goalieさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話(2018年製作の映画)

3.6

筋ジストロフィー患者、鹿野靖明氏の実話をもとにしたコメディタッチの映画。鹿野役の大泉洋が自由過ぎて、そのまま健常者が発言しても振り回されて嫌になることをズバズバ言ってて、こんな人がいたんだなって驚くよ>>続きを読む

飼育(1961年製作の映画)

3.4

大島渚監督が見せたかったのは、本家と分家、家庭内のいざこざ、田舎から見た都会者への見方、戦争下の米兵に対する敵視、事なかれ主義、波風を立てないように表面的につくろう因習といった、かつての日本、そして今>>続きを読む

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年製作の映画)

4.0

幾たびの危機を仲間と戦い、困難を乗り越えてきた超人集団のアベンジャーズが、互いに理念の違いなどで2つに分かれ、真正面から「敵」としてぶつかり合うシーンは、シリーズを順に見てない人でもワクワクするはず。>>続きを読む

ストロベリーショートケイクス(2006年製作の映画)

3.2

4人の女性の生活を切り取った話だが、全体的なテーマがいまいち分からなかった

しあわせの隠れ場所(2009年製作の映画)

4.2

とてもハートウォーミングな話で、全く癖がなく鑑賞できた。見てよかったと思える作品!

貧民街で生まれ育ち、母親と引き離された黒人の高校生を白人夫婦が後見人となってくれて家族として受け入れてくれ、恵まれ
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バトル・ロワイアル II〜鎮魂歌(レクイエム)〜(2003年製作の映画)

3.2

世の中に波紋を広げたBRの第2作目。
1作目から根底に通じるのは死と向き合い、いかに今を生きるか。
「真剣に生きることは、死ぬことの何百倍も難しい」。これは鬼籍に入った深作欣二監督が残した、平成を生き
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獣道(2017年製作の映画)

3.3

ドラマや映画で脇役のイメージが強かった伊藤沙莉の主演。
自分の居場所を探し続ける亜衣と、亜衣を密かに思う亮太。交わるようで交わらない点と線のように話は展開。

バトル・ロワイアル 特別篇(2001年製作の映画)

3.5

今見返しても個人的には面白かった。
エンドロールでDragon Ashの静かなる日々の階段をが流れて、鳥肌でした。

マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.1

はちゃめちゃなストーリーと爆音で未舗装地を走り抜ける車両がカッコイイ

マトリックス(1999年製作の映画)

4.2

約20年ぶりに2度目の鑑賞。
当時、渋谷などでキアヌリーブスの真似をした黒服の人たちがオフ会をしていたのが面白すぎたというどうでもいい印象しかなかったが、AIと人類の支配・非支配、仮想現実を先取りして
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孤狼の血(2018年製作の映画)

4.7

仁義なき戦いを継承した広島ヤクザの抗争、重厚な役者陣、ストーリーの躍動感がすごい。ずっとおぉーっと、ワクワクしながら最後まで見ました。
こらが柚月裕子の3部作の一作目というから、続編を期待!

ネバーエンディング・ストーリー(1984年製作の映画)

3.9

子供の頃にテレビで放映されていたのをうっすら覚えているくらいだったので、満を持して鑑賞。くぅー、子供の頃に見たかった!!
今になってみたら異様なファルコン、小人の夫婦、面白すぎ!

i-新聞記者ドキュメント-(2019年製作の映画)

3.6

新聞記者を鑑賞した流れで見ました。
リベラルを自称する森達也の作品ということで3.7の評価。警察官と森の小競り合いはオウム真理教のドキュメンタリー映画「A」「A2」であった場面と似てて、後半のアニメが
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新聞記者(2019年製作の映画)

3.4

安倍内閣を追及する東京新聞、望月衣塑子記者の視点から見た政府の姿が描かれている。森友、前川前文科省次官、加計学園、TBS元記者のレイプまがいの悪いとこをミックスして一つにしたストーリー仕立て。
内閣調
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モダン・タイムス(1936年製作の映画)

3.9

初めてのチャップリン映画。モノクロ、無声映画なのに、チャップリンの表情や動き、間の取り方などが生き生きしていて、本当に上手いなぁと感心!

走れ、絶望に追いつかれない速さで(2015年製作の映画)

3.6

漣を演じる(仲野)太賀の演技がめちゃんこいい。ご飯を食べるシーンだけでもうまい!
大学時代を同じ部屋で過ごした友人の薫の死を飲み込めず、もがいて、足跡を辿る中で出会った、友人がこの世に遺した一枚の絵。
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

4.0

アニメシリーズとは異なるセカンドシナリオ。相変わらずのシンジの行動、エヴァ13号機の登場、渚カヲルの選択、フォースインパクト……!
色々と取り上げたらキリがないが、迫力ある映像だけでも楽しめる。新作が
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ドゥ・ザ・ライト・シング(1989年製作の映画)

3.6

スパイク・リー監督は常に黒人の生き方を描写する。本人も出演した今作は、彼らが自らを意識して生きているアイデンティティを日々の生活から浮かび上がらせている。

昔も今もアメリカで黒人への人種差別は残って
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デザート・フラワー(2009年製作の映画)

4.1

恥ずかしながら、この映画を見るまでFGM=女性性器切除という言葉、問題を知らなかった。

FGMはアフリカ、アジアの一部で実際に行われている風習で、幼い頃に陰核や大陰茎、小陰茎をカミソリなどで切除して
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

4.0

誰かと一緒にいてポカポカする。綾波レイがアスカに言った言葉は、孤独を抱えた少女がシンジに対する親愛の気持ちを表している。
シンジが人の域を超えて神に近づき、使徒の中きら綾波を助けだすシーンは物語の転換
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

3.8

使徒4〜6のダイジェスト版。
久しぶりにシンジの孤独感、綾波レイの透明感に感化された。
エンディングの宇多田ヒカルのbeautiful worldもエヴァの世界観にピッタリ。

ロボコン(2003年製作の映画)

3.3

深夜、チャンネルを回していたらたまにNHKで放送している地味なロボットオタクの大会だと思っていたロボコンはいまや、高専生の甲子園だけではなくなり、大学生が主体の大会やアジア大会も開かれているなど、理数>>続きを読む

ROCK YOU! [ロック・ユー!](2001年製作の映画)

3.4

平民から槍一本で運命を変える中世成り上がり物語。ヒース・レジャーの若さがハツラツとしてる。物語は予想を裏切らない展開で気楽に見られる、ら

劇場(2020年製作の映画)

4.2

見終わった後に、凄くお芝居を観に行きたくなる映画だった。又吉作品、初鑑賞だったが、純文学が好きな彼ならでは。原作も読んで世界観を再構成してみたい!
主人公は名も知れていない劇団の脚本家。他人の評価は気
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ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

3.5

ロシアの人工衛星爆破実験の余波で次々と衛星同士が衝突し、宇宙空間でハッブルス望遠鏡の修理をしていたクルーたちに被害が及ぶ物語。
広大な無重力空間に放り出される恐怖が描かれている。

アカデミー賞7冠に
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TATSUMI マンガに革命を起こした男(2010年製作の映画)

2.6

思い入れがない分、見ていてキツかったかも。昔の漫画はエログロがちゃんと描かれていていい時代だった

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

3.9

自己を否定したいばかりに生み出したものは、暴力、破滅、混乱を好む危ない人間。生きる喜びを得るために喧嘩に明け暮れる末に得るものは何か。
ブラッドピッドが超クールで鍛え上げられた身体は垂涎もの。ただの喧
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さびしんぼう(1985年製作の映画)

3.8

大林宣彦監督の尾道三部作の一つ。風光明媚な古い町並み、車一台通るのがやっとな狭い坂道、夕日を照らす水面に浮かぶ船、山と海が近接した猫の額ほどもない狭い尾道が男子高校生3人組の青春を描く舞台。
コミカル
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アントマン(2015年製作の映画)

3.8

marvelシリーズの公開順で初の犯罪者出身のヒーロー。アベンジャーズなどこれまでのシリーズの延長線にありながら、アリたちを従えて悪と対峙するミクロな世界観が面白い

青い春(2001年製作の映画)

3.7

新井浩文と松田龍平の絡みがいい。
屋上での度胸試しなんて、何の意味もないのに熱がこもるんだろうな

戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

4.0

25年ぶりくらいに戦メリを見ました。
ほとんど記憶に残ってなかったり、記憶違いがあったりと、驚きが多かったのですが、坂本龍一、デヴィッド・ボウイの異色さ、際立つ個、染み入る旋律に、ただただ合唱です。

海の上のピアニスト(1998年製作の映画)

3.4

20年くらい前に観た記憶だと、沈みゆくクルーズ船の甲板で最後の時まで乗客に最高の音楽を届けた音楽家の話。我先に逃げないのは正にプロ。

(2017年製作の映画)

3.8

永瀬正敏が演じる弱視のカメラマンの朴訥さ、そんな彼に惹かれていく女性の心理、目が見えない人たちの世界を丁寧に切り取った河瀬直美監督の作り手としての思いが凝縮されている。永瀬正敏の渋さは男も惚れる。
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