たぼさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

たぼ

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その土曜日、7時58分(2007年製作の映画)

3.5

シャープでクールで、凄まじいサスペンス映画だった。
これもホフマンのレベルの高い演技と、イーサンホークの役柄にマッチした持ち前の雰囲気があってこそ。

なかなかスリリングで結構楽しめたので、サスペンス
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いずれ絶望という名の闇(2009年製作の映画)

2.5

オリヴィエマルシャル監督の三部作シリーズ。

フレンチ・ノワールとしてはアリなのだが、最初のが良すぎたのと、少々邦題タイトル負けしてる内容だったのが残念。

そして友よ、静かに死ね(2011年製作の映画)

3.5

重厚感のあるフレンチ・ノワール。

あるいは裏切りという名の犬
やがて復讐という名の雨
いずれ絶望という名の闇
でお馴染みオリヴィエ・マルシャル脚本・監督作品。

1970年代初頭に「リヨンの男たち」
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エル・トポ(1970年製作の映画)

-

採点不可能。

様々なものに対するアンチテーゼとシュルレアリスムが核融合し、途轍もない爆発を起こしたかのような作品。

解釈、解説サイトを一通り読みつつ、何回か見て行けばある程度のメッセージ性は掴める
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ラストマン・スタンディング(1996年製作の映画)

2.0

黒澤明、三船敏郎のかの名作、「用心棒」のハリウッドリメイク版。

用心棒を見たことのある人なら、これはあのシーンだなと比較できるという楽しみ方もあるかも知れないが、内容はというと完全に元の作品と比較に
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ジミーとジョルジュ 心の欠片を探して(2013年製作の映画)

4.0

表面的な部分のみを言葉だけで表すなら、PTSD治療を受ける患者とカウンセラー。

しかし、この作品はそれ以上に深く目に映ると見紛うほどの強い絆がスクリーンの中で明確に、巧く描かれている。
例えるなら
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テンダー・マーシー(1983年製作の映画)

4.0

「俺は、幸福など信じない」

抽象的な言い方ではあるが、人間が“生きている”ということに理由など無いに等しいものなのだろう。

理由もなく産まれ
そして、その時が来たら死んでゆく。

それが我々人間を
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ラスト・アクション・ヒーロー(1993年製作の映画)

4.0

ひょんな事から銀幕の向こう側―
「映画の中の世界」に入り込んでしまった映画大好き少年ダニーと、舞台となった映画の中のヒーロー、シュワルツェネッガー演じるスレイターが繰り広げるコメディアクション映画。
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孤狼の血(2018年製作の映画)

4.0

いやはや、、うん、、面白かったです。

こんなバイオレンスなものを面白い、というのも可怪しい表現かもだが「映画」として完成されてるなと。

“北野武のアウトレイジに対する、東映の返答”

“東映が本気
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いぬやしき(2018年製作の映画)

3.5

アクションシーンは邦画にしては頑張ったな〜という印象。
設定その他ノリはもうGANTZまんまの勢いぶっぱ系。
良くも悪くも奥浩哉ワールド全開。

名もなき野良犬の輪舞(2016年製作の映画)

3.0

フィルム・ノワールは特に好きなので色々と期待したが、所々に見られる無理矢理ねじ込めた感がもっと自然なもので納得の行く流れであれば更に点数をつけられたのではと思うと惜しい映画。
しかし韓国映画の中では頑
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ザ・タンク(2017年製作の映画)

1.0

冒頭からもう嫌な予感がしたが、見事に的中。

これと言った見せ場も無かったし、オチも弱すぎたし見る必要すらない駄作。
借りる前にレビュー見ときゃ良かった_(:3 」∠)_

ボーダーライン(2015年製作の映画)

4.0

“正義は揺らいでも―
悪は揺るがない”

これが、この世の実態なのだ。

ベニチオ・デル・トロの重厚な演技が素晴らしい映画。

顔のない天使(1993年製作の映画)

3.5

愛や友情、人間として大切な“何か”を感じ取るのに年齢や性別や人種は関係ない。
そして、外見のみで判断するなどもってのほかである。

いつの時代も、これまでも、そしてこれからも変わることの無い“絆”とい
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カジュアリティーズ(1989年製作の映画)

4.0

デ・パルマの自伝映画でこの作品を知り、観るに至ったわけだがやはり戦争映画はどれも全て暗く、重い。
本作はベトナム戦争下で起きた、米兵によるベトナム女性の強制拉致にレイプ惨殺という実話を元に作製された映
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デ・パルマ(2015年製作の映画)

4.0

脚本家、俳優、そして配給会社それぞれの視点や考え方を取り繕い、その中でいかに自分の納得の行く作品を仕上げるか、、。
当然ながら、非難される時もあるだろう。
それでもなお、その渦中で監督の自分はどう有る
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ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

2.5

若き日のハン・ソロの冒険譚。

時系列的にはSTAR WARSのエピソード1〜4の間の、“ハン”というキャラクターのプロローグと思っていいだろう。
終盤らへんの帝国軍との戦闘シーンは良かったが、全体的
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午後8時の訪問者(2016年製作の映画)

2.0

記録

サスペンスものだが、如何せん地味過ぎた。
見終えた後に気付いたのだが、ベルギー発の映画だったのね。道理で、、。

ボーイ・ミッシング/消えた少年(2016年製作の映画)

3.0

うーーーん!!
終盤までの展開は非常に緊迫感溢れて良かったのだが、結末が納得行かない、、
これは色々と惜しい映画。

結末が違うものになっていれば、名作になったであろう映画、、かも知れない。

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.5

この映画を真意を紐解くキーワード

『ギリシャ神話』
『革命』
『正義』
『支配者と被支配者』

全体的にアート寄りで、スタイリッシュな作品。

ジャッカス クソジジイのアメリカ横断チン道中(2013年製作の映画)

3.0

Jackassほど過激ではないが展開がテンポよく、エンドロールまで笑えるシーンがあって良き。

R.I.P. ライアン・ダン

ボストン ストロング ダメな僕だから英雄になれた(2017年製作の映画)

3.0

失った時に初めて気付く“大事なもの”

人間という生き物はいつもそうなのだ。
失ったと同時に、そこから新しく見えるものや気付かさせられるものもまたある訳で。

逃げようとせずに真っ向から向き合い、共に
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告発のとき(2007年製作の映画)

3.5

人類が起こした、最大の愚行である戦争。

軍役満了と同時に亡くなった我が子の死の真相を追う父親役をトミー・リー・ジョーンズが熱演。
因みにこの作品は実話に基づいて作製されており、エンドロール時に当時の
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シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年製作の映画)

4.0

運命と宿命。
そして、逃れ得ぬ命運の因果律。

大いなる力を手にした者は
大いなる犠牲が伴う。

その覚悟を胸に秘め
己が道を突き進むのみ。

皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ(2015年製作の映画)

2.0

デビルマンやマジンガーZ、ゲッターロボ等でお馴染み永井豪先生原作の「鋼鉄ジーグ」を軸にした変形型ヒーロー映画。

ところどころに見られるチープさが個人的には受け付けられなかったが、この映画はそういう部
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ハングマン(2017年製作の映画)

3.0

アル・パチーノ&カール・アーバンのサスペンス・スリラーもの。

ストーリーの内容はスタンダードな感じだが、アル・パチーノのオーラや存在感は衰えを知らず健在であった。

ディスコード -DISCORD-(2012年製作の映画)

3.0

GyaOに上がっていたので視聴。

ほぼ1ヶ所の建物を中心に低予算ながらも構成で上手くカバーしてるあたりは見事。
終盤のインパクトもなかなか。

ローマンという名の男 信念の行方(2017年製作の映画)

4.0

人間は弱い生き物だ。
だから間違いを犯す。

しかし、踏み外した道を正すことはとても勇気が要る行動であり
そこが信念においての大いなる分岐点となる。

デッドプール2(2018年製作の映画)

3.0

細かいパロディや台詞が多く、かなりディープな映画通じゃないと通用しないであろうネタが満載なのは良かったが、色々単調(悪い意味で前作とあまり大差ない内容)

ただ、デッドプールらしさを貫き通した作風、姿
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ヴァレリアン 千の惑星の救世主(2017年製作の映画)

3.0

フィフス・エレメント×アバター×ブレードランナー×STAR WARS...か。

イーサン・ホークのテンションは草生える(チョイ役だったけど!)

ザ・シークレットマン(2017年製作の映画)

3.5

“地位”を取るか

“信念”を取るか―


ペンタゴン・ペーパーズと同時期に起きたウォーターゲート事件がベースになっているので一応は繋がりがあり、あちらも合わせて観てみるとより当時がどういった状況だっ
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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

4.0

報道という名の“自由”
秩序という名の“枷”

隠蔽があるからこそ、暴露がある。
良く観察してみると、大抵のものは二つで一対になっている世の中。
枷が無ければ自由という言葉の意味は存在しないと言えよう
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空海 ーKU-KAIー 美しき王妃の謎(2017年製作の映画)

2.5

壮大で幻想的な深き愛の物語。

終盤は素直に感動したが、如何せん長過ぎる。
金を掛けてる感は凄かったのだがもう少しコンパクトに出来れば高評価になったかも知れないだけに残念。

黒ねっこは良かった🐾

冷たい雨に撃て、約束の銃弾を(2009年製作の映画)

3.0

忠義より重きもの―
それは“大義”

やはりフィルム・ノワールが好きだ。
どの作品も現実的に起こり得るものが題材になっているからだ。

本作はベタなシーンはあるものの、全体的に重厚で良い。

“義を見
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