コマミーさんの映画レビュー・感想・評価 - 30ページ目

コマミー

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Life with Herman H. Rott(2015年製作の映画)

3.3

[犬と猫]

仕事で疲れて、何かユルーイ短編が観たいなぁとフィルマークスで探していたら、この作品を見つけ、YouTubeで観賞しました。

まず、犬(なのかな?)と猫(これは分かる!)が同居するとどう
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ブリムストーン(2016年製作の映画)

4.0

[宗教という悪]

劇場で観ようと思いましたが、チャンスを見失い、見逃したので、今観賞。
エルちゃんが活躍する中、姉のダコタの主演する作品が下火に見える中、どんでもない作品が日本に舞い降りてきた。
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クレアのカメラ(2017年製作の映画)

3.5

[心を写す]

「ヘウォンの恋愛日記」「3人のアンヌ」などの、ホン・サンスの監督作。「お嬢さん」のキム・ムニと「3人のアンヌ」にも出演した「ELLE」のイザベル・ユペールが出演している。

一言で言う
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インポッシブル(2012年製作の映画)

4.5

[痛みと希望の彼方]

「ジュラシック・ワールド」の続編を手がけた、J・A・バヨナの監督作。スマトラ沖の大地震に遭遇した、実在するある家族の物語。

津波によって、一度は引き裂かれながらも、希望を失わ
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ザ・ロード(2009年製作の映画)

4.2

[暗闇の中で…]

「欲望のバージニア」、「トリプル9」のジョン・ヒルコート監督の作品。この作品で、一躍名が知れ渡ったと言っても過言ではない。
原作は、コーエン兄弟の「ノーカントリー」の原作を書いた、
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テイク8(2015年製作の映画)

4.2

[人生をかけた8回]

「カメラを止めるな!」の上田監督の作品。この作品同様、映画撮影についてのお話しなので注目してみた。

これは、面白い。好きな短編映画になった。恋人同士のちょっと冴えない映画監督
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キングコブラ(2016年製作の映画)

3.7

[衝突]

性に関する作品を製作する、ジャスティン・ケリーの監督作。NETFLIXでのみ、この監督の作品が観られ、2作公開されてますが、2作共に、ジェームズ・フランコが出ている。
物語的に、これは男性
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父さんはオジロジカ・ハンター(2018年製作の映画)

4.0

[父子の絆と鹿]

いやぁ、面白かったしいい話でした。いいネトフリ映画だと思う。
ジョシュ・ブローリンがこんな所にも顔を出すなんて、なんて贅沢な年なんだ。

日本には、あまり作品が上陸していないジョデ
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アーリーマン〜ダグと仲間のキックオフ!〜(2018年製作の映画)

3.9

[蹴球と原始人と豚]

「ウォレスとグルミット」「チキン・ラン」といった、アードマン作品を手がけた、ニック・パーク監督の新作。

「サッカーをする原始人」といった、奇想天外な思いつきは、健在だと知らし
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映画 ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム~(2015年製作の映画)

3.8

[迷走の先]

Eテレにて放送中の、アードマン製作のクレイアニメ作品「ひつじのショーン」の劇場版。

「ひつじのショーン」は、時々観る程度だが、まぁ何とも可愛らしい。アードマンの作品の一つ「ウォレスと
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リトル・ブッダ(1993年製作の映画)

4.0

[神秘に導かれ…]

ベルナルド・ベルトルッチの[オリエント三部作]の第三作目。音楽は、「ラストエンペラー」の坂本龍一。ブッダ役をキアヌ・リーブスが演じ、プロデュースに「戦メリ」のジェレミー・トーマス
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.8

[染み渡る…]

今更、レビューします。
今年、上半期のベスト3に入るほどの名作だった。
ピアノ調の音楽に、どこかで見たことあるような懐かしい雰囲気、全てが物語を彩り、若い二人の男の恋路を掻き立てる。
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ザ・ボーダーライン 合衆国国境警備隊(2016年製作の映画)

3.3

[闇のまた闇]

ボーダーライン!?「あれあれ」と思ってTSUTAYAで手にしてしまい、観てみた。その中身は、もちろんあのドゥニ監督の「ボーダーライン」とは違う。だが、かと言って、内容は悪いかっつうと
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TAU/タウ(2018年製作の映画)

3.8

[外へ]

フィルマークスに登録されたので、レビューを。
テクノロジーが進んでる世の中、AIいわゆる人工知能を持つあらゆる物が、これからの社会を動かす事だろう。これから先、このAIを開発する上で、重要
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Z Inc. ゼット・インク(2017年製作の映画)

4.8

[俺をクビにした奴]

「クライモリ」の続編を手がけたり、サルマ・ハエックがヤクザに立ち向かう映画を作ったりする、次世代のカルト監督ジョー・リンチの監督作。

濡れ衣を着せられた平社員デイヴがクビにさ
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ブラック・ビューティー(2016年製作の映画)

3.0

[女の闇]

女の本性を描いた作品は、たくさんある。中でもこの作品は、その中でもまぁ頑張ってる方であると思う。

女優を目指すルームメートの友達に嫉妬心を抱く女性像では、このジャンルの物語にはよくある
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シルク(2007年製作の映画)

4.0

[シルクのような…]

「レッド・バイオリン」のフランソワ・ジラール監督作。音楽や演劇を基調にした作品が多い中で、あえて静寂なラブストーリーを手がけた作品である。

当時、蚕自体が貴重だった時代。絹を
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.2

[衝撃の96分間]

日本のインディーズ映画界が賑わってる。中でも、この作品はあまりにも衝撃に満ちていて、なおかつ奥深い。
こんなにも、観客を楽しませたインディーズ映画はない。予告編を観たり、映画を観
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華麗なるギャツビー(2013年製作の映画)

4.3

[ギャツビーという男]

「ロミオ&ジュリエット」「ムーランルージュ」で、豪華絢爛な演出で知られる、バズ・ラーマン監督がフィッツジェラルドの小説を映画化。

きらびやかな終戦後のニューヨークの様子を、
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A.I.(2001年製作の映画)

4.6

[真実の愛情]

※ネタバレ含む


巨匠スティーブン・スピルバーグが、巨匠スタンリー・キューブリックが映画化する予定だった作品を、映画化。主演は、「シックス・センス」のハーレイ・ジョエル・オスメント
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ティガームービー/プーさんの贈りもの(1999年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

今年、「プーと大人になった僕」が公開されるとのことで、くまのプーさんの劇場作品の中で、特に人気が高い、この作品を紹介します。

[一番大切なもの]

自分が小さい頃、一番よく、Vhsで観ていた作品が「
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地球が壊れる前に(2016年製作の映画)

4.3

[地球を治療する]

レオナルド・ディカプリオが贈る、地球温暖化の授業。ディカプリオが見つめる、温暖化の対策、状況、そして人類の認識。厳しい状況下でも、ディカプリオは必至にその現状を見つめる。

手遅
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天命の城(2017年製作の映画)

4.2

[天命とは]

朝鮮で起きた「丙子の乱」を題材にした作品。明の大軍に囲まれ、追いつめられた王は、「南漢山城」という小さな山城に籠る。切羽詰まった状況の中で、なんとか王に生き残って貰いたい大臣たちが、示
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あのころ僕らは(2000年製作の映画)

3.7

[もうひとつのコーヒー・シガレッツ]

「コーヒー・シガレッツ」という映画がある。コーヒーとタバコを片手に、ミュージシャン・俳優などが、文句などをたれてるジム・ジャームッシュ監督のオムニバス映画である
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ブレッドウィナー/生きのびるために(2017年製作の映画)

4.0

「ブレンダとケルズの秘密」の監督作。
製作には、アンジェリーナ・ジョリーが参加した作品。

軍隊に連行された父親を救い出すために、少女が男装をするという物語。必ずしも、子供向けではないかもしれない。だ
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アバター(2009年製作の映画)

4.5

[解き放て!光の中の奥底で]

最近、ようやくブルーレイのプレーヤーを買い、大好きなこの作品を観てみた。
最高だった。 3DやIMAXが無い時代で、キャメロン監督は様々な映像革命を築いてきた。そんな彼
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Vision(2017年製作の映画)

4.5

昔の河瀬直美映画のルーツが戻ってきた映画。いわゆるファンタジーの要素に、人間味溢れるロマンスを入れた作品。

内容は、奈良に魅せられたフランス女が、「Vision」という薬草を探しに、山奥の村の男のも
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.8

家族というあり方の基準は、その家族それぞれに違う。英才・商売人…と人それぞれだ。だが、ここで描かれる家族というのは、世間にはちっとも受け入れられない存在なのかも知れない…。
「そして父になる」の是枝監
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デッドプール2(2018年製作の映画)

4.5

やっぱり最高だったww。
デップーのお下劣アクション再来!
なかなか今回もいろいろ、炸裂していた。妙にバランスがとれてるアクションとバイオレンスコメディの調和。スパイ映画の決定版のあるシーンをパロった
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

4.8

[友を探しに]

ウェス・アンダーソンの中では、最も重たい作品かもしれない。
作品自体は、今までのウェス作品と変わらない。だが、犬達の犬ヶ島の暮らしが人間のホームレスに対する認識と繋がるところがあり、
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ビタースウィート(2002年製作の映画)

3.9

なかなか、ズキズキする作品。「17歳のカルテ」と比べるとしたら、こちらの方が精神的に痛々しい作品になってる。思春期の少女たちが誰もが抱く感情を、生々しく描いている。ソフィア・コッポラの「ヴァージン・ス>>続きを読む

未来を生きる君たちへ(2010年製作の映画)

4.2

人を赦す心、そして正義、この2つの言葉が為す意味が、この映画を観てますます分からなくなりました。人を赦せなくなると、人はとてつもない間違いを犯す。そして悲しみ、罪に気づく。でも、それに気づくのは加害者>>続きを読む

桃色画報(2003年製作の映画)

3.2

ティント・ブラスを最近知って、最初に手にしたのは、この作品。ジャケットに惹かれ(完全にエロ目線w)、どんな作品何だろうと思ったが、まぁジャケ通りポルノ。だけど、美しい。1シーンごとに、女性の身体の映し>>続きを読む