きういさんの映画レビュー・感想・評価

きうい

きうい

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.5

「そうはならんやろ」な画面と展開の連続を、「でもマシュー・ヴォーンだしな…」でねじ伏せる映画。
サム・ロックウェルがとにかく最高。
あと「でかい男の横にはさらにでかい男を置けば小さく見える」の法則で小
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ジェントルマン(2021年製作の映画)

3.8

韓国映画でよくある、どえらいイケメンがきちんと自分の顔面がめちゃくちゃ強いことを自覚しているセリフだーーーいすき!

エクスペンダブルズ ニューブラッド(2023年製作の映画)

3.0

思ってたんと違う…。
2024年とは思えないチープさのCGもすごいし、合成が雑すぎて背景と人間が浮きまくってるのも気になった。ライティングもうちょいどうにかならんかったか?
アクションはすごかったけど
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ナポレオン(2023年製作の映画)

3.0

長谷川ナポレオンを期待していくと期待はずれ。
精神的に不安定な男を演じさせたらピカイチのホアキン・フェニックスを期待していけば満点。

ナポレオンのカリスマ性は伝わらんが、ジョゼフィーヌのファム・ファ
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.3

フィンランドのゴールデンカムイ。
ジジイは強いしナチスは爆発四散する。

マイ・エレメント(2023年製作の映画)

3.7

4つのエレメントをうまいこと人種ごとのステレオタイプに当てはめていて上手いなと思った。
たぶん火はアジア系かな?水は白人だと思う。エブエブと通じるところがある映画だと思った。
それにしたって純愛である
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オペレーション・フォーチュン(2023年製作の映画)

4.0

今年はあまりにも最高ヒュー・グラントが多い…。ステイサム 目当てに見た映画なのに、物語が進むにつれてヒュー・グラントの追い上げが凄まじすぎる。一生この路線でやってほしい。

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.7

めちゃくちゃ良かった。
個人的に邦画にストレスを感じる部分がなかった。おおげさすぎるセリフまわしやすぐに泣き叫ぶ登場人物はないし、アクションががちんこでかっこいい。
邦画でもこういう映画がもっと増える
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イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

4.1

たまたま善人だっただけの殺人鬼じゃん、世界で1番こえー空気椅子だよ。
善き隣人のマッコールさん。

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.2

そこのお前!ジョン・ウィック4一本に含まれるアクションの総量はジョン・ウィック1〜3本分だぜ!
これ一本で完全に1日に摂取していいアクションの過剰摂取になる。たっぷりどころかうんざりするほどアクション
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MEG ザ・モンスターズ2(2023年製作の映画)

4.0

完全に怪獣映画。
もちろんステイサムは怪獣枠。生態系の頂点に君臨するのはステイサムだし、ステイサムなら当然生身で深海7000m泳げる。なんの疑問もないね。

エリザベート 1878(2022年製作の映画)

3.6

エリザベートが誰なのか、彼女にこの先何が起こるのか全部知っている人向け。

彼女にとってコルセットはもちろん枷であったが、同じくらい髪も枷であったのだと思った。

バービー(2023年製作の映画)

3.2

フェミニズムの一丁目一番地。
一丁目一番地がゆえに、「そんなのもう当たり前でしょ?」という内容も多いが、それも家父長制あるあるとして処理していくのが面白かった。

シム・リウのケン良かったな…やたらめ
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華麗なるリベンジ(2015年製作の映画)

4.1

カンドンウォンが顔にできた傷を指して「この一級品になんてことしてくれるんだ!」ってキレてるのよかった。たしかにカンドンウォンの顔面は一級品だわ。

何から何まで良い。

哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.5

祈祷シーンのトランス感がクセになる、サントラないのか?
物語の道筋はシンプルでも、盛り込まれたメタファーが複雑怪奇すぎていくらでも深読みできる。しかも、映画の方がわざとミスリードさせようとしてくるので
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赤と白とロイヤルブルー(2023年製作の映画)

3.5

展開が爆速だが2人がやたらかわいいので大丈夫!
にこにこ見られるロマコメでありつつ、イギリスらしいキレキレのジョークやメタ的な仕掛けが多くてしっかり考えさせる内容でもあった。

ニモーナ(2023年製作の映画)

3.5

まず世界観が圧倒的スタイリッシュ。中世ヨーロッパと近未来SFのドッキングはありそうでなかったタイプのサイバーパンクだった。
きっとこのアニメで救われる人がいっぱいいるだろうな。

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.5

アクション超大作といえばアクションはもちろん、わけのわからんハイテクAIやら謎の画像解析、なんか知らんがパソコンをああしてこうすると開く扉などなどすっかりインターネット通信も楽しみの一部になっているわ>>続きを読む

K.G.F:CHAPTER 2(2022年製作の映画)

4.5

ロッキーの良いところは、社会の底辺で生きる人々を助けようと思って助けるのではなく、あくまで自分と母の約束を達成するという野望の中で手を差し伸べるにすぎないところ。
だから人を助けるときも哀れみや憐憫が
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.6

ほぼコメディのテンポ感で、真正面からエクソシストという職業に向き合った作品。
悪魔憑きと精神病や教会の性加害問題について扱っていたのが良かった。ただのトンチキエクソシスト映画じゃない。
ものすごい真面
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K.G.F:CHAPTER 1(2018年製作の映画)

4.5

インドのゴールデンカムイ。巨大な金鉱KGFをめぐるマフィアの抗争と、神話が誕生するその瞬間。
圧倒的暴力は健康に良い。途中でマッドマックス始まったかと思った。

ロッキーの立ち居振る舞い一分一秒すべて
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ランガスタラム(2018年製作の映画)

3.5

明るく軽やかな雰囲気の薄皮1枚隔てたところに不穏がある映画。
自分たちの生活に直結することなのに、ちゃんとした教育を受けられなかったり、目先の労働に疲れ果てて政治を直視しなかった結果がランガスタラム村
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.2

たぶんロケの問題で思ったよりルーブルのシーンは少ないし、その分前半が長くてテンポが悪い。
しかしそれを補って余りある最高・岸辺露伴=一生高橋である。こんなに贅沢に高橋一生を堪能してええんか…?
あと色
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ワイルド・スピード/ファイヤーブースト(2023年製作の映画)

3.7

「突然に理由のない暴力が登場人物を襲う!!!」みたいなシーンが何回かある。特にストーリーに関係ないし絶対殴り合いなんかしてる場合じゃないのに殴りてえから殴った!みたいなシーン。最高。助かる。これがワイ>>続きを読む

ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

4.2

すっごい良い。予習せずふらっと映画館で見て、心から「楽しかった!」と言って出てこられる映画。頭からっぽにして楽しめる作品だが、隅々まで配慮と血が通っていて、こういう作品は頭からっぽじゃ作れない。

D
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幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

3.5

ツンデレおじいちゃん、あなたツンデレおじいちゃんじゃない!!!
最後のお手紙が大変オーヴェらしくて良かった。

屋根裏のアーネスト(2023年製作の映画)

3.0

今どき幽霊屋敷はSNSでバズるのかと思って爆笑した。バズるにつれて変な人間がわいてきたり陰謀論と結びつくのが妙にリアル。
色々詰め込みすぎてちょっととっ散らかっていたけど、綺麗にどんでん返しが決まるし
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.2

新海誠作品の背景美術が好きなのだけど、背景だけですずめにどういうバックグラウンドがあって、どこに向かっていて何があったのか語るのが好きだった。

フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

3.2

訓練であんだけクソ理不尽にしごいてくれる教官普通に良い人だろ、戦場のほうがよほど理不尽なのだから。

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.3

家父長制的な家族観に正面からNOを突きつけつつ、昨今の極端な家族アンチとオールドファッションな家族って素晴らしいよねという価値観の間をとった作品。

家族だからといって仲良くして一生一緒に生きていかな
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ヒトラーのための虐殺会議(2022年製作の映画)

3.5

あまりにも前提条件が狂っていて眩暈がする。
「最終的解決」の実行はすでに決定事項で、会議で話し合われたのは「どこで、どうやって、だれが」の確認と関係各所へのお伺いだけだった。
ユダヤ人は人間ではなく、
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.2

くっそしょうもないテーマを延々2時間。物語のわりと序盤でうっすら「たしかにそれはちょっと嫌…」とパードリックにうんざりして絶交しようとするコルムの気持ちもわかるようになる。まじでずっとしょうもないが、>>続きを読む

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.0

どうしても「羊が人間を食らう」ってトマス=モアが囁いてくる。アイスランドの話だからトマス=モアではないです。

背景の自然が不毛で雄大で良い。

SING/シング:ネクストステージ(2021年製作の映画)

3.3

お偉いさんのコネで舞台に実力のない俳優を捩じ込まれて泣いたことのある人が絶対に製作陣にいる。

マリー・ミー(2022年製作の映画)

3.3

こういうのでいいんだよおじさん「こういうのでいいんだよ」

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