コマミーさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

コマミー

コマミー

映画(1094)
ドラマ(0)
アニメ(12)

DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

3.9

【1人の人間と犬達の華麗なる足踏み】



※fans voice様のオンライン試写会での鑑賞





4年前の「ANNA」以来、しばらく新作がなかった"リュック・ベッソン"。
もう彼の新作をしばら
>>続きを読む

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

-

【悪夢の類】





もう、見た後放心状態となってしまった作品となってしまった。


子供の頃、インフルエンザか何かで"悪夢"というか変な夢を見る事があった。

そしてその影響で変な時間に起きてしま
>>続きを読む

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.8

【そこに真実は…】



※ギャガ様とエスクァイア日本版様の試写会にて鑑賞




これは"安易に答えを出そうとしてはならない"作品だなと感じた。
それはとても危険な事であり、本作の"法廷シーン"を通
>>続きを読む

大室家 dear sisters(2024年製作の映画)

3.7

【似つかないようで、似ている三姉妹】




※「ゆるゆり」シリーズは、TVアニメと特別編「なちゅやすみ」鑑賞済





"「ゆるゆり」シリーズ"は、富山県出身の漫画家"なもり"によって2008年よ
>>続きを読む

レディ加賀(2023年製作の映画)

3.1

【女将の卵達のタップ】




本作は、"石川県に対しての支援"を込めて鑑賞する事にした。

"タップダンサー"から、母親の一報で里帰りをし、友人に自分の短所を馬鹿にされたのを期に、"女将になるための
>>続きを読む

ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

4.1

【身を委ねて、躍動する】



いやぁ〜。"伝説のライブ"映像、"IMAX"で体感させてもらった。

今から約40年前。"デヴィッド・バーン"率いる"トーキング・ヘッズ"が伝説となるライブを開催させた
>>続きを読む

マリア 怒りの娘(2022年製作の映画)

3.8

【少女が見つめる残酷な世界】



※ぴあ様のオンライン試写会での鑑賞。尚、感想はぴあ様の「マリア怒りの娘」の作品ページにも短めに記載→ https://lp.p.pia.jp/event/movie
>>続きを読む

ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人(2023年製作の映画)

2.8

【蔑まれながらも】




"ジョニデ"のあの泥沼裁判以降、初めての大作映画は、"全編フランス語"で演じ、"ルイ15世"を演じるという何とも"豪華絢爛な作品"であった。監督は「モン・ロワ」の映画監督兼
>>続きを読む

「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

【奇跡の生還…そして柱稽古へ】




ほんと毎年"「鬼滅の刃」の新作"を見る度、「こんなクオリティーの高い作品を毎年見れて良いのだろうか?」と製作陣の皆さんやキャストの事を心配するくらい、毎年クオリ
>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

【死から驚異的な存在へ】



彼女は"ベラ"

彼女はある日…"自ら命を捨てた"

しかし、外科医"ゴドウィン"によってその死体は拾われ、彼女は彼女が身ごもっていた"赤ん坊の脳みそ"を使って生き返っ
>>続きを読む

唐獅子仮面/LION-GIRL(2022年製作の映画)

3.7

【正義のエロティック・ヒーロー】





私のXのアカウントをフォローしていただいている、アメリカを中心に活躍されている"光武蔵人"監督の最新作だ。久々の"ほぼ全編英語劇"の作品だったので公開までウ
>>続きを読む

コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

4.5

【居たいと思える場所】




かけがえのない作品となった。

主人公"コット"の"走る姿"を思い出す度、いろいろ考えさせられると思うし、思い出し泣きもしてしまいそうなほどかなり印象に残った作品となっ
>>続きを読む

Firebird ファイアバード(2021年製作の映画)

3.5

【禁じられた、秘密の恋】



※fans voice様のオンライン試写会にて鑑賞





「ブロークバック・マウンテン」や「君の名前で僕を呼んで」に惚れ込んだ人は必見の作品だし、"現代のマイノリテ
>>続きを読む

雪山の絆(2023年製作の映画)

4.5

【生きる】




※劇場公開は昨年だが、配信は今年なので今年公開の作品として組み込む





やっと劇場で鑑賞した…配信はもう始まっているのだが、意地でも本作は劇場で見たいと思っていたので、夢が叶
>>続きを読む

瞳をとじて(2023年製作の映画)

4.2

【失われた時の物語】



※fans voice様の試写会にて鑑賞





ラストで一気に心を持ってかれてしまった…。

実は私は"エリセ"の作品はほぼ初めてに近い鑑賞だったのだが、エリセが"30
>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.1

【変化に抗う者同士の友情】



2024年最初に見た邦画が、本作で良かったと感じた作品だった。

"青春映画"でありながら、"ヤクザ映画"としての一面を持つのだが、この"半々の一面"を持つ本作が本当
>>続きを読む

燈火(ネオン)は消えず/消えゆく燈火(2022年製作の映画)

3.7

【消えゆく香港の象徴と遺された人の想い】




今や、"香港の姿"はここ数年で一気に変わってしまった…。
カンフー映画が一世を風靡していた頃の香港映画界も今や縮小化し、資本はお隣の中国に完全に委託さ
>>続きを読む

緑の夜(2023年製作の映画)

3.8

【抑圧と搾取から逃げる】


[こんなクリスマス映画を観た2024🎄番外編]

※fans voice様のオンライン試写会での鑑賞。クリスマスシーズンから外れた作品の為、番外編として紹介





>>続きを読む

僕らの世界が交わるまで(2022年製作の映画)

3.9

【似ているけど、交わらない】



※fans voice様のオンライン試写会にて鑑賞





とても好きなタイプの作品であった。

本作のような物語は決して多くの人に刺さるものではないかもしれない
>>続きを読む

ロー・タイド(2019年製作の映画)

3.8

【友情の分裂】



※特集上映「A24の知られざる映画たち」上映作品





最初は「スタンド・バイ・ミー」のような、若者たちの一夏の淡い青春劇を想像してたのだが、まさか「男たち挽歌」や「インファ
>>続きを読む

ビヨンド・ユートピア 脱北(2023年製作の映画)

4.0

【普通を手にする為に、手にしようとしている人を守る為に】


※fans voice様のオンライン試写会での鑑賞






これを作った制作陣や地下ネットワークの方々、そして撮影に協力してくれた"イ
>>続きを読む

コンクリート・ユートピア(2021年製作の映画)

3.9

【良心の崩壊…そして狂気の台頭】





昨年の「非常宣言」に続き、新年早々際どい"韓国パニックもの"が公開されたなと確信した。
"イ・ビョンホン、パク・ソジュン、パク・ボヨン"と新旧の名優たちがこ
>>続きを読む

エクスペンダブルズ ニューブラッド(2023年製作の映画)

3.7

【最強の消耗品】



少々見る前のハードルを上げすぎてしまった所はあったが、かなり落ち着いたラストであった。

「ロッキー」のスピンオフ「クリード」シリーズでもそうであったが、"スタローン"が総括を
>>続きを読む

エターナル・ドーター(2022年製作の映画)

4.1

【母と静かなホテル】


※「A24の知られざる映画たち」上映作品




いやぁ、本作の物語の展開の"引き出し方"や"撮り方"に度肝を抜かれてしまった。
"ティルダ・スウィントン"が本作の中で"一人
>>続きを読む

ショーイング・アップ(2023年製作の映画)

3.7

【芸術家の焦り】



※U-NEXT主催、特集上映「A24の知られざる映画たち」上映作品






昨年の12月22日、やっと日本で公開された"ケリー・ライカート"監督の「ファースト・カウ」や"A
>>続きを読む

見えざる手のある風景(2023年製作の映画)

3.8

【エイリアンに管理される人間社会】


※皆さん、明けましておめでとうございます…って、そんな気分じゃない人もいるかもしれませんが、Filmarksではご挨拶を済ませてなかったので一応書かせてください
>>続きを読む

ブルーバック あの海を見ていた(2022年製作の映画)

3.8

【ウェスタン・ブルーグローパー】




"ウェスタン・ブルーグローパー"…"西オーストラリア"に生息しているベラ科(他にはコブダイなど)の一種の魚で、体長約1.5メートル、体重約40キロほどで、約7
>>続きを読む

ボトムス ~最底で最強?な私たち~(2023年製作の映画)

4.1

【レズビアンだって人間】




これは今年の「エブエブ」や「バービー」とまだ鑑賞していないが「ソルトバーン」と共に、今年の顔となった映画になったのは間違いないと思った。

本作はレズビアンに対するあ
>>続きを読む

サンクスギビング(2023年製作の映画)

3.4

【感謝祭の惨劇】




"感謝祭"…1621年にマサチューセッツ州で行われた豊作祭が起源。毎年11月の第4木曜日に家族や友人などの親しい人と集まり、日々の生活に感謝する日。

七面鳥を食べ、サンクス
>>続きを読む

REBEL MOON ー パート1: 炎の子(2023年製作の映画)

3.5

【村を救う為に】





「300」や「ジャスティス・リーグ」などの"ザック・スナイダー"が、「スターウォーズ」用にルーカス・フィルムに提出したものの、没になってしまったザックの「幻のスターウォーズ
>>続きを読む

キャンディ・ケイン・レーン(2023年製作の映画)

3.5

【契約書】



[こんなクリスマス映画を観た2023🎄⑧]





1992年のコメディ映画「ブーメラン」の監督と主演コンビで贈るクリスマス・ファンタジー・コメディ。
"意地悪なエルフ"の"意地悪
>>続きを読む

ヘル・レイザー 4Kデジタルリマスター版(1987年製作の映画)

3.8

【呼ばれてきたぞ】





スティーブン・キング…エドガー・アラン・ポー…ブラム・ストーカーと並んで、"ホラー作家"の旗手として知られる"クライヴ・バーカー"。彼は小説家の顔の他にも"映画監督として
>>続きを読む

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.9

【死者と手で繋がる】




"オーストラリア"のみならず、世界的に有名な"YouTuber:RACKA RACKAことフィリポウ兄弟"。2013年にチャンネルを開設し、当時の流行りやアニメやアメコミ
>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.4

【光と影】




"ヴィム・ヴェンダース"…小津安二郎を敬愛し、これまで「パリ、テキサス」や「ベルリン天使の詩」など、数々の名作を生み出してきた。
そんなヴェンダース監督は、これまで小津安二郎が描い
>>続きを読む

NOCEBO/ノセボ(2022年製作の映画)

3.8

【民間療法】




※fans voice様のオンライン試写会にて鑑賞





「ビバリウム」の"ロルガン・フィネガン"監督と脚本家の"ギャレット・シャンリー"のコンビで描く最新作だ。
"原因不明
>>続きを読む

屋根裏のラジャー(2023年製作の映画)

3.9

【僕が生まれた意味】


[こんなクリスマス映画を観た2023🎄⑦]


今年はスタジオジブリの宮崎駿監督作「君たちはどう生きるか」が公開され、本国でも世界中でも注目され、現在でもその勢いは衰えていな
>>続きを読む