うめはるさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ホワイトハンター ブラックハート(1990年製作の映画)

4.5

編集の演出からのラスト・ショット、銃を撃つ代わりに撮影(shot)するのねー。

椅子に座って動かず、周りを動かすことで何もかも得てきた人間が、椅子から立ち上がり自ら動いて何かを得ようとすると、何も得
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グリーン・ナイト(2021年製作の映画)

4.5

ジョン・フォードの地平線、溝口賢二の舟。デヴィやん、あんた映画でフォードと溝口を繋げたいとか言ってたストローブをやろうとしているのかい?。

娘・妻・母(1960年製作の映画)

3.0

原節子の絶対キスしてないキスシーン、顔と顔の距離に空間を感じる。
セットに生活臭がしない、めっちゃ角張ってる。

女が階段を上る時(1960年製作の映画)

4.0

成瀬節〜〜。
不倫相手の奥さんに駅で会う時の高峰秀子の演技が良い。そこから題名通りな階段を登るショット、高峰の顔面。『秋立ちぬ』が成瀬のラストショットで1番優れていたけどあれの後だからか終わり方がめち
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秋立ちぬ(1960年製作の映画)

5.0

『ハッピーアワー』はこのラストショットを超えられなかった…。

あらくれ(1957年製作の映画)

4.5

成瀬って感じで良いね〜。
喧嘩してるとこ全部面白い、和室でホース使って水ぶっかけるのは見たことなさすぎて異様に面白かった。
相変わらず最後歩いて終わるけどまたまた納得されられちゃったなぁ。

流れる(1956年製作の映画)

4.0

役者豪華すぎやね〜。4人が同じ画面にいるだけでテンション上がっちゃうじゃない。
田中絹代を後輩にペコペコさせる意地悪さと相変わらずの子供の使い方が好き。
もっともっと短くできた。

驟雨(1956年製作の映画)

4.0

溝口の成瀬映画には「キンタマが無い」って言葉を思い出してしまった。
ラストの紙風船は原節子が、キンタマをちゃんとつけられずあたふた叩くばかりの男に、キンタマをちゃんとつけるべきとこにつけろと、躾してい
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山の音(1954年製作の映画)

4.0

おっそいなぁ笑。

成瀬の終わり方が歩いて行くのを見送るだけになってきていることに、ショットの次は終わり方への執着がなくなってきているなぁと。
終わる前に何をするかに凄く力を入れているようで、だから最
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晩菊(1954年製作の映画)

4.0

特に凄いとことかなくて冗長なのに凄く見心地が良い。

(1953年製作の映画)

3.0

悪いとこも良いとこもあんまなくて、面白くもないし面白くないわけでもない。

稲妻(1952年製作の映画)

3.5

終わらせ方をちゃんとしようって気が無くなってきていて、それは別に良いんだけど『おかあさん』も自分の終わって欲しいタイミングとは違うなって感じ。
相変わらず猫が人形にしか見えない、生きてるように見えない
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おかあさん(1952年製作の映画)

4.0

終が出てくる2回とも、え?って声出ちゃった。
『トウキョウソナタ』だなぁとか思って見てたら変なとこで終わってた。

銀座化粧(1951年製作の映画)

3.0

シングルマザーはすげぇけど、面白いのか?これ。
眠くて良いショットをあんま覚えてない。

めし(1951年製作の映画)

4.5

大きな転換点なんじゃないでしょうか、作り方からガラッと変わっててびっくり。


酔って帰ってきた時の玄関のショットで見えないとこについてる電球を揺らして影を揺らす演出が良かったな〜。
ビールを飲んで「
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薔薇合戦(1950年製作の映画)

2.0

なんか30年代でもこんな感じの作ってたような…。
お風呂で殺そうとするとこ以外何も記憶に残ってない。

春の目ざめ(1947年製作の映画)

3.5

ラストの海、海から見る女の子、海を見つめる女の子、顔面アップのショットの連鎖がめちゃくちゃ綺麗。
全体的に思春期ってきめぇな〜って感じ。

溝口も成瀬も40年代面白くないなぁ…。