ひでGさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

ラストレター(2020年製作の映画)

3.5

「Love Letter」から28年、
岩井俊二監督代表作の続編的な映画。

続編と言っても、お話は全く違う。

ただ、手紙をモチーフというところ、
その手紙が届かないはずの手紙だったこと

その手
>>続きを読む

裸の島(1960年製作の映画)

4.0

偶然、キアロスタミの「そして人生はつづく」に続いてしまった。そう、偶然です。

1960年新藤兼人監督作品、
ご存知の方も多いでしょうが、この映画、
セリフが全くない。

お話も極限までミニマムに絞っ
>>続きを読む

そして人生はつづく(1992年製作の映画)

4.0

変な言い方だけど、

このラスト、上手すぎて、思わず笑っちゃった😃

いやあ〰上手い!本当に上手い映画だ!

あっ、そうそう、アマプラで珠玉の名作を探せ④です!

名作です!
何度も言うけど、上手いな
>>続きを読む

百花(2022年製作の映画)

4.1

埼玉に帰って来て、映画館がぐーんと近くなり、長野時代の数十倍も映画館に通っているけど、個人的な事情で毎週のようには行けない。
どうしても、何にしようか数本の中から選びに選んで、空き時間や場所も考慮して
>>続きを読む

反撥(1964年製作の映画)

3.7

発掘名作シリーズには、惜しくも入れなかったな。

巨匠ロマン・ポランスキーの1965年の作品。まだ長編デビューしてそれほど経っていない初期。ポーランドを離れて撮っている。
(Filmarksさんの資料
>>続きを読む

藍色夏恋(2002年製作の映画)

4.0

Amazon primeから珠玉の名作を見つけ出せシリーズ③

何と瑞々しい映画なんだろう。

街を自転車で走り抜ける2人

夜中のプールで泳ぐ男の子

ノートいっぱい人書かれた好きな男子の名前

>>続きを読む

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.3

Amazonから珠玉の名作を探し出せ!シリーズ②

2020年公開、なので、僕が長野に住んでいた年に日本に来た映画(制作は前年)

タイトルを聞いただけで、観たくて、何か凄い映画なんだろうって予感がし
>>続きを読む

桜桃の味(1997年製作の映画)

4.0

Amazonから珠玉の名作を探し出せシリーズ①

形式は独特だが、テーマはとても普遍的で万国、今昔共通だと思う。

アッバス・キアロスタミ監督の代表作の一つだが、初見でした。

98分の中のほとんどが
>>続きを読む

ココ・シャネル(2008年製作の映画)

3.2

ファッションにはとんと疎くて、、
だから、いわゆるブランドと呼ばれるものへのこだわりや知識も全くない。
自宅にあったDVD整理の為の鑑賞。
🙏なさい

今のシャネルが回想するかたちでと若きシャネルの半
>>続きを読む

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.0

観ました! 
観た!ってことがイベント的なコーフンを伴うのは、「トップガン・マーヴェリック」以来かな。
皆さん方のレビューや関連YouTubeも一切見ずに、まっさらにして鑑賞しました。

僕は前2作の
>>続きを読む

恍惚の人(1973年製作の映画)

3.8

有吉佐和子さんの原作がベストセラーになったのが1972年
父や母も40代で、まだ他人事だった老人性痴呆・認知症の問題

と言うか、認知症やアルツハイマーという言葉もない時代。

言葉さえもないのだから
>>続きを読む

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.7

面白い!と言い切りたい気分とそーでもないなあと冷めちゃう気分が交互にループするような、不思議な映画。

ループもの、同じ日の繰り返し、
今までにも、あったけど、どこか新鮮で
見たような、初めて見るよう
>>続きを読む

蟻の兵隊(2005年製作の映画)

3.8

昨年、長野に居た時、オンライン池谷薫監督のドキュメンタリー塾で「先祖になる」を視聴。監督のお話も聴くことができ、
とても勉強になった。

池谷監督のこのドキュメンタリーもその時観たかったのですが、今回
>>続きを読む

地獄門(1953年製作の映画)

4.0

これも父の秘蔵DVD BOXから視聴。

ラストシーンだけ、ちょこっと覗いた妻が
大写になっている門を見て、
「羅生門?」と訊いてきた。

「羅生門」との比較。

「羅生門」は、ヴェネツィアで、
「地
>>続きを読む

祇園の姉妹(1936年製作の映画)

4.0

昭和11年(1936年)制作、巨匠溝口健二の戦前の名作だが、所々フィルムの破損があり完全版は現存しないそうだ。

加えて調べてみると、溝口健二の戦前作品はフィルムが残っていない物もおおいとのこと、残念
>>続きを読む

サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

4.0

主演の草彅くんが宣伝をしていたラジオ番組を聴いてから、観たいとは思ってたけど、
皆さんの高評価がさらに後押しになり鑑賞しました!

いやあ〰、いい映画だったなあ〰
夏の終わりに、とても爽やかで、清々し
>>続きを読む

三つ数えろ(1946年製作の映画)

3.4

Amazon発掘 古の映画特集!かな😅

名前はかねがね聞いてましたが、多分初めて観ます。

ハワード・ホークス監督作品
レイモンド・チャンドラー原作
ハンフリー・ボガート主演

探偵マーロウものの王
>>続きを読む

灼熱の魂 デジタル・リマスター版(2010年製作の映画)

4.4

衝撃!
壮絶!
驚嘆!
こんな言葉が決してオーバーでない、いやそれでは足りないくらいの凄まじい映画!

予告編を観てから、絶対、映画館で!って思っていました!

観て本当に良かった!多分、これからも
>>続きを読む

心の旅路(1942年製作の映画)

3.8

1942年、つまり戦前の映画!
いや、日米開戦の翌年、

1942年は、日本が東南アジアに侵略を拡大し、その年の後半には撤退していく謂わば太平洋戦争ピークの年で、そのあと、
戦果も国民生活も一気に降り
>>続きを読む

こちらあみ子(2022年製作の映画)

4.1

とてもクオリティの高い、細部に行き渡った秀作だと思いました。

冒頭のガードレールを棒でカラカラ叩く
チョコクッキーのチョコだけ舐める
裸足で授業、椅子から滑り落ち
廊下で側転
繰り返し同じ歌を歌う
>>続きを読む

お遊さま(1951年製作の映画)

4.0

映画のお勉強として鑑賞!

「教養としての映画」伊藤弘了さんの本にこの映画のオープニングシーンが障害されていたので、Amazonで見つけて夏休みの自由研究!😅

溝口健二としては、あまり知られていない
>>続きを読む

異端の鳥(2019年製作の映画)

4.1

1800本目の反省から観たらなるべくすぐに書くようにしたいな😅

昨日、本作がアマプラにあるのに気が付き

「これだけは一気に集中して観なければ!」と、早朝4時から、トイレ休憩を入れて、一気に家族が起
>>続きを読む

オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.9

図書館でDVDを借りて視聴(都会はいいねえ〰😃)

面白かったです!あまり、評価が上がっていないようでしたが、僕は大満足しました!

ポアロがオリエンタト急行に乗り込むまでの豪華さ、ワクワク感、
客車
>>続きを読む

1640日の家族(2021年製作の映画)

4.1

1800本記念。
思えば、「シンゴジラ」を書いてから、1748日目!

いつも、100本メモリアルは、「どんな映画にしようか?」て、楽しく悩んでいる😃

でも、2年間、劇場が遠かった生活から戻ってきた
>>続きを読む

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

4.0

変わった歌だなあ、

えっ、このステージがずっと続くのか、

地味?個性的、、

最初の2、3曲は、正直戸惑った。

心の中では、「何でこれが高評価?」なんて疑惑も広がりかけてきたんだけど、、

3曲
>>続きを読む

運命の饗宴(1942年製作の映画)

4.2

中学生の頃、TBSラジオで毎週月曜(確か)の夜に、淀川長治さんの番組があり、
毎回欠かさず聴いていた。

あれから、半世紀、映画への想いさらに高まっている。
ずっと映画青年でいられていることを嬉しく思
>>続きを読む

KCIA 南山の部長たち(2018年製作の映画)

3.6

韓国現代史と映画の関係(夏休みの自由研究😅)

実際に韓国で起きたことを時代順に並べると、本作・「タクシー運転手」・「1987年〰」と並べられる。

戦後二代目の大統領・パク・チョンヒは、軍事クーデタ
>>続きを読む

人生模様(1952年製作の映画)

3.3

学校図書室の名作コーナーに、O.ヘンリーの短編集が置いてあった記憶がある。
新刊本に比べて、少し古い装丁で、歴史を感じさせる本たちの中でも、
王道感を漂わせるO.ヘンリー短編集。

でも、よくよく思い
>>続きを読む

山河遥かなり(1947年製作の映画)

4.0

「真昼の決闘」「地上より永遠に」の
少し前に撮られたブラッド・ジンネマン作品。
キャリアの晩年にも、「ジュリア」「ジャッカルの日」というキレッキレの映画を撮っていた名匠!

この作品は初めて観たし、内
>>続きを読む

女神の継承(2021年製作の映画)

3.7

暑気払い第二弾!
何も考えず、残らず、
でも、めっちゃ面白い(であろう😅)シリーズ!

実は、「あみ子」を観たかったんだけど、
満員売り切れだったから、こっちにしたんや😅  

僕は、「どんな映画が好
>>続きを読む

グレイマン(2022年製作の映画)

3.7

今日は、何も考えずに、暑さもコロナも
家庭の事情も忘れる映画特集や!

ずっと観たかったアクション映画。

まず、これがNetflix作品?
凄い時代になったね😅

でも、これは自宅で観るより、やっぱ
>>続きを読む

キャラクター(2021年製作の映画)

3.5

残虐なシーンがあるから「攻めてる」というのは違うと思うが、、

いつくかの、それこそキャラクターと
その結末に、
本作の「攻めてる」(特徴的と言い換えもできる)部分を感じました。

全くテイストもレベ
>>続きを読む

とんび(2022年製作の映画)

3.5

映画はニーズから生まれることも多い。

この映画のターゲットの観客が相当数字いると思われ、制作されたんだろう。

映画館には、僕のように1人で観に来ている人、友達、カップル、家族、、

それぞれ世代も
>>続きを読む

ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)

3.5

類似作が多くて、パケもみんな恐竜で🦕見分けがつかん。
先週、地上波でやったのって、これでいいんだよね?😅

「わたしは最悪。」など、観てから、それを咀嚼して、文にまとめるのに、時間がかかってしまった映
>>続きを読む

わたしは最悪。(2021年製作の映画)

4.1

こちらは、「リコリス・ビザ」とどちらか悩んで、こちらをチョイス。(ビザも今度観よー😃)

思っていたのと大分違ったけど、
オーバーな言い方をすれば、映画の観方に
影響を与えるような、凄く刺激的な作品だ
>>続きを読む

キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

3.5

お友達とのランチ会の日にちを1ヶ月間違って💦時間が空いたので、飛び込みで本作鑑賞

そんなにたくさん新作を観に行けないので、行く時は何本かの候補作から吟味(実は昨日の吟味を重ね重ね、凄い作品に出会った
>>続きを読む