ナイショのうさまるさんの映画レビュー・感想・評価

ナイショのうさまる

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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.2

作品としての完成度はさすがノーラン。
登場人物の多さが難点ではあるが、比較的分かりやすい構成になっていたと思う。

様々な意見が溢れているが、ひとつの映画をきっかけにいろいろな人が論じ合うのも良いこと
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ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

3.5

多少のノイズはあるけれど、昨今の邦画サスペンスの中では秀逸。
最後まで引き込まれた。

しかしエンドロールに流れる歌が全てを台無しにする破壊力。
作品はエンドロールが終わるまでだと思うので、それがかな
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コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

3.8

試写会にて。

今なお続くアフガニスタン問題とアフガン人通訳に関するドキュメンタリーから着想を得たというガイ・リッチー監督。

救出劇そのものより、通訳がどれだけ危険であったか、そしてどれだけアメリカ
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.0

光石研と斉藤陽一郎の並びに感動してしまった。
なんという神キャスティングなんだろう。。


作品と観客との距離感が、まさに生きづらさを抱える人とその周りの人との距離感。

近づきすぎない。
全てを知る
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.8

ヨルゴス・ランティモスやりやがったな。笑
早くも今年ベスト級。
フェミニズム映画もここまできたか、と思いながら見ていたが、それ以上。
フェミニズムなどというものも超えてきた。

性描写が多いけれどまっ
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.0

実に巧みに構築された脚本。
素晴らしい。

何が真実か?
なぜそれが真実だと思ったのか?
自分の潜在意識を炙り出される。

不確かなものを確かだと証明しなくてはならない裁判と、人間に確かなものなどある
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梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

4.2

これはめちゃくちゃ面白かった!

史実とフィクションの見事な融合。
一瞬たりとも気が抜けない緊張感。
光と闇の対比する映像もよく効いている。
リュ・ジュンヨルとユ・ヘジンの実力派俳優の演技も素晴らしい
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緑の夜(2023年製作の映画)

2.8

雰囲気はとても良い。
抑圧からの解放、という訴えかけてくるものも良い。
しかし終始雑な展開でとらえどころのない作品で終わってしまっているのが残念。

ファン・ビンビン復帰作ということで、彼女のイメージ
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⾼野⾖腐店の春(2023年製作の映画)

4.0

ありきたりな設定、展開であるにもかかわらず、広島尾道の風景と共に全てを気持ちよく受け入れられた。

当て書きされてたのであろう、藤竜也の魅力がたっぷりと楽しめる。
昔気質の頑固者。余計なことは口にして
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.5

感動した!
と、言うよりも、この先生きていく中で、
「ああ、こういうことなのか…」という気づきに導かせてくれるような作品。

日々丁寧に生きること。
心の豊かさ。
感性を研ぎ澄ませることの大切さ。
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カサンドラ・クロス(1976年製作の映画)

3.7

半世紀近く前の作品であることを考慮すると、かなりな力作。
未知のウイルスの感染者が列車に乗り込むという設定はなかなか斬新だったんじゃないのかな。
司令本部に3人だけ、ってところがチープ過ぎて惜しい。
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窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

4.0

これは予告編の作り方が勿体なくないか?
単なる黒柳徹子の幼少期の話だと思う人がいるんじゃないか?
なのでクチコミで広がることを期待する。

まれに見る傑作だった。
子供が見てもわかりやすいだろうし、大
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ミツバチと私(2023年製作の映画)

3.9

性自認に揺らぐ8歳の子ども。

男か女か。
どちらかに分けることが「普通」である社会。
それは実は「普通」ではない、と投げかける作品だった。

子供が生まれたと聞けば、男の子?女の子?と聞き、
男の子
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市子(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

評価が高かったので鑑賞。

杉咲花という女優のキャラクターで引き込まれた部分が多い。

無戸籍になってしまった過程、母親と継父の関係性がもっとわかりやすく描けていたら、と思う。

市子という女性にただ
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コンクリート・ユートピア(2021年製作の映画)

3.5

極限状態で1番怖いのは人間。
韓国映画はこういうのが上手いよね。
自分の家は守りたいし、誰にも入って欲しくないって気持ちがわからないでもない、というか、自分も守りたくなっちゃうのかな…と思った。
ただ
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.2

ガッツリミュージカル、お子様向けファンタジー。
前作とはかけ離れた世界観で個人的にはもう1つだったけど、ティモシー・シャラメが楽しそうだったから良し。

VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

4.2

スゴい映画だった。

老いをここまで恐ろしく描いているとは。

死ぬことはもはや怖くない。
老いて生き長らえることが怖い。

若く輝ける日々があっても、人は誰でも歳をとる。
どんな終末を迎えるのか?
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枯れ葉(2023年製作の映画)

5.0

文句のつけどころなし。


カティ・オウティネンが出演していないことだけが唯一残念、と思ったけれど、アルマ・ポウスティも素晴らしかった。

この唯一無二の世界観にまた会えたことに感謝します。

理想郷(2022年製作の映画)

3.5

期待が高すぎたかも。
少し長く感じてしまった。

登場人物誰にも共感出来ず、非常にストレスが溜まる作品。

とどのつまり、意地の張り合いにしか見えなかった。
全く別の次元で生きてる者同士、理解し合える
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ほかげ(2023年製作の映画)

3.8

塚本晋也作品にしては珍しく、直接的な描写はないが、戦争が引きずる狂気を強く感じられた。

戦争が終わったからといって、急に世の中が明るくなるわけではない。
家族も家も仕事も失って、命だけが助かって、そ
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ソナチネ(1993年製作の映画)

4.5

味わったことのない圧倒的な映像。
人生ベスト級に好き。

暗い海に映る赤いフック。
あの数秒のシーンだけで衝撃だった。

ユーモアの中にも込められている死生観。
あの紙相撲にすら、それを感じる。

3
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(2023年製作の映画)

3.9

壮大な時代劇コント。

映画監督・北野武を期待してる人にとっては残念だったかもしれないが、芸人ビートたけしを好きな人にはたまらなく面白い。

戦国時代なんてアホでふざけたものでしかない。
大将の首を取
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氷の花火 山口小夜子(2015年製作の映画)

4.0

ずっと見たかった作品。
再上映されてホントに嬉しい。

遺品から紐解かれる山口小夜子さんの生き様。
世界のトップに立つということは、やはり大変なことだ。

世の中には服が好き、オシャレだと言う人はたく
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毒戦 BELIEVER 2(2023年製作の映画)

2.0

リュ・ジョンヨルが出演出来なかったことにかなりなマイナス。

なぜ続編を作ったのか疑うレベル。


豪華な隠れキャストのあのお2人に1点ずつ。

前作に泥を塗ってる。

デシベル(2022年製作の映画)

3.5

あとひと息惜しい作品。
とにかく韓国映画はクオリティが高いので、どうしてもハードルが上がる。
普通に楽しめるんだけど、韓国映画だからもうひとつと思ってしまうなぁ。
「デシベル」というタイトルだけど、そ
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シチリア・サマー(2022年製作の映画)

4.0

「君の名前で僕を呼んで」のようなイメージを持って見たが、とても心が痛むシーンが多くて、ちょっと違った。

ゲイが酷い差別を受けていたシチリアの田舎町。
少年2人の純粋な愛が差別と無理解の中で壊されてい
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正欲(2023年製作の映画)

4.0

原作を先に読んでいたので物足りなさはある。
しかし伝えるべきものは充分伝わっていた気がする。

多様性だ、マイノリティだと、言葉だけがひとり歩き。
結局はマジョリティにとって都合のいい、想像し得ること
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ゴジラ(1954年製作の映画)

4.5

せっかくだから初代を見ようと思って視聴。

これはもう格が違う。
シン・ゴジラもマイナスワンも足下にも及ばないし、比べるものではない。

人間ドラマの重みがスゴい。
ゴジラは単なる怪獣ではなく、人々に
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.1

国、政府の存在など、全部排除して、1人の男の終わらない戦争、死に場所、生きる意味、に焦点を絞って描かれていたことで、わかりやすく感情移入もしやすく、見やすかった。

過度な演技も説明的なセリフの多さも
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ニュー・オリンポスで(2023年製作の映画)

3.9

少しビターな大人のためのBLという感じだが、とても良かった。
主演2人がイケメンすぎる。

ずっと愛し続けてるたったひとりの人。
エネオを見つめるピエトロに、
「そういう目で見られたかった」という妻の
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イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

4.0

マッコールさん無双‼️

やっと見つけた安息の地。
丁寧に描かれる人々との交流。
ホッコリしたかと思ったら突如現れるホラーのようなマッコールさん。
容赦なくご成敗。

アクションは少なめでもバイオレン
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.0

まったく長さを感じなかった。
白人による先住民からの搾取。
それは国ぐるみだったことが背景にあり、殺人事件も起こるべくして起こったことだと感じた。

スコセッシ劇場、デニーロ劇場、ディカプリオ劇場、と
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眠りの地(2023年製作の映画)

3.8

軽快に、そして安心してみていられる法廷映画。
ジェイミー・フォックスとトミー・リー・ジョーンズがさすがベテランの貫禄。

契約訴訟が本題だけど、そこに何につけてもアメリカ社会とは切り離せない人種問題が
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(2023年製作の映画)

3.7

あの凶悪事件を映像化する覚悟を感じられた。

しかし長々と描かれているのは夫婦の問題で、それが必要だったのかな?と疑問にも思う。

実際の障がい者の方も映されるが、ほんの僅か。
全員が意思疎通出来なか
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ゆとりですがなにか インターナショナル(2023年製作の映画)

4.0

クドカンのクレバーさが詰まってる。
こんな軽々しい日本のコメディで、これだけ考えなくちゃいけない社会問題をバランスよく見事に詰め込んでる手腕に脱帽。
しかも軽々しいのは見せかけだけで、ちゃんと解決策着
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