連綿と続くように見えて単体の日々が重なり人生は濃くなっていく、それだけが皆に平等でいとおしくたまに哀しい
石田彰のキャラが石田彰すぎる
戦争についての描き方が水木しげるらしく、戦後もまだ戦場であった日本が犠牲にし続けていた景色にヴッとなる
作品の登場人物らが得る以上の情報(音すら)は与えられず、ミステリーと見せかけて それってあなたの想像と主観ですよね?のラッシュによって これまで築いてきた人間関係や自分の人格、愛してきたひとへの解釈が>>続きを読む
全員が居場所を求めていた
自分も父が連れて行ってくれたデニーズで初めて大きなチョコレートパフェを食べたことを今でも覚えてる
主人公の父としてのままならなさと同居する特別が、そういうことを思い出させる
自分の生活からだれかの生活に目を向けて、世界の輪郭をたどるような映画だった
いつまでも他人のようにブリュッセルと距離を起く移民1世(もしくは2世)の母親と、この街で生まれ育ちすっかりその色に染まる娘>>続きを読む
世間知らずで気が強い女の子が結局ファムファタールになる、必要以上のやさしさや共感性の高さ(と単純に顔が好みということ)からそいうい女子にふりまわされる男の子がいる、美人なはずれものは結局地味だけど素直>>続きを読む
不穏な音楽と併走する 結局社会、結局愛(虚構だとしても)、結局理性をゆるがす本能、変なダンス、動物
ランティモス、テーマやあらすじだけを述べるとシンプルで統一しているのになんなんだその表現方法は
このレビューはネタバレを含みます
社会によって育つ悪意と理性と良心あるいは無邪気さ あるいは本能のはざまに立たされて 大きな音楽が思考をかき消し不安をあおってくるのは、ベラの体感を得ているようで映画館で観るべき要素だと感じた
急速に>>続きを読む
原作ファンなので内容はもちろん良く泣いた
研磨の一人称視点になるシーンは映画ならではの臨場感がありとても良かった一方で
テレビアニメと同様のノリやテンポが若干寒く感じ、媒体が違うことで受ける印象の差>>続きを読む
音がひかる、走る、うねる体感が鮮やかで ストーリーを追うより音楽を楽しむ印象が強く残る
主人公の光のパワハラがすごい
どうしたらいいのかわからないから誰かをバカにしたい、けど本当はそこまでじゃない、モテたいけど男はクソ、真っ当なんてクソ、でも社会に置いていかれる不安がある、まだ二人は世界の中心にいて、他人は背景のない>>続きを読む
残酷な内容、淡々とした展開、あざかやでポップな色使いのバランスに混乱する、その不安さが良い気もする
想像以上にドラマチックな展開、独特の間、登場人物の図太さと繊細さ、言葉選びのセンス、コミカルさ、全てのバランスがよく、余韻がとても心地よかった
キャラクタを漫画やアニメらしくデフォルメしない作風が好>>続きを読む
主人公の素直さや内気さ(失礼なことを言われても笑って流してしまうところ)、変に若々しくないところがかわいく、怒涛のコミカルさがよかった
30代前後の男女関係を倍速でまわしながら アラサー独身女性に関>>続きを読む
当時の女性がアルコールを嗜むことに対する社会的な解釈へのアンチテーゼが心地よく、自立した酩酊と破滅にあこがれる。こうありたいな、いろんなことに関心がなく身はうつくしく 誰かにすがらずに酔っていたい。足>>続きを読む
最強が他人を愛しながらどこかで孤独を深める話は好き
あと女同士が殴り合う、戦いの中に性別を持ち出さないMCUが好き
体だけ大人になって色んなことがうまくできないまま 愛に焼かれた火傷の痕がいつまでもヒリヒリとする、それを沈めたくて海のふかいところまで走る 未来で振り返ったあなたがしあわせだったらそれでいい
37度5分の微熱が続くような物語自体が、感傷を誤魔化そうと常に忙しなくて等間隔にしらける、刺激的だけど何もかもがいやになりかける、そういう東京の一面だった
人生や恋愛はさわがしい東京に似ている
眠れな>>続きを読む
まっすぐで軽快なロマンスまでの助走、駆け抜けたコースを振り返ることのない高揚と息切れ、すべてが心地よく胸に迫る
恋愛と呼ぶには雑味がなく友情と呼ぶにはあまりに切ない、制限のある自由な心にロマンスとい>>続きを読む