ももんがさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

晴れ ときどき くもり(2009年製作の映画)

3.8

生命を吹き込む雲と運ぶコウノトリ。晴れ雲の可愛い赤ちゃんばかりでないのが良い。曇り雲のハリネズミや電気ウナギだって生命。ママ達が待ってる。相棒のコウノトリが満身創痍で同情した。

南の島のラブソング(2015年製作の映画)

3.8

深く考えず火山の擬人化が素直に良かった。何百万年にわたり展開するラブストーリー。壮大で恋の歌も愛らしく、俯瞰映像も素晴らしい。少々異色の恋物語。火山だって恋がしたい。歌い続けて良かったね。

リトル・プリン(セ)ス(2021年製作の映画)

3.8

今回は中国人。人種的性別マイノリティ考えさせられた。何より2人の友情にもほのぼの。主人公少年はバレエが大好き。心はプリンセス。男らしくなくてもいい。好きなものは好き。両親や友人の理解があって良かったね>>続きを読む

小さな時計(2010年製作の映画)

4.2

勇敢な時計のお話で絵も色も素敵。ディズニーならではの擬人化が秀逸。起承転結しっかりで教訓も盛り込まれてる。制作費や上映時間は問題じゃない。たまには箸休めにショートフィルムおすすめ。先ずはご覧あれ。

あの夏のルカ(2021年製作の映画)

3.8

色彩豊かなイタリアでの家族愛や友情。好奇心旺盛なルカのひと夏の冒険を描く。陸と海で姿が変わるシーモンスター。本作では双方の変身が上手く描かれてた。愛があれば姿形なんて関係ない。深海のおじさん含め脇役達>>続きを読む

アルベルトの手紙(2021年製作の映画)

4.0

あの夏のルカの後日談。イタリアならではの家族愛にほっこりした。今回はアルベルトとマッシモさんが助け合う心温まるお話。パスタも美味しそうだった。寡黙で存在感あるパパが出来て良かった。もう寂しくないね。

フォー・ザ・バーズ(2000年製作の映画)

3.6

因果応報なんだけど笑える。それぞれ表情の違う騒々しい鳥さん達。色がきれいなのと少し気の毒なので許す。

紙ひこうき(2012年製作の映画)

3.9

口紅以外モノクロの台詞なしショートフィルム。出会うべくして出会った男女。偶然が重なり彼女に猛アタックする。威圧的な職場で苦労して折った沢山の紙ひこうき達。その後押し効果はいかに。

ブルー・アンブレラ(2013年製作の映画)

3.8

ピクサーのショートフィルム。擬人化された青い傘の恋物語を、街の信号やゴミ箱達が見守る。人物登場は足元のみ。降りしきる雨のなかピンクの傘に再会出来るのか。雨の夜に観たいオススメ作品。

スノー・ロワイヤル(2019年製作の映画)

3.8

コロラド州キーホー。息子を麻薬偽装で殺害された父の復讐劇。白人と先住民の麻薬組織攻防に巻き込まれる。多数の死亡者告知がシュール。圧倒的大自然のブリザードと戦車並みの除雪車のパワーが凄い。

ダグの特別な一日(2009年製作の映画)

3.7

可愛い可愛い可愛いショートフィルム。ダグがお誕生日にカールじいさんと出会うお話。居場所が見つかりモフモフ尻尾を振るダグ。犬大好き飼い主はここです!に癒された。

カールじいさんのデート(2023年製作の映画)

3.6

わんこのダグがめちゃ可愛い。飼い主のカールじいさんの女友達とデートすため、あれこれ準備する。ダグも犬流の成功方法を助言する。いくつになってもトキメキは必要。ほっこりした。

ひな鳥の冒険(2016年製作の映画)

3.6

ほっこり可愛い海辺産まれのひな鳥のお話。共演ヤドカリ。母鳥に自立を促され、餌を取るため何度も何度も荒波に立ち向かう。心のビタミン剤になるショートフィルム。美しい。

ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.7

なかなかのサプライズ。ある計画のため孤島レストランに招待された客達。彼らは不穏なスタッフとメニューに戸惑う。シェフは食を追求する余り初心を忘れたのか。グルメへの警鐘か。素朴な料理で客に喜ばれた時の笑顔>>続きを読む

犬ヶ島(2018年製作の映画)

3.2

好きな監督で犬達は可愛い。がいつもの世界観なのかも知れないが笑えない。上から目線も気に入らない。人種差別的なものが透けて見えるのは気のせいか。奇をてらい過ぎ。本作ハズレ。

ライフ・アクアティック(2004年製作の映画)

4.0

今度は船の冒険のお話。この監督と一緒のセット作成や、衣装デザインは楽しいだろうなー。チームズィスーの赤帽や、潜水艇での海の生物可愛い過ぎ。ラストのサメ美しい。独特の世界観を楽しんで欲しい。好き。

無垢の瞳(2022年製作の映画)

3.8

伊カトリック修道院の孤児達。ヒネてる子含め女の子達可愛い。クリスマスに募金集めの劇をやらされ、食糧難のなか高級ケーキを貰う。それを廻り繰り広げられる人間模様。院長含めなかなかシニカル。結構好き。

リリィ、はちみつ色の秘密(2008年製作の映画)

3.8

まだ人種差別の残るアメリカ。不仲な父の元を離れ使用人と家出するリリィ。名前も性格も個性的な養蜂家一家の元に身を寄せる。ママへのトラウマと愛されたかった彼女。姉妹との不思議な縁を知る事に。

ラスト・リペア・ショップ(2023年製作の映画)

3.9

素晴らしいドキュメンタリー。金管木管楽器弦楽器ピアノ。生徒達と職人達へのインタビュー。楽器が壊れ音楽を諦める事のない様に。素晴らしい使命感と音楽への情熱。こんなお店欲しい。お世話になった生徒達の演奏会>>続きを読む

ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

3.6

長くて何度か寝落ちした。愛されず嘘と憎しみに満ちた主人公の人生。人の心の隙間に巧みに入り込む。神への冒涜。背徳行為は結局自分に返る。まさしくナイトメア悪夢。陰鬱な映画だった。

ザ・ロイヤル・テネンバウムズ(2001年製作の映画)

3.7

監督ならではの風変わりなお話。ユニークな父を中心に、個性的な一族の絆復活を描く。衣装凝ってる。婚礼はグレーお揃い葬儀は黒ジャージ。外国人趣味の日本大使館笑う。長過ぎた。

シェパード(2023年製作の映画)

4.3

トラボルタ良い味出してる。クリスマスの不思議なお話。主人公は夜間飛行中に計器故障で墜落危機に陥る。居合わせた飛行機の誘導で一命を取り留める。彼の正体とは着陸基地とは。災害救助犬シェパード。物悲しいジェ>>続きを読む

マリー・アントワネット(2006年製作の映画)

3.5

衣食住全て豪華絢爛な宮廷生活。芸術的で目の保養になった。衣装デザイン賞納得。精神的苦労はあったと思う。が無知ゆえか貧しい人々から搾取。一部の人々のみ富を享受したのは事実。現実を把握しようとしなかった。>>続きを読む

マリー・アントワネットに別れをつげて(2012年製作の映画)

3.5

一方的な想いだったんだね。憧れのアントワネットからの命令が残酷過ぎる。ギロチンリストに載ったお気に入りの身代わりなんて。選択の余地はなく彼女を慕うからこそ承諾するしかなかった。切ない。

ダージリン急行(2007年製作の映画)

4.0

インドダージリン。不仲な個性的三兄弟が寝台列車で旅行に。コンパートメントや食堂車の描写が監督らしい。乗務員制服や動物模様バッグもお洒落。沢山の荷物は抑圧の象徴か。厳かな母なる大河は彼らを大人にする。

シュヴァリエ(2022年製作の映画)

3.8

混血児ムラートながら稀有な才能ゆえ黒いモーツァルトの異名も。爵位シュバリエを持つ黒人作曲家の先駆者。革命に身を投じ初の黒人連隊を率いた。ナポレオン圧政で一旦は闇に葬られた作品が今蘇る。

奇跡のチェックメイト クイーン・オブ・カトウェ(2016年製作の映画)

3.9

実話。ウガンダのチェス天才少女のサクセスストーリー。貧困に苦しむ彼女はコーチの助けで大会に出場。見出した才能のため奔走する彼の信念が素晴らしい。愛情深い母親も印象的。低予算で地味だが評価したい。

ロード・トゥ・パーディション(2002年製作の映画)

3.8

妻子を殺害された殺し屋。とーちゃんは我が子を守りたかった。生き残った息子と叔母の家までの逃避行。凄惨なシーンを間接的に上手く描いてる。ドアの隙間から廊下から豪雨のなか、鏡を多用など。息子は堅気に育つの>>続きを読む

国境なき厨房 トップシェフの救済活動(2022年製作の映画)

4.5

凄く感動した。これほどまでに彼を動かす原動力は何か。料理人の性か暖かく美味しい食事を届けたい一心で、被災地や疫病発生地へ赴く。大統領や赤十字は理解なく放送局は営利目的を疑う。どうか無理をしないで欲しい>>続きを読む

gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

3.6

天才児ギフテッドの養育は大変。代々優秀な一家の叔父と姪。祖母と叔父で教育方針が異なり親権も裁判沙汰になる始末。賢くとも幼い本人には選択の権利がない。希望を聞いてあげてもいいよね。

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.5

うーむ。何もそこまでしなくても。退屈な島暮らしで二人は大切な吞み友達のはず。対岸が戦闘中だからか皆少しずつおかしくなる。脱出成功する人も現実逃避する人も。怪しげな老婆を精霊と言うには無理がある。意味わ>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・スタジオ 100年の思い出(2023年製作の映画)

4.5

なぜか胸が一杯になった。たった9分間なのにその時々の色々な思い出が蘇る。登場は一瞬だから何度も観た。観てない作品もあるが上手く繋げてる。ミッキーは帽子を取って’彼’に敬意を表す。改めて夢のディズニーは>>続きを読む

マザー・テレサからの手紙(2014年製作の映画)

3.8

神の啓示を受けた勇気あるシスター。修道会を出て異教徒の中を独り活動する。根深いカースト。サリーを着ても信頼されるまで葛藤があったはず。彼女を慕うシスター達と新修道会を設立しマザーに。ラストの祈りが胸を>>続きを読む