Miaさんの映画レビュー・感想・評価

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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.5

目まぐるしくて眩しくて色彩が豊かな感じ、the青春!が伝わってきた。
高校であんなに険悪だったのにパーティーに行ったら一瞬で受け入れてくれたのは、リアルでもあんな感じなんだろうか…。
アメリカ〜

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.5

やっぱり音楽映画は好きなんだなって再確認できた映画。

誰かと出会って何かをやろう!って言うエネルギーと、突き進んでいく3人が眩しい。原作はもうちょいストーリーが繊細に進んでいくのだろうけど、2時間に
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8 Mile(2002年製作の映画)

4.5

人生踏んだり蹴ったり、そのヘイトをエネルギーに変えられるのすごいな。
アングラのエネルギーって、本当に何にも負けない強さを感じる…(語彙力)
かっこよすぎやろ…。

セトウツミ(2016年製作の映画)

3.5

このダラダラと流れる会話が、脚本で作られているのが本当にすごいし、その台本を本当にその場のテンポ感が感じられるように演じる俳優もすごい。

ああいう時間、自分にもあったなぁ。
あんな放課後を過ごして、
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T2 トレインスポッティング(2017年製作の映画)

4.0

トレスポ回顧!
街も技術もどんどん変化して20年前と全然違うのに、4人の時が止まったままで置いてけぼりな感じが出ててめちゃよかった。とくにベグビー。あいつは一生変わらん。

親友だったとはいえ、20年
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ガリーボーイ(2018年製作の映画)

3.5

絶対好きじゃん!と思ってマークして、やっと観たけど、やっぱ好きや!ってなった。

154分あって、分かりやすい山場が無いので途中飽きるが、なにせ今まで見たインド映画の中でずば抜けてオシャレでカッコいい
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そうして私たちはプールに金魚を、(2016年製作の映画)

3.5

YouTubeで観られる◎

高校生活の、なんとも言えない閉塞感がビシバシ伝わってくる。狭山市のせいだろうか?高校の時、同じような閉塞感と、退屈と、どうしようもない虚無感を抱いて生活したことあったなぁ
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帰らない日曜日(2021年製作の映画)

3.0

ラブストーリー…には感じなかったな。
他のレビューにもあるけど、終始映像が芸術的、絵画的。撮り方一つでこんなに見え方違うんだ!とびっくり。
分かりやすい映画ではないから2回目観て「ああ!」となるポイン
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ライフ・イズ・ビューティフル(1997年製作の映画)

4.0

ナチスホロコーストとポップなタッチのちぐはぐが、父の愛をより強く、より切なく、より惨く訴えかける。

これが愛。
愛だなぁ、という感想でしかない。

息子が、自分がいたあの場所が強制収容所で、父があの
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

3.5

“Swallow” が色んなものを象徴している。

異食症って初めて認識したけど、そう言えば赤ちゃんの時になんでも口に入れたくなっちゃう衝動は誰しも通る道だし、なんとなく人間の欲求の根幹に通じてること
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グッバイ、リチャード!(2018年製作の映画)

4.0

「命を大切にしなさい」という言葉より、「自分の死を考えなさい」という方がよっぽど生のことを考えられる、そんな自分の信念をまるっと肯定してくれる映画だった。

終わりが見えないから無駄にしてしまうし、無
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PARKS パークス(2016年製作の映画)

2.0

大学時代、バイトでもプライベートでも吉祥寺・井の頭公園に通い詰めていたから、見慣れた光景が舞台として画面越しに出てくるのはなんとも愛おしい気持ちになる。

絵面やキャストは抜きにして、作品としてはなん
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ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

3.5

LA.LA.LANDをつい最近見た後のこの作品で同じライアンゴズリング主演で、謎にライアンに同情しちゃうw

クソ鬱映画見た後、気分が最悪すぎて爽やかなラブストーリー観たくて選んだのに、結果自分のメン
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セッション(2014年製作の映画)

3.0

芸術家って、こうだよなぁ…。
これは行きすぎてるけど。
吹奏楽やってたからなんとなく音楽の世界を齧った程度だけど、あるある。
でも、自分の中のフラストレーションや欲求を音楽とか芸術とかに昇華できる人、
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ミスト(2007年製作の映画)

4.0

※グロNG、集合体恐怖症の方は閲覧注意。
発狂します。

私史上最悪のオチと言っていいかもしれない。

SFだけどただのSFではなくて、パニックや恐怖に陥った時の人間心理が顕になる感じが、人間をとこと
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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

3.5

気持ちわりいぃ……(褒めている)

最高にイカれてて最低な気分になる映画。人間の気持ち悪さ(=欲や衝動の成れの果て)とそれに溺れる危うさが本当に生々しく描かれていた。気持ち悪いのに目が離せないのは、や
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ミュージカル映画は全然好きじゃないから、なんとなくでとりあえず観るかって感じだったのに…
こんなに泣かされるとは思わなかった。

まさに人生。
追いかけるものも、求めるものも、実現したいことも全然違う
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マイ・マザー(2009年製作の映画)

3.5

反抗期時の兄と母を思い出すな〜
どこであっても親子関係ってこんな感じなのね。

親子とはいえ他人。他人だけど家族。
親子という関係性の縛りが常にあるから、「愛して欲しい、分かって欲しい」と求めてしまう
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最強のふたり(2011年製作の映画)

4.0

「障がい者」というラベリングをして「どう関わればいいんだろう」、そんなことグルグル考えるのがアホみたいに思えるくらい、ドリスは真っ直ぐ人間としてぶつかる。

相性も良かったんだろうな、乱暴でもガサツで
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たまこラブストーリー(2014年製作の映画)

4.0

京アニでハズレ引いたことない。
尊い。おしりとおっぱいから何で泣けるストーリーになるんだ…。
おしり餅とおっぱい餅、気になるまま出てこんのかい!
主人公だけでなく、周りの成長過程とかも本当に細かく丁寧
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

3.0

結局は自分にとって都合がいい道を、タイムトラベルという自分しか使えない能力で選び取ってるチートだしなぁ…と思ってしまった捻くれ者でした。。

避けたいこと、起こってほしくないことだって生きていく中で起
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.0

全員特大ブーメランを喰らうも、誰も自分では気付いてない感じ。
ジトっとしてネチっとした気持ち悪い(褒めている)映画、こういう恋愛映画は海外じゃ作れなそうだなあ〜。なんとなく。

他人のことになると途端
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はじまりへの旅(2016年製作の映画)

3.0

もっとポップな旅映画と思って見たのに騙された。しっかり重いテーマやん。

ヤノマミを彷彿とさせる冒頭。森の中で狩猟採集をして暮らす家族。しかし服装やバス、言語は「社会」と違いないそのギャップに戸惑いな
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サマーフィーリング(2016年製作の映画)

3.0

映像が断片的で、フランス映画難しいなぁ、と思う。前見たフランス映画もそんな感じだったっけ。

遺された人間は悲しみに暮れながらも、いつまでも浸っているわけではなく自分の人生を歩んでいく。新しい出会いも
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グリーンブック(2018年製作の映画)

5.0

はーーーー!良すぎた。
旅系の映画、好きなんだなぁと認識させてくれる映画でした。

人種差別をベースにしつつ、旅や時間の中で人間同士の関係性が築かれる2人。
お互い抵抗があることも、できないこともある
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君は彼方(2020年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

「何を伝えたかったの…?」
「わからない…!」
特大ブーメラン作品すぎた。
前情報なしになんとなく観たけど、開始5分でなぜか沸いた違和感と既視感。
君の名は。?千と千尋?天気の子?細田監督?打ち上げ花
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シャイニング(1980年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

しっかり引き込まれた、長すぎる2時間だった…(いい意味で)
結局一番怖いのは人間…

カメラワークと効果音のお陰でちゃんと絶妙な恐怖感を抱く

1970年に、管理人が一家惨殺するという事件が起きたホテ
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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

テンポ感が良くて飽きないし、周りの人間との関係性が変化しながら段々と大人に近づく主人公の描き方が眩しかった。

距離ができたことで気づけた、自分の故郷や家族に対する思い。ずっと同じ距離感じゃ見えるもの
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ディーン、君がいた瞬間(2015年製作の映画)

3.5

単調なシーンが続くが最後で一気に持ってかれた。エンドロールがダントツで好き。

物語としてはすごく切ない。
帰るべき場所や戻りたい場所が分かっていながら、感じていながら、遠く離れた場所で花咲いてもどこ
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I am Sam アイ・アム・サム(2001年製作の映画)

3.0

子育てに何が正解とかないから色んな大人が首を突っ込むし、育てる本人は分からなくて悩むし、「愛があれば」と一口には片付けられないよね。
一緒にいるか完全に引き離すか、みたいな二項対立でずっと話が進んでた
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ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

信じてくれてた人も、助けてくれようとした人もいた。「殺した」という事実の後ろ側には色んなことが隠れてるけど、それでも一つの重い事実から逃れられないこともまた現実でしんどい。

ビルはゴミだけど、でもビ
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ツレがうつになりまして。(2011年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

パートナーが精神疾患で、少なからずそれが一つの原因で別れた身としては、当事者すぎて辛いシーンが沢山あったし素直に受け止めきれない部分も沢山あった。
別れた直後に見る作品ではなかったわ。

ツレが鬱にな
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

中村さん、めっちゃ歌上手い。歌声とても好き。

だけど映画作品としては???を浮かべながら観てたら終わった。

個人的には結局何が言いたかったのか分からない。鈴が歌えるようになったのは匿名性を担保して
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

公開初日の一発目の上映参戦ガチ勢

シンジくんが相変わらずヘタレで廃人なところから始まりしばらくうじうじしてたのを見ながら「シンジくんも人間やなぁ…。」と思ってた矢先、いきなり悟りをひらいて「シンジく
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新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH(TRUE)2/Air/まごころを、君に(1997年製作の映画)

4.5

今じゃ絶対放映できないような生々しい映像だけど、その絶妙な気持ち悪さにどんどん引き込まれる…なんだこの作品…変態の天才やないか…ってなった(褒めている)