カメラの前を人がどんどん通り過ぎて行き、見づらい視界。雑多な情報や音が飛び交い、何が起こっているのか分からない。老人の感覚を映像を通して、体感できる。歳をとったら、遊園地に行こうとは思わないだろうな。>>続きを読む
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歌うことを辞めてしまえば少しはまともな生活になるのかもしれない。でも、たぶん辞められない。余計なプライドを捨ててしまえば、曲は売れるかもしれない、でも捨てられない。全然良いことは起きないし、淡々とダメ>>続きを読む
小説を読み終えたので、映画の方も気になり、鑑賞。当然だが、小説の方が細部まで描写されており、2時間半では少し物足りなく感じた。3時間はあってほしかった。しかし、映像で見れてよかったものも多い。特に緑の>>続きを読む
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邦題が微妙かと思っていたけど、見終わった後だと小説家をジャマールと捉えることもできて、原題とはまた違う良さがあると気づけた。
メモ
スープの質問
質問の目的は自分にとってのみ重要な情報を得ること。>>続きを読む
他の絵は分からなかったが、ヒューゴ・シンベリ「傷ついた天使」だけ知っていた。後から調べて、フィンランドだと分かり、納得した。
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祖父のポールが孫のテオに畑の水やりを手伝わせるシーンが一番じんときた。何気ないシーンだけど、テオが大人になってから思い出すのはそういう記憶だと思うと、心が震える。実際に体験すると、気づくのに長い時間を>>続きを読む
その人の視点で見たものが世界を作っている。自らが狂気に染まれば、世界も狂気的になる。本当の悪夢とは覚めることのできない現実なのだと思った。
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生き抜く能力が高すぎる。ただ空港から出るシーンでここまで感動するとは思わなかった。空港版フォレストガンプのような印象。何か信念を持って突き進む人間は美しいし、魅力的だ。