話をしていて、レビューを書いていなかったなと。

もともと劇作品であることは知っていて、役者たちの演技に大きく頼らなければならない作品なのは分かっていたけれどアンソニー・ホプキンスによる
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沈黙のパレード(2022年製作の映画)

3.9

人間関係に重きが置かれており、湯川、内海、草薙の三人がそれぞれ大切に想い合う関係性がすごくよかった。
ミステリーものはいつも犯人を考えながら見ているタイプなので「そういう感じか~!」とスッキリして見て
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KAPPEI カッペイ(2022年製作の映画)

3.6

なんと言えばいいのか分からないけれど、ちょこちょこ挟むホモソノリのネタが好きになれなかったなーはある。
でもそれ以外はわりと楽しめた。

終末の戦士をやめたあと尾崎豊にハマってしまうの、すごく説得力が
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Miss.リベンジ(2021年製作の映画)

2.6

そんなにストーリーは面白いとは思わなったけれど 善意の男がめちゃくちゃ「善良」だったのでとても良かったです。(いろんな意味を込めての善良さ)

主人公が戦う理由はすべて家族のためなんだけどーーという復
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.4

面白いという評判のみを頼りにみにいった。ほんとに怖くて頭の中に焼き付けられた、という意味で傑作。もう1回見よう! とはならない。(怖いので)

ショッキングな映像が何回かあるのだけれど、そこに表れる「
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トジコメ(2022年製作の映画)

3.8

トジコメ 邦題はどうかと思うけど(でもまあアルバトロスだしな……)中身はかなりまじめに作られた映画だった。

密室シチュエーションスリラーという枠はそんなに好きじゃないんだけど 外にいる子どもと小児性
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さかなのこ(2022年製作の映画)

3.7

とても好きだった。演者の性別がキャラクターの性別とちがう、ということでこんな演出ができるのか……と驚くばかり。
↑の方法があったからこそ、一部の表現がとても優しいクィア描写にみえて(狙ったわけじゃない
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アンビュランス(2022年製作の映画)

3.0

色々言いたいことはあるけれども、人を救う! とハッキリ目的を持った救命士がかっこよかった。

最初の「金がない」「銀行強盗をしよう!」になるあのハイスピード感についていけなかったのでこのままカーレース
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ガンパウダー・ミルクシェイク(2021年製作の映画)

2.9

女殺し屋が母親の女殺し屋と共に少女をまもる……!?期待してみたけれどそんなにハマらなかったな……という気持ち。

テーマの中にフェミニズムはあるのだろうし女たちの描き方は好きだったけれど敵対する男たち
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君が落とした青空(2022年製作の映画)

3.5

原作はまったく知らない人間かつキャストについてもよく知らない人間のコメントでお送りします。

タイムループ×恋愛ものというのでバタフライ・エフェクトみたいにはなるなよ……! と若干身まがえていたのです
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バイオレンスアクション(2022年製作の映画)

2.4

原作のおじさんは好きだけど恋愛要素で持ち込んでほしいわけじゃなかったタイプです………。

アクションがなんだかカラオケの映像みたいなそんなノリがあり、嫌いではないけれど自分の好きなテイストではないなと
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

4.2

原作未読勢。(映画観たあと買うはした)

前半はなんだこの歩く災厄トラブルメーカーは……と思ってたんですが後半は真田広之無双しててよかったです。
先に嫌だったな~のところをあげると
・ロシア人の敵って
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ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

3.4

スタンピードと対照的なストーリーになったのでその驚きがひとつ。オマツリ男爵と秘密の島をあげてる人もいたけれど、わりとGOLDの方が方向性には近い……気がする!
(これはストーリーに含まれているいろんな
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レイジング・ファイア(2021年製作の映画)

3.2

お約束の展開ばかりだったので見ながら「はい、ここでこう!」という合いの手をうちながらの鑑賞。たのしい。

王道といえばそこで終わるが、アクションシーンはかなり力が入っていて面白かった。ラストのアクショ
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ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

3.8

見終えたあと「あれは一体なんだったのか……」と思うシーンがないわけではないが(愛がメインだが、恋愛至上主義というわけでもないのでその点はやさしかった)じんわりとくるものがあった

死んだ人間のことを忘
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キャメラを止めるな!(2022年製作の映画)

3.5

ストーリーの軸は本家に忠実だけれど、日本でヒットしたものをフランスでリメイクするというメタ的なお話が絡み「意図せず本家と似たような感じになっている……」となるのがおもしろかった
本家を知っていても面白
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呪詛(2022年製作の映画)

3.4

犬は無事映画。犬はやはり無事でないとね……。

実話ベースということだけれど、その元となった実話はそこまで映画ストーリーに近しい話ではなかったのでホッとした

まあそういうオチになるんだろうな、という
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