たけみょんさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

たけみょん

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ドリーマーズ(2003年製作の映画)

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五月革命前夜の若者の姿を描いたフランス映画。

サミュエルフラー監督のショック集団から始まる劇中に多く登場するクラシックムービーがとても印象的だった。
冒頭のジミ・ヘンドリックスに始まり、ドアーズ、ボ
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

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映画のアップダウンが明確で観やすい作品だった。

日常の小さなきっかけで意図せず社会から排除されてしまうことは、誰の身にも起こりうること。一度社会のレールから外れた人間に未来はあるのか? 人生の時間を
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人生、ここにあり!(2008年製作の映画)

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「頭はイカレてるけど、バカじゃない」

この映画に出てくる精神障害者は、自らが障害者である自覚と、人としての尊厳・プライドの狭間で生活していた。

社会の中で自立して生きていく中で、楽しさや希望、自
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子宮に沈める(2013年製作の映画)

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ローアングルのカメラワーク。
BGMなしで異様な生活音、部屋の汚さがリアル

ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

5.0

会話で魅せる、本当に美しい映画です。
女と観たけど見終わったあとにいっぱいおしゃべりした。

ボーイズ・オン・ザ・サイド(1995年製作の映画)

5.0

いや重いよ!涙で枕の質量が重くなっちゃうだろ!

なんといえばよいか、この頃らしい映画で、最近の映画では中々こういう作品はできないと思わせるような映画です。物語は適度なテンポで進んでいきますが、ウーピ
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シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

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言わずと知れた不朽の名作であれこれ語るまでもない。映画の内容は、本当になんてことない。1組の男女が、男の徴兵期間中に、立場や流れが変わってしまうという話。遠距離恋愛によくある話といった感じなのだが。>>続きを読む

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

5.0

素敵な映画だったが何が良かったかと言われたら言語化するのは難しい

いい人間になるには?その現代の定義とは?
親に敷かれたレールを生きていいのか、それは親が思う理想の子供を演じているだけだ。
現代の教
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足跡はかき消して(2018年製作の映画)

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PTSDに苦しむ元軍人の父親と、世間から隔絶されて父親と二人きりで育てられた娘が、強制的に外の社会に連れ出される。喪失感から逃れられない父親と、新しい世界に好奇心を募らせる娘。どう考えても2人の道は離>>続きを読む

アマンダと僕(2018年製作の映画)

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これは、脚本が素晴らしい。

ラストのあのシーンで、アマンダの母親を亡くした悲しみ、不安そして希望のすべてを描き切っている。

あまりにも予想を超えた素敵なエンディングシーンで、観ているこちらもアマン
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孤独なふりした世界で(2018年製作の映画)

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好きな役者3名が世紀末SFに出ているだけで、もう満足。面白くなりそうな展開だったが、脚本がよくないのだろう。消化不良で終わってしまったのが残念。

ブルー・ジェイ(2016年製作の映画)

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大人のラブストーリー

2人の演技で作り出す空間は、どんな大作映画も敵わないかもしれない。それほどの駆け引きと情熱を感じ取れる。最初はどこかよそよそしく、次第に昔を思い出して仲を取り戻し、最後に心のう
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彼女とTGV(2016年製作の映画)

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いやあいいよ素晴らしい、短編映画の佳作です。

演技やストーリーも洗礼されていてゆったりとした話だがテンポが良い。

BGMとエンディング曲も映画の雰囲気にピタリとハマっていている。

早起きして珈琲
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「お電話ありがとうございます。」(2017年製作の映画)

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15分のショートムービー

ベビーピンクで映像も可愛く音楽も良い。
コールセンターでおこる電話主のイライラとコールセンター側との駆け引きが面白い。
アメリカンジョークだが日本人にもわかりやすく面白い。

一分間タイムマシン(2014年製作の映画)

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5分間のショートムービー

たった5分ですが起承転結がしっかりしていて面白い。

とっくんでカンペキ(2012年製作の映画)

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2分47秒のショートムービー

心温まります、ほっこり☺️

イル・ポスティーノ(1994年製作の映画)

5.0

たまたまこんな素敵な映画に出会えました。

心地よい時間が流れ、気がつけば終わっていました。

クレジットに流れてくる音楽と窓からはいる風に辺りながら小説でも読んでいるかのような映画。
言葉を聞いてい
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8 1/2(1963年製作の映画)

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後世の映画監督に大きな影響を与えたというのも心底うなづける、至高の作品の1つだと思う。

層構造なので、難解と思われがちですがストーリーは至ってシンプル。
全てに必然性があり、そして余計な説明は一切あ
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愛しのフリーダ(2013年製作の映画)

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ビートルズの成功は、彼ら自身の才能と個性に加えて理解者に恵まれていた面が大きい。特にブライアン・エプスタインとフリーダが居てこそ今日の評価だろうと思う。
悪態をとったジョンに土下座させたというエピソー
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

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オマージュされることが多く、知り合いからもたまに名前を聞く映画なので観ました。結論、時間の無駄。当時は群像劇が般的ではなかったので革新的だったそうですが、2021年に観た私にとっては、ただのまとまりの>>続きを読む

冒険者たち(1967年製作の映画)

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アラン・ドロンの新たな一面を見たような気がした。三者三様、魅力的。古い映画とは思えない新鮮さですぐに映画の世界に引き込まれていった。水葬するシーンは幻想的で哀しみが沈みゆく海と同じように深まっていく。>>続きを読む

下妻物語(2004年製作の映画)

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すみません、邦画なめてました。くそおもろいやんけ
ありとあらゆる日本の事象を笑い飛ばして、皮肉って、それでいて人と言うものの本質をとらえている。
個性とは、孤独とは、社会とは、仕事とは、集団とは、そし
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アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)

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ウォール街の投資会社で活躍するエリートでありながら殺人の衝動が抑えきれなくなっていく男性の話。
説明不足気味のよくわからない場面が続き、どうにも話の全体像が見えてこない。
肝心の人殺しの部分はほとんど
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しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2016年製作の映画)

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カナダで有名な画家・モード・ルイスの
半生を綴った心温まる物語。
モードのしあわせの詰まった絵に、
モードとその夫エベレットの不器用な愛に癒され感動する

モードを支えるエベレット。
時折、感情を抑え
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ラヂオの時間(1997年製作の映画)

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三谷幸喜作品で一番すきこれぞ日本の空気
日本人特有の、妙な空気感を喜劇でこれ程うまく映像に出来た作品を知らない。

至る所ですってるタバコ
なぞの職人芸やっすいSE
ああこれが日本なのかな

SEのお
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ゴッドファーザーPART III(1990年製作の映画)

5.0


3作全作を観てこれはマフィア映画であると同時に父性を描いた作品でもあるのだなと思った。
1作目ではヴィトーからマイケルへの父性を描いていたし、2作目ではマイケルが家族を守る為の父性を描いていた。そし
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パターソン(2016年製作の映画)

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今の時代、こんなにオーソドックスでありながら、これほど心動かされる映画が生まれ得るものなのか。俄かには信じがたい偉業を成し遂げたのはこの男、ジャームッシュだ。彼の持ち味であるフフと思わず笑みが漏れるよ>>続きを読む

ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

5.0

前作を見てから時間が経ってしまい、あらすじと相関図を見ながら鑑賞しました。
登場人物も多く父親ビトのファミリー創設とマイケルがゴッドファーザーに就いてからの孤独の2つのストーリーが平行して進んでいくた
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ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

5.0

モノクロのスチームショットを連続で映し出す「フォトロマン」という珍しい技法で作られた短編フランス映画。今まで見てきた映画はなんだったのかと思うほど動きに満ち溢れている錯覚に陥る映画で、映画の肝は脚本な>>続きを読む

ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

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泣けるとか感動するという評判を聞いて、期待して観たけど、話がどこまで進んでも心に響くところがないまま終わってしまいました。

裸のキッス(1964年製作の映画)

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ハリウッドの異端児サミュエル・フラー監督作品

「映画とは何か?」との問いに、戦場のようなものだ。愛、憎しみ、アクション、暴力、そして死。要するに、エモーションだ、と答えたフラーだが、本作もまさにピタ
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「僕の戦争」を探して(2013年製作の映画)

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爆発力はないが、優しく温かくジンワリ心に響くロードムービー。


"Strawberry Fields forever"の歌詞の一部、living is easy with eyes closed
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(1954年製作の映画)

5.0

イタリアの巨匠フェデリコ・フェリーニの代表作のひとつで、旅回りの芸人たちの悲哀を描き、第29回アカデミー賞で外国語映画賞を受賞した古典的名作。

容姿が端麗でなくとも、頭脳が明晰でなくても、誰かにとっ
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女は女である(1961年製作の映画)

5.0

アートシネマ界の帝王ジャン・リュック・ゴダール監督のラブコメ。オープニングからラストまでひた走る抜群のセンス。音楽の使い方なんか今までに一度も観たことのない様な斬新な使い方でかなり衝撃的だったし、カッ>>続きを読む

ふたりのベロニカ(1991年製作の映画)

5.0

ポーランドの巨匠クシシュトフ・キェシロフスキ監督作品初鑑賞

美しい映像(赤と緑が印象的)・音楽(そしてイレーヌ・ジャコブ…ホント美しい) 控えめなセリフ・演出 ミステリアスな雰囲気を含みつつ進んでい
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