ひでGさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

カモン カモン(2021年製作の映画)

4.4

「これから君にいくつか質問をする。正しい答えも間違った答えもないよ。」と
いうインタビューの言葉で始まる、
この作品は、とてつもない深い映画だ!と思う。

よくある、日頃子どもと接していなかった大人が
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トッツィー(1982年製作の映画)

3.5

観たけど、書いていない、書けていない映画をもう一度観てみようシリーズ⑫

映画は時代と共に。
1982年作、絶好調時の名優ダスティン・ホフマンが女装し、繰り広げる抱腹絶倒(古い宣伝ワード💦)コメディ作
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.4

話はそれますが、皆さん、映画のスコアの基準って、続けているとブレてきませんか?
まあ、点数を付けること自体が無理あることなのでいいんですけど、僕の場合は、段々甘くなっている気がします。

なので、時々
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ドライビング Miss デイジー(1989年製作の映画)

4.0

観たけど書いてない、書けてなかった映画をもう一度観直そう⑪

1989年アカデミー作品賞。
アカデミー作品賞の傾向の一つとして、
マイノリティを題材にして、万人が「まあ、良い映画だね、」て、ところに落
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ロブスター(2015年製作の映画)

3.7

ヨルゴス・ランティモス
いやあ〰けったいな人やな

この映画にピッタリの宣伝コピー!

「異次元の少子化対策!」😅

最近、投薬をしていて、そのため、時々うつらうつらしてしまうことがあり、1回目は何場
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アラビアのロレンス(1962年製作の映画)

4.3

よか、「よく良い映画こそ映画館で、」と言われるし、もちろんその通りなんだけれど、結構、非映画館作品が僕のベスト映画の中にも多い。

僕の場合は、映画館に行けなかった20年間があるので、その頃公開された
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豚と軍艦(1961年製作の映画)

3.7

もう60年も前の映画なのだね〰

今の日本映画と同じ日本映画の括りにするにはあまりにも違い過ぎる。
ここで描かれる社会の匂いは、今、同じ国とは思い難い。

鬼才今村昌平監督の初期作(監督デビューから3
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92歳のパリジェンヌ(2015年製作の映画)

3.8

埼玉映画ネットワークの上映会で鑑賞。

私もこの上映時の殆どのお客様にとっても、他人事とは思えないお話。
身につまされ過ぎて、両親のこと、そして遠くない自分の明日を思い浮かべながら観た。

92歳のマ
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TAR/ター(2022年製作の映画)

4.0



ついに「TAR」を観た。自分の体調のこともあり、何度か断念したが、朝一の貴重な回がまだあった!

久しぶりに「完敗!」の映画だった。
んんん、難しい、、これもまた2度観ないと分からんやつか〰💦
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ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

3.5

乾いた感覚のファミリーホラー

劇場で観るほどではないですが、お家で
お友達や恋人とワイワイしながら、見ても楽しめるかもしれない。

それほど深みもないし、シンプルなホラー


美しくのどかな郊外のお
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ソフィーの選択(1982年製作の映画)

4.0

観たけど、書いていない、書けていない映画をもう一度しっかり観て、書くぞ!シリーズ⓾

人は封印していた壮絶な過去を誰かに話す時、話した後、どんな表情を、どんな仕草を、どんな声をするのだろう。

多分、
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舞台恐怖症(1950年製作の映画)

3.8

大きなトリックやショッキングな設定や事件はないのですが、何だろ、この面白さは!

ヒッチコックのキャリアからいうと、中盤あたりの1950年作。

110分というサイズ感やシンプルなストーリ展開といい、
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怪物(2023年製作の映画)

4.4

格というか、レベルが一段階違うなって、思えました。

この映画に関しては、極力、事前に情報を入れずに、ただ、監督・是枝裕和さんと脚本・坂元裕二さんに託して、こちら側も身を任せて鑑賞しました。

「万引
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私のちいさなお葬式(2017年製作の映画)

3.7

73歳の元小学校の先生だったエリーナは、
医師から死の宣告、生の期限を告げられます。
ひとり息子は都会に出て、ほとんど会っていないようです。

そんな中で、エリーナは、自ら葬式を出すことを思いつき、淡
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.0

個人的な事情ですが、、
全身の筋肉の強張りがあり、睡眠不足など生活に支障が生じています💦

映画観ると元気を貰えますが、2時間以上座っていられたり、劇場まで行けるだけの体力はまだないと、楽しめませんね
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黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)

4.0

気になっていた作品。アマプラに入ってからも、いつか観ようとずっと思っていた。

とても良い映画、大切な映画でした。

マイケル・B・ジョーダン演じるブライアン・スティーブンソンは、実在の人物。

不当
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ビースト(2022年製作の映画)

3.0

体調のせいもあり、「サクッと」が続いてしまった。

公開時にも少しだけ気になっていたんだけど、、配信でしかも、みんなでワイワイしながら見るのに適していれかもしれまさんね。

そーゆーのを「パーティー映
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殺人鬼から逃げる夜(2020年製作の映画)

3.6

一つのセールスポイントで、ぐいぐい押してくる。

自分達の得意な表現を知っているから、
ツボに入れは一気呵成に攻めてくる。
ただし、その他の部分は、「目をつぶってね。」て潔い。

以前、僕はシリアスな
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ブラック・フォン(2022年製作の映画)

3.3

鎌倉や京都の茶屋で、とても雰囲気がある外観。
中に入ると日本庭園なんかがあり、
「こーゆーお店のスイーツって、きっと格段の美味しさよ!」て、期待してたんだけど、、、
肝心のスイーツが、割とファミレスと
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画家と泥棒(2020年製作の映画)

3.5

特別な環境、特別な境遇、特別なキャラクター
ドキュメンタリーが描く媒体は、普段の生活からはかけ離れている特異なものが多い。

でも、私たちは、普段見ない世界に置かれた特殊な人生を覗きながら、その中に普
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AIR/エア(2023年製作の映画)

3.8

そーゆーことか!
公開中の作品が配信で自宅で観れる!
Netflixには入っていないので、(ネトフリでは多かったでしょうが)アマプラでは初めての経験。
公開直後は「行こうかな」と候補に入れていたので、
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絶対の愛(2006年製作の映画)

3.5

名作の鑑賞(再見)が続いたので、

濃いめの味のジャーキーが欲しくなって、
監督キム・ギドクの名前で、即チョイス。

期待通り味かなり濃いめで、インパクトありありでした!

「嘆きのピエタ」で世界を制
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二十四の瞳(1954年製作の映画)

4.3

観たけれど、書いてない、書けていない映画をもう一度観ようシリーズ⑨


定額働かせ放題・残業代もゼロとお得職員!」SNSで流された現代日本の先生たちのブラックぶりを表す言葉。
新学期が始まって1か月以
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レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)

3.4

「TAR ター」を観に行く予定だったが、膝痛など体調悪化で断念😢
代わりに、昨夜途中まで観ていた本作を鑑賞。

誰もが知っている人物の話なので、体調芳しくなくても、割と楽に観れた。

面白い(面白くな
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善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)

4.2

観てたけど、書いてない、書けてない映画を再見シリーズ⑧

2006年、ドイツ映画。これは妻と一緒に子どもが寝た後に観た。 
2人で「良かったなあ〜」と語り合った記憶がある。

先日、古い引出しを整理し
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許されざる者(1992年製作の映画)

4.1

観ていたけど、書けていない、書いていない映画をもう一回観ようシリーズ⑦

1992年公開、少し経ってから、レンタルDVDで視聴。
クリント・イーストウッドが監督として、次々に良作を輩出していた15年間
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帰れない山(2022年製作の映画)

4.0

GWにどこへも行けなかったので、絵がキレイな映画が観たくて、本作をチョイスしました。

さいたま新都心のムービックさいたまは、
こーゆーミニシアター系の名作もちゃんとやってくれる、埼玉県民にとって貴重
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海へ行くつもりじゃなかった(2017年製作の映画)

2.9

ごめん、ちょっと実家に出かける前に何か観たかったので、短尺の作品からチョイスしました。

35分のゆったりしたショートフィルムでした。割といい感じで観ることができましたが、短いのでコメントは書き難い💦
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.4

公開時、かなり賛否が分かれた、というかあまり芳しくない評判の方が入ってきたシリーズ最後の映画。

公開時には観なかったので、アマプラの早めの配信は助かりました。

でも、最後まで(何て言ったらいいのか
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ヴィレッジ(2023年製作の映画)

3.9

映画のレビューの前に、先日のyahoo Newから。

この映画の不入りを伝えるもので、主演の横浜流星が役者としてピンチ!みたいな記事だったけど、、、とんでもない!

確かに、僕の観た回も、ロビーの大
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.5

初めて飲む地ビールの味は、一口目は、口当たりが良いが、段々ビター感が強く、ほろ苦い余韻を残しすものになった。

4人の中年教師たち、40代に差し掛かり
家庭や仕事上も、それまでのように、上手くいかなく
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パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)

3.6

図書館職員の映画を公立図書館で借りて鑑賞。

気になっていた1本。

6人に1人が貧困レベルに堕ちてしまった日本だから、他国事ではない。

ただ、週末に利用する近所の図書館には、
明らかにホームレスに
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かくも長き不在(1960年製作の映画)

4.4

かつて淀川長治さんがラジオ番組で何度かこの映画を紹介していたなという記憶があったが、確かに、「淀川長治ベスト100本」に選ばれていた。

ずっと観たかったんだけど、アマプラで見つけた!ありがとう😊アマ
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ジェニーの肖像(1947年製作の映画)

3.6

時空を超えた愛。
1947年作、
「慕情」や「終着駅」で恋するおとなの女性の魅力を画面いっぱいに表してくれた
ジェニファー・ジョーンズ

「第三の男」で、映画史上最高の振られ男を演じたジョセフ・コット
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キートンの大列車追跡/キートン将軍/キートンの大列車強盗(1926年製作の映画)

3.7

大好きキートン映画をアマプラで発見!

走る列車でのアクション、
列車の中を走る、列車の上を走る💨

列車と映画の相性は本当に良い。

「鬼滅の刃 無限列車」や「ミッションインポシュブル」シリーズ、最
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映画 太陽の子(2021年製作の映画)

3.7

2020年8月にNHKで放映されたものを映画版に編集し直したもの。

放映時に観たかったのだが、観ることが出来ずにずっと気になっていた。

日本でも戦時中に原子爆弾の開発を行っていた科学者グループがい
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