こんなに涙を流しながら観る映画は今まであっただろうか。
120分中、おそらく80分は涙を流しながら鑑賞していた。
それは、私も主人公の大や雪折や玉田の様に音楽を好み、吹奏楽部でパーカッションをやっ>>続きを読む
病める時も
健やかなる時も
富める時も 貧しき時も
愛し 敬い 慈しむ事を誓いますか?
ラストシーン。
離れ難い時間を過ごしたあと、ヘソンとさよならをし、家路に着き涙が込み上げるノラを迎え>>続きを読む
時は太平洋戦時中。
物語の始まりは、病院の大火災。
街中の人々は燃え盛る炎から逃げていくのに反し、眞人は迷いなく炎に真っ直ぐに向かい、駆け抜ける。
一網打尽に街を。
沢山の人々を。
『母さんを助け>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
冒頭の繊細な刺繍が施された、ホワイトキルト。
不協和音と協和音を行き来し、祈りを捧げるような高音域の細やかな叫び又は讃美歌とも捉えられるロングトーン。
バイオリン、パイプオルガン、ティンパニを始め>>続きを読む
平山さんの住まいは木造二階建て。
車の鍵はウェーブキー。
風呂、洗濯機、TV無し。
あるのはお気に入りの曲が入った沢山のカセットテープに、小説。
毎朝の紅葉の苗への霧吹きは欠かさない。水分が、一本一>>続きを読む
市子が波の音を感じ、歩きながら口ずさんだ〝にじ〟に、ふわっと心が、気持ちが緩んだ。
数多くの乳幼児が大好きな童謡〝にじ〟
卒園式や発表会でも歌われる人気ソング。
私が伴奏を弾き、娘が手話に乗せて歌い>>続きを読む
情報化社会。
スマホを開けば、SNSでは数々の『あなたへのおすすめ』が押し寄せ、一旦、波に乗ってはみるが、すべては処理し切れず、溢れすぎている情報の波に、毎日毎日溺れている。
水。
自然からの恩恵>>続きを読む
大自然の中で繰り広げられる、異世界。
蜂・蜘蛛・雨蛙が誘う、八百万の神がいるであろう、壮大な自然の美しさに酔いしれる。
アスファルトとは違う、踏み締めると感じる土・落ち葉・草・苔の柔らかさ。輝く雫>>続きを読む
毎日当たり前のように口にし、触れる水。
掴めないけれど、両手で優しく包み、掬うことはできる。
すると、ゆっくりと溢れていく。
人の心とおんなじだ。
週に一回は、うつ伏せになり、湯船に身を沈めたくな>>続きを読む
やられたらやりかえす。
それでよいの?
そのAnswerを、子どもたちが考え、言葉や文章にして思いを表現し、相手の意見も聞き、また自分の中で噛み砕いて、理解して吸収していく。
という一連の『対話』と>>続きを読む
出会うはずなかった、正反対の2人が排水管の故障をきっかけに、奇跡的に出会い…時には喧嘩をしながらも、絆を深め、エンバーとウェイドを中心に、家族や仲間と織り成す、色鮮やかで心温まる物語。
カラフルで心>>続きを読む
真治を愛することに真っ直ぐな響が、グランドピアノで奏でる、 トロイメライ/シューマン の美しさと儚さが印象的。
お互いの目となり、耳となり補い合って、心を砕いて向き合っていく真治と響が羨ましく思えた>>続きを読む
実写の映画ならではの世界観。
カラフルな海の中の映像やストーリーに惹き込まれました。
アニメーションとも、劇団四季とも違う、全く新しいリトルマーメイド。
現実に、四六時中、燦々と太陽が降り注ぐ中、>>続きを読む
同じ小学五年生の子を持つ母として。
グッとハンカチを握りしめながら、全部見逃すものかと、スクリーンを凝視し続けたのは、初めての経験で、あっという間の125分でした。
母:早織、担任の先生:保利、子>>続きを読む
いつか、人の頭の中の記憶が消せる時代が来てしまうのだろうか。
例えそんな時が来てしまったとしても。
『愛してる、好き、惹かれる』
と、いう大切な思いや感情は、胸の中に残る。永遠に。
まるでそれ>>続きを読む
凪沙(草彅剛)は、この世界の誰よりも一果(服部樹咲)のお母さんだった。
彼方此方に、愛が散りばめられていた。
一果を見つめる優しい眼差し。
食卓に並ぶ、白いホカホカのご飯•お味噌汁•サラダ。>>続きを読む
人生とは何を選び、何を手放すのか。
相手を赦せるのかどうか。
自分のためにも、相手のためにも。
この二つを深く考えさせられると共に、私の今までを振り返り、気持ちの整理がつかないまま、今に至る…。>>続きを読む
今まで観た映画の中で、過去一番ぶっ飛んでいて、脳みそをかき混ぜられてしまったような、衝撃的な作品でした!!!
かと思えば、主人公が生まれた時、旦那様と出会った頃、プロポーズを受けた時、子どもが生まれ>>続きを読む
1980年代の映画館を舞台にしたストーリー。
シーンに馴染むサウンドトラックも、エンドロールもよかった。
何度となくスティーヴンとヒラリーが眺めてきた海の中に居るような…浮遊感を想像させるピアノの伴奏>>続きを読む
戦争の悲惨なシーンだけではなく、その中にある日常のささやかな幸せや出来事が、いくつも織り込まれていて、何気ない毎日にフォーカスされている、『この世界の片隅に』。
だからこそ、本当に戦争があったと、よ>>続きを読む
歌と家族の愛と絆と恋愛と…
心が熱くなって胸がいっぱいになる場面が沢山。
勿論、生の声も大切だけれど、言葉以上に大切な思いや感情が…
手話に乗り移っている感覚や、言葉を超越して別の何か特別なものにな>>続きを読む
ずっとずっと観たかった映画。
テルちゃんとマモちゃんの関係。
まるでいつかの自分を見ている様で、胸が苦しくなった。
テル子はマモルが大好き過ぎて、ご飯を食べて居ても、食事に付き合うし、家に着いてい>>続きを読む
結婚•妊娠•無事に子どもが産まれることは当たり前ではないこと•この世界には様々な愛の形があることを改めて感じた。
信じられないくらいに、迷いなく中絶を決めていたブリジット。
でも、アニーに後半の場面>>続きを読む