ひでGさんの映画レビュー・感想・評価 - 54ページ目

千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

4.0

この超メジャー作品のレビューにチャレンジ!どこまで書けるかな(・_・;

皆さんもそうだと思うけど、この映画を最初に観た時の衝撃度は、他のジブリ作品に比べかなり高くなかったですか?「なんじゃあ〜これっ
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思い出のマーニー(2014年製作の映画)

3.2

初期のレビューを書き直し。
冒頭、主人公が自分の描いた絵を見せたがらない場面。
この女の子のナーバスな年頃な感じがよく表されてるなと思う。
義母をお母さんとは呼べず、さりとて明確に否定もできず、何か悶
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ジャッカルの日(1973年製作の映画)

4.0

久々に観たけど、いやあ面白かった!
学生の時より面白かったなあ。

まるでドキュメンタリのように、淡々と積み上げていく手法。
どちらにも感情移入させないず、あえて音楽効果なども避けた描き方も好きだ。
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ホワット・ライズ・ビニース(2000年製作の映画)

2.4

「スターウォーズ・フォースの覚醒」、ハンソロ登場で、画面が一気に華やかに、明るくなった。
よく同窓会なんかで、そいつが登場しただけで、雰囲気一気に上げてくれるキャラっているよね。ハリソンフォードはまさ
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どついたるねん(1989年製作の映画)

3.8

ボクシングなど格闘技って、華やかな一面寂しい雰囲気がいつも付いてくる。薄暗い観客席とライト。観客の罵声、血に染まり倒れる選手、孤独な準備。
華やかな瞬間はすぐに消え、厳しい現実が横たわる。
それはまる
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アナと雪の女王(2013年製作の映画)

3.7

「ゼログラビティ」を観に言った時に、後からあんなに有名になるとは思わなかった「アナ雪」の予告編を観た。「ありのままの〜〈英語だけど〉」何とフルコース。
一緒に観た妻は「これ観たい!」とイチコロだった。
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冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

3.3

こえーよ!
僕は幽霊とかゾンビとかより生身の人間の方がこえーよ。
普通の生活している人の隠してる「狂気」の方がはるかにこえーよ!
この作品のキャスティング会議で多分「えっ、殺人鬼役にあの『でんでん』?
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探偵はBARにいる(2011年製作の映画)

3.0

映画のスコアつけるのって難しいですよね。ていうか、そもそも映画に点数なんて合わないんでしょうが・・
でも、何かの基準があると、「それより上とか下」って分けられますよね。
そんな時の基準値を僕は「3.0
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転校生(1982年製作の映画)

4.0

大林宣彦監督尾道シリーズ第一弾にて、最高作!

前2作との比較をしながら、この映画の特性を考えていきたい。

「時をかける少女」は、最も切なく、哀しい。
アイドル映画なのに、一番地味で、メリハリにはか
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.4

観てからずっと心の奥に残っている、これからも残っていく作品。

この映画を観た同士で「観た!観た!すごかったよな〜!」と一気に盛り上がるんだけど、その先に言葉が出てこない。あまりにもいろんな要素が詰
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オーケストラの少女(1937年製作の映画)

3.4

昔、子供の頃に観た記憶。
僕の父も映画好きで戦後直後のフランス映画のことなんか酔うとよく話してた。父が子供の頃から映画観せてくれたおかげで、いろんな世界を見聞し、いろんな時代にも行ける。
子供の僕は
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菊次郎の夏(1999年製作の映画)

3.3

初北野作品レビュー。今まで避けていたジャンルの1つ。
これも「書きたくて書きたくて!」ではなく、まだどう書いていいのか迷っている。

というのも、心底好き!とか完璧!とか、逆にキライ!って叫べない、な
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マルサの女(1987年製作の映画)

4.0

時代はまさにバブル期絶頂。
竹やぶから一億円!など金にまつわる話題が多かった時代の空気感がよく出ている作品。
「映画は時代の申し子」だなって感じます。

密輸、強盗によって大金をゲットするなど二次的に
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月の輝く夜に(1987年製作の映画)

4.0

久しぶりに観た。
タノシカッタ!

ラブコメ風の映画って、初見に比べてトーンダウンしてしまうことがよくあるが、【例えば「グッバイガール」みたいな】
でも、この映画の「輝きは」消えてなかったなあ。「月の
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独裁者と小さな孫(2014年製作の映画)

3.6

寓話的なお話だが、骨子がしっかりして観やすい。

ファーストシーン。老人と孫が高層ビルから街の夜景を眺めている。
題名からも彼の服装からも彼が市井の人ではなあことはわかる。
孫は祖父にプレゼントをねだ
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ボーダレス ぼくの船の国境線/ゼロ地帯の子どもたち(2014年製作の映画)

4.1

「壁を作れ!」と自国の利益だけを第一に掲げる大国のリーダーが就任した夜、私はこの映画をチョイスしました。

セリフや説明を極力避けた展開の後半、一瞬だけだが、3国の、少年ともうひとりの子供と赤ん坊、そ
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鉄道員(1956年製作の映画)

4.1

淀川長治さんと僕とオヤジと②

月曜日の夜にTBSラジオで淀川長治さんの番組があった。
淀川さんが、「イタリア映画は家族、家族、家族ですよ。」て仰っていたのを覚えている。よくこの映画のことを例にあげて
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旅情(1955年製作の映画)

3.9

淀川長治さんと、僕とオヤジと①

僕らの世代にとって、淀川長治さんは、映画の面白さ、奥行きなどいろんなことを教えてくださった大先生。
淀川さんは、この映画のキャサリンヘップバーンを大絶賛していたことを
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少女は自転車にのって(2012年製作の映画)

4.1

あまり知られていないけど、かなりの名作だと思います。
まず、あの女の子がいいね〜!
好奇心と反発心を混ぜ合わせ可愛らしく表現して、こんな素人に近い彼女の良さを引き出せるこの監督は相当力あるんだと思いま
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死刑台のエレベーター(1958年製作の映画)

3.4

映画の中には、予備知識がちょっとあった方がいいものもある。僕はこの映画は、そっちかなって思ってる。

25歳の劇映画デビューのルイマル監督。
監督が直結オファーをかけたあのジャスのマイルスディビス。
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薔薇の素顔(1994年製作の映画)

1.5

フィルマークスの各映画賞の「ラズベリー映画賞」の中から、かつて見た映画を発見。

これを見た目的は、ただ一点、
エロシーン目当て。
作り手も、そのこと意識してるのか、不必然なまでに、長めにサービスシー
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すれ違いのダイアリーズ(2014年製作の映画)

4.0

インフル自宅療養生活で、かつての日本社会のどん底「楢山節考」と、
現在のメジャー日本映画のどん底「好きっていいなよ」「信長協奏曲」を見てしまい、どーんと落ち込んでしまい、回復の妨げに??

ということ
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スーパーマン(1978年製作の映画)

3.2

最近は、バットマンと戦ったり、ヒーローも辛い時代になったよね。
ひーローも背負っるもの多くなったし、戦ったて勝ったのに、壊した町どうすんだみたいに言われるなんて、一昔前には考えられなかったよね。

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スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

3.7

僕は楽しく観れた。

クイズ問題と主人公の歩んできた道、
ひいてはインドという国の歩んできた道がリンクしているこの作りに、乗れるか否かで、評価は大きく分かれるんだろうな。
寓話として捉えられれば、ぐい
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信長協奏曲(2015年製作の映画)

1.5



インフル期間、レンタルも映画館も行けない!何でも見てやれ、第2弾!
「好きっていいなよ」もかなりの衝撃だったけど、これはそれの比じゃない。いやあ、これはレビューとか書く、つまり、正面から論じたりい
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好きっていいなよ。(2014年製作の映画)

1.3

インフル自宅療養のため、無料配信で観る。
ついでに言うと、このFilmarks始めたことを次男に伝えた時、「すごいたくさんの映画書いてるんだね。でも、コミック原作の中高生向きの映画も入れてみたら」て言
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楢山節考(1958年製作の映画)

3.4

実はわたし、インフルエンザにかかってしまいました(・_・;
みなさん、アプリではうつりませんので、ご心配なく😄

金曜の夜に、体調がちょい良くなかったので、短めの本作【図書館で借りていた】を観たのがい
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ターミネーター3(2003年製作の映画)

2.0

かなり低評価のレビューになると思うが、ちょっとだけ温かい気持ちを持つと、前2作と本作の監督のキャリアからすると、ガンバった方かもしれない。
まあ、大筋出来ているから、それに乗っかっていけばいいという作
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インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(1984年製作の映画)

3.6

以前、「レイダース」を「1月2日に最適映画!」と書きましたが、「レイダース」からさらに味も濃くなり、見た目も豪華になった「まさにお正月料理の大定番!」

このシリーズで一番インディジョーンズらしい華や
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お嬢さん乾杯!(1949年製作の映画)

4.0

戦争から4年しか経ってない作品なんたまよなあ〜
この映画の佐野周二さんのキャラや動きをどっかで観たなって、思ってたら、ひらめいた!
「インド映画や中国映画だよ。」あの純情さ、素朴さと似てるなって。
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容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

2.4

僕は小説読んで、勝手にキャスティングを考えるのが好きなんだ!

まあ、映画化された場合、ちょい盛ってというか、美男美女にすること、多いよね。

「64」読んだ人は「佐藤浩市じゃないだろう!」て言ってる
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あの頃ペニー・レインと(2000年製作の映画)

2.9

二度目の鑑賞なんだけど、一回目に「いいなあ!」と思ったところが消えていたのはなぜ?
ぼくが老けたせい?😄

ケイトハドソンは可愛いし、魅力的たと思うよ。

バントの回りにいる人たち、音楽ジャーナリスト
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コックと泥棒、その妻と愛人(1989年製作の映画)

3.4

かなり忘れているけど、観たときのインパクトはそーとーなものだった。
とても骨組みががっちりしている。

タイトルだけだと、もっと軽めのコメディみたいだけど、180度正反対の映画だったなあ。

観たあと
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アバウト・シュミット(2002年製作の映画)

3.9

アレクサンダーベイン監督作品。当時は監督を意識せずにレンタル。
ジャックニコルソンの喜劇なんだろうなあっていうぐらいの予備知識しかなかっただけに、観終わったあとの、満足度はかなりたかかったなあ。

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激突!(1971年製作の映画)

4.1

「シンプルイズベスト」の典型例。

まだ20代?そこらだったスピルバーグ青年は、さすが映画をわかってらっしゃる!

ぼくは別の映画のレビューでも何回か同じこと書いたんだけど、「説明しない潔さや見事さ」
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ぼくらの七日間戦争(1988年製作の映画)

3.5

宮沢りえさん、キネマ旬報主演女優賞おめでとう!もう三度目?
押しも押されぬ大女優だね。きっと「湯を〜」も素晴らしい演技なんだろうね。
ぼくは、「紙の月」はあまり買わないんだけど、「父と過ごせば」でも、
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