小僧録さんの映画レビュー・感想・評価

小僧録

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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.5

ノーランは、やはり、自分にとっては、
「音楽」。サウンドトラックが第一にあって、映像がある。お得意の「断片」を使っているので、観ながら整理する。
言えることは、性描写が下手くそ。
物語全体としては、楽
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ジャン=リュック・ゴダール 反逆の映画作家(シネアスト)(2022年製作の映画)

3.5

「ゴダール」という名前に、聞き覚えがあり、1960-1980年代の気配に興味があるなら、ウケは良さそう。ゴダール作品を断片的に観ることができるのでありがたい。
ただ、「入門」となると、多少ハードルが高
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(1975年製作の映画)

4.0

全部、見終わって、気持ちの良い時間だった。既視感は否めないが、それを分かっていても、存分に楽しめた。色々と詰め込みすぎると、ダラけるが、良い調理をしている。

ゴースト・トロピック(2019年製作の映画)

2.5

寝ますぞ…
大きな展開を望んだ自分が恥ずかしい。
淡々と、読み取ってくれ、観客よ。

ジャン=リュック・ゴダール/遺言 奇妙な戦争(2023年製作の映画)

2.5

美術館の展示品で流れているヤツだと思う。映画って音・音楽、大切だよね。正直、コレは、ゴダール風に誰かが作った(再構成)のでは👀

愛情萬歳(1994年製作の映画)

3.0

何だか、ハッキリとしない・パッとしない作品。ダイナミックに物語が、進行していくタイプではないので、人物の心理に寄り添っていかなければ、退屈な作品になってしまう。 状況の設定としては、面白い。

鶏はふたたび鳴く(1954年製作の映画)

4.0

登場人物の描き方、人物の個性が、しっかりと感じられる(少々、大袈裟すぎる気もするけど) 映像も綺麗で、人物の表情・風景もクッキリと捉えられている。コメディ要素が散りばめられているが、哀愁感も漂っている>>続きを読む

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.0


総体的に考えると、この世界観・物語の運び方に、拒絶してしまうが、「もう一度、もう一度」、観たいという欲求が湧き出てくる。 リアリスティックに考える、考えてしまうと、楽しめない。

熱のあとに(2023年製作の映画)

3.0

「痛いほどに美しい」作品群かと、思ったけど、「イタクテ、、、映像キレイ」だった。
扱っている素材は、目を惹くけれど、、、調理の仕方、、、色々できるよなぁと。
セリフではなくて、画で訴えるとか。
シーン
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

5.0

『ワンピース』的な世界観…
独特なカメラワーク
音楽も異質
物語はありふれたもの
また戻ってきたくなる作品
ヨルゴス・ランティモスは飽きない

VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

5.0

ミヒャエル・ハネケ『愛、アムール』と
安易に結びつけてしまっていた。鑑賞前の自分が恥ずかしい。扱っている素材は、同じかもしれないが、出来上がったものは、似て非なるもの。ギャスパー・ノエのこの作品を見て
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枯れ葉(2023年製作の映画)

3.5

タイトルが良い。
カウリスマキの選曲センスがgood!
物語は素朴。大きな感情は出てこないが、
ちょうど良い心地よさがある。
少し粗さを感じた。。過去作品と比べて。

ラ・メゾン 小説家と娼婦(2022年製作の映画)

2.0

使用されている音楽はgood.
物語は?
画も特に、、、映えない。
「実話を基に…」「娼館が…」、、、に惹き寄せられてしまった。
トリアー監督の某作品のとあるシーン的なものが、、、

(2023年製作の映画)

2.5

期待を大にして、鑑賞に臨んだだけに、
結果はイマイチ。「北野武」の要素を全く感じられなかった。何だか、全体を通して、半端な印象を持つ。音楽:岩代太郎…『レッドクリフ』以上の楽曲を提供してくれるかと思っ
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おーい!どんちゃん(2021年製作の映画)

5.0

こういう作品が見たかった!
出てくるキャラクター、全てが個性的で、
人間くさい。映像と演技に対しての見る前の自分の感情が吹っ飛ぶくらいに面白かった。トークショーも聞いていて楽しかった。監督・キャストの
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スポンティニアス・コンバッション/人体自然発火(1989年製作の映画)

3.5

どういう展開になっていくのか。
期待して、最後まで見たけど、消化不良。
ブラックコメディ感がある。

青春神話(1992年製作の映画)

4.0

雨のシーンが印象に残る。
そして、喫煙。
登場人物を、どこまで絡ませるか。
陰を感じる映画。

カノン(1998年製作の映画)

4.5

告白・独白の作品。
内なる声が聞こえる。
ユーモアを交えて。
見ていて、凄い辛いというわけではない。
自嘲・自虐的な笑いが貫かれているのか。

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.5

運命のダイヤル、、、時間ですよね。
あの映画の要素が。
お疲れ様でした。って自分は言わない。
最後まで面白く見れたことは確か。
過去作、見ていなくても没入できるかと。
これから、遡って見る。
役者の無
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ロルナの祈り(2008年製作の映画)

3.0

支配の構造。
あえて見せない手法。
解釈の余地。
ドラマを見ているのだが、没入してみる感じではなく、観察。

ニコラ(1998年製作の映画)

5.0

妄想と現実、そして嘘。
特殊造形的部分も評価されて良いのでは。
隠喩に満ちた作品。

ジュリアン(1999年製作の映画)

2.0

ヘルツォーク、見るための映画。
ドグマ95に則った映画。
ホームビデオの域を出ていないのでは。
断片的すぎて、見るのに眠くなるし疲れる。

サントメール ある被告(2022年製作の映画)

4.0

やや冗長に感じた。
描かれている題材が、重たいわりには、
メッセージ性の直接的な強調は、強くはない。だからと言って、軽く見れるものではない。逆に画で、描かれていない部分があるので、そのことを想像すると
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彼女のいない部屋(2021年製作の映画)

2.5

ちょっと置き去りにされた感じ。
物語の進め方・表現方法に違和感。
こういうタイプのものがなかったからなのか、他に自分が知らないだけなのか。
「なんだよ」って終始なるんだけど、
終わり近くになると「あー
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欲動する肉体(2022年製作の映画)

3.0

描かれている内容ほど、描写は露骨ではなかった。焦点が違うからなのか。タブーを見せ物にして、楽しむというタイプの作品ではない。見ていて、本当の二人の関係性を忘れてしまうほど、物語はよく出来ている。表情を>>続きを読む

ポゼッサー(2020年製作の映画)

2.5

物語の世界の設定に追いつけなかった。
対象者の中に入るけど、夢の中ではなくて、同じリアル世界に住む者に寄生する。
出来事も幻ではなくて、リアルに起きている。視覚的な部分で評価できると思うけど、自分には
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チャップリンの移民(1917年製作の映画)

3.5

生演奏と共に鑑賞。
船上とレストランで、物語はほぼ展開。
見る者を、意図的に笑わせる。
移民って大変だよね、、という話ではない。 結婚相談所のあとは、皆の想像。

ロイドの要心無用(1923年製作の映画)

3.5

生演奏と共に鑑賞。
身体能力に驚き。
色々と詰め込まれている。
田舎から都会。
デパートに就職。
男の見栄。
満員過ぎる電車。

裁かるゝジャンヌ(1928年製作の映画)

3.0

『ダンサー・イン・ザ・ダーク』がアタマの中で浮かんできた。
白黒で、伴奏曲、「見よう」という意志がないと寝ますね。

物語をどうやって見せるのか、、、考えさせられる。ただクローズアップが並べてあるので
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スーパー30 アーナンド先生の教室(2019年製作の映画)

4.0

様々なジャンルが詰め込まれている。
実話ベースの物語。お涙頂戴過ぎず、内輪感もなく、鑑賞感の満足度が高い。
自分の国の教育と受けてきたことを、、想いながら。

ウンタマギルー(1989年製作の映画)

4.0

ポスターに惹かれて鑑賞。
佐藤=ニクソン共同声明前の沖縄が舞台の話。政治色、、イデオロギー的な強さは感じなかった。民俗調?魔術的?民話的?な雰囲気の作品。非現実的な世界を受け容れるキャパがあるなら好き
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響け!情熱のムリダンガム(2018年製作の映画)

3.5

インド映画が見たくなったのと、
以前から気になっていた場所が、
上映していたので、足を運ぶ。

物語内容は、シンプル。分かりやすい。
映像が凄い美しいわけではないが、
見ていて楽しくなる。

シンプル
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ニル・バイ・マウス(1997年製作の映画)

4.0

イギリス映画特集に惹かれて劇場へ足を運ぶ。作品群の事前情報はなく、時間帯が合う作品で鑑賞というやり方。それが、本作。好きな部類の役者、ゲイリー・オールドマンが脚本と監督。リュック・ベッソンもプロデュー>>続きを読む

TAR/ター(2022年製作の映画)

3.0

思っていた感じとは違ったが、
ミヒャエル・ハネケ的なものを感じた。
もっと「狂気」に覆われている映画だと思っていた。画面全体は、禁欲的に感じる。
淡々としていると言った方が良いのか。
劇内の会話も、知
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アギーレ/神の怒り(1972年製作の映画)

3.0

ドキュメンタリー映画のような映像。
なぜ、自分は、そう思ったのか。
何によって、ドキュメンタリー風が、成立するのか。独特のカメラワークと言ってしまえば、それまで。

大きなドラマはない。
大きなドラマ
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