76さんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

パラレル・マザーズ(2021年製作の映画)

3.5

取り違えの話と並走するスペイン内戦の話  
照明の当て方のせいかのっぺりして見える画作りが気になった

レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

3.8

ラッセル・クロウが歌ってると微笑ましくなる、みたいなとこはあります(ないよ)

ウィーアーリトルゾンビーズ(2019年製作の映画)

3.0

広告屋のいけ好かない部分も出てるけど、物語で癒やすことでしか己を保てない人間の話を愛しているので…

グリーン・ナイト(2021年製作の映画)

4.0

デヴィッド・ロウリーは毎回、「物語が在る意味」をルック構築と編集のうまさで、手を変え品を変え物語るので大好きですね

ウォーターメロン・ウーマン(1995年製作の映画)

3.8

黒人シス女性レズビアンの物語を取り戻す。
語られてこず、無視されてきた歴史を紡ぎ直す、その製作と映画の境目の曖昧さがとても魅力的。

リベンジ・スワップ(2022年製作の映画)

2.8

Z世代のためのミーン・ガールズって感じ
結局は、規範的な「ハッピーエンド」に収めたことが、今回の反家父長制テーマを無に帰したように感じられて、白けてしまったな 
あと、キャラの心情より展開優先の脚本が
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ラーヤと龍の王国(2020年製作の映画)

4.0

古典的な話の型を使って、分断が信頼により回復する様をストレートに描いていて感動的。愚直に理想を掲げる物語を愛しているので。

あの頃をもう一度(2021年製作の映画)

4.8

偏愛のレベルで好きですね
アニメーションの素晴らしさに溢れてる

秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

4.2

脚本のソリッドさと豊かな演技演出で、これぞ映画
役割から降りて個人として対話すること

アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

3.3

僕たちは何者にもなれません、そして、それを早く悟ってください
これでドヤ顔の140分は長いです

アテナ(2022年製作の映画)

3.7

音楽と撮影とアクションの完成度が異常。凄まじく、アガる。しかし、この題材で単純にノってしまってもいいのかという葛藤もあり…

とは言え、最後まで緊張の糸が途切れることなく多用される長回しは圧巻

ブラインドスポッティング(2018年製作の映画)

4.2

会話の構築の上手さと、輻輳する問題が、最終的に息を呑むラップに集約される。脚本が圧巻

差別が組み込まれた社会構造が、どこまで行ってもつきまとい、異人種間の相互理解を妨げる。しかし日常は続くし、希望は
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年製作の映画)

4.5

MCUに変革を起こしたのは他でもなく、これとCA:WSです
最初から最後まで痺れるほどセンスが良くて映画が上手い
手を握らなかった後悔、母から受け継いだ音楽、ガーディアンズのチームアップ、それらが結実
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年製作の映画)

3.9

Chosen Familyの話であり、The Oneにならなくてもいいと、有害な男らしさを捨てる話でもあり

前作の完璧なバランスからは崩れているけれども、最高なMr. Blue Skyでメリー・ポピ
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マトリックス リローデッド(2003年製作の映画)

3.8

革命さえもプログラムに組み込まれ、ガス抜きとして、結局は体制側のシステムの維持に機能しているという前作からの反転が好き

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017年製作の映画)

3.7

みんな大好きブレックファストクラブ
ブレックファストクラブの根幹の「他者との相互理解」について、実際に「他人になる」ことで身をもって分かることが映像表現としても面白く示されるところが良かった
その上で
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.0

ファブローのキャリアと重ねて毎回号泣してる
だってこの人、ライオンキングはあれだったけど、マンダロリアン撮ってるんだからさ、この話の説得力が異常に増すよね

欲望の翼(1990年製作の映画)

3.5

レスリー・チャンになら人生を狂わされてもいいかもね

寝ても覚めても(2018年製作の映画)

4.2

壊れてしまう、しかし、世界は回り続け、人生は続く、修復するしかないのである

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.0

自由な中年女になりたいだけなのに…
しかしながら、それでも著作権は死守しましょう。
時系列いじった構成勝ちです、ついていきますグレタ先生

ヒューゴの不思議な発明(2011年製作の映画)

3.3

当時3Dでみてミーハーに楽しんだけど、今見返すと、メリエス!?ってなりますよね

ジュブナイルでお膳立てしつつも、スコセッシが本当にやりたかったのは、メリエスの話と今の箱で映画黎明期の映画をかけること
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.3

自分(人間)に都合よく解釈して神のお恵みとして一方的に搾取することの卑しさたるや、傲慢さたるや
NOPEのジュープパートにも近い

ファイアー・アイランド(2022年製作の映画)

4.0

なんて最高な高慢と偏見
キャンプでキュートなのにクラシックな風格も漂わせるゲイロマコメ
ラストもモノガミー的価値観を全肯定しているわけではない着地で、かなり良かった

ズートピア(2016年製作の映画)

4.1

脚本の構築力は異常で本当にすごい
チェーホフの機関銃と言い表してたブログがあったけど、まさに

もう今の時点でさえ、ズートピア的価値観にも問題があるという評価になるのだから、延々と内省し続けるしかない
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レオン(1994年製作の映画)

3.0

逆張りとかでなく、この湿度が昔から苦手
ベッソン、おしゃれじゃない方(馬鹿な方)が好きだし

パプリカ(2006年製作の映画)

4.3

認知のおばあちゃんの、よく分からないお歌と意味の通らない言葉の羅列のループがこれのパレードみたいで、不謹慎かもしれないけどパプリカを想起して感動した。

夢を克服して大人になるのだ、と

魔法にかけられて2(2022年製作の映画)

3.4

アラン・メンケン先生の新曲ともなれば早急にチェックしに行くオタク。今回は歌ってくれるイディナ・メンゼル。

継母=ヴィランという主人公の役割の反転は面白いけど、食い足りなさとなぁなぁ異性愛エンドみを感
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

3.7

この映画が故人に右往左往されているのと変わりなく、私もこの映画に対して正常な判断を下せない。
ライアン・クーグラーは如何せん真面目で、それが安易に死を消費していない作劇に繋がり、誠実な作りになったのか
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