グレポさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

赤い糸 輪廻のひみつ/月老 また会う日まで(2021年製作の映画)

5.0

映画を数多く観ていると、ごく稀に愛すべき映画に出会える事ありませんか?本作がまさにそれでした。周りの評価とかは関係ないです。
パッケージと予告編で一目ぼれし、本編でその恋心は確信に変わりました。

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砂の惑星(1984年製作の映画)

3.5

リメイク版パート2の予習の予習として鑑賞。古い作品だけにVFXは使用されていませんが、アナログ感満載の荒めのSF描写は味があり懐かしさを感じました。それっぽいテクノロジーの発想もよく出来ているなと感心>>続きを読む

キリング・オブ・ケネス・チェンバレン(2020年製作の映画)

3.8

これは酷い。
アメリカで実際に起こった事件。医療用通報装置の誤作動により、安否確認のため訪れた警官が無実の黒人を殺害するまでを描いた作品。
互いに冷静に話し合えばこんな事にはならない瑣末な事象とも思え
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「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ(2024年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

いつもの如く前シリーズの復習と今シリーズの予習です。物語的には谷間の回になるので結構地味ですが、劇場で観ると戦闘シーンはやっぱり臨場感ありますね。

今回オリジナルで不死川と伊黒が活躍するシーンがあり
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ロー・タイド(2019年製作の映画)

3.5

A24作品。犯罪に手を染めそして追い詰められていく少年達を描いた歪な青春ストーリー。レッドみたいに何しでかすか分からない人間と連んでいる時の終始ヒリつく緊張感は、なんとなく共感できるな〜実際にそんな人>>続きを読む

ボブという名の猫2 幸せのギフト(2020年製作の映画)

3.5

ボブとジェームズの思い出話。
クリスマスには優しい人達しかいない様です。仕事でやさぐれた心を癒してくれます。

ガチギレ😾ボブが愛らしいです。
さすがの犬派もウットリ。

ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(2016年製作の映画)

3.8

こんな素敵なお話に私の仲間たち🐕‍🦺🦮🐩が色々邪魔してしまい申し訳ありませんでした。

人間ひとりじゃ生きられないし、何かしら心の支えが必要で、何かきっかけさえあればいくらでも人生やり直しが出来るみた
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.0

果てしない宇宙に希望を見い出す壮大なストーリーは、夢とロマンがありSF映画の最高峰と呼ばれるのも納得の出来でした。

科学的根拠をもとにゴリ押しするかと思いきや、家族愛みたいな人間ドラマに着地させて行
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ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)

4.3

序盤から「なんかあるぞ?」と色々詮索しながら観てましたが、終盤の畳み掛けで、おもいっきり周回遅れにさせられました。物語の構成がスゴいです。油断しているとやられます。

私なんかよりもっと感度のある方は
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サンザシの樹の下で(2010年製作の映画)

3.5

文化大革命期、時代と運命に翻弄される若者達を描いたラブストーリー。

表現の問題か、恋愛部分にフォーカスしたかったのか分かりませんが、壮絶な時代背景や主人公の置かれている状況については、意図的にボヤか
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バッドランド・ハンターズ(2024年製作の映画)

3.3

凄い既視感と思ったら「コンクリートユートピア」の後続作らしいです。
元々、二次利用の構想だったのか、大人の事情なのか分かりませんが、これで制作費はペイできますね(余計な心配)。

当然、あのマンション
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

初日だし、楽しみにしている方も多々いらっしゃると思いますので、ネタバレ言うつもりは無いですが伏せときますね。

・設定は倫理観無視で強烈!
・ストーリーは至ってシンプル。
・五感で感じ取れる情報量は莫
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戦場のピアニスト 4Kデジタルリマスター版(2002年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ホロコースト関連の作品なので、人権なんかお構い無しなんでしょうが、目を疑うような酷いシーンが多々あり、やるせない気持ちになります。
というか実話ベースの話だったんですね。
理解者からの助けもあり、運よ
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宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました(2022年製作の映画)

3.8

高額当選の宝くじを巡って南北の兵隊が繰り広げるドタバタコメディー。
物語としては「JSA」のオマージュもあるのかな。
大爆笑とはいかないまでも、笑いのセンスは最高!十分に楽しませてもらいました。
南北
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.5

マーティンは初見からヤバさが滲み出ていて、飯食っているシーンだけで心地が悪くなりました(あのパスタは最悪)
オカルト復讐劇で進んで行くのかなと思いきや、家族の胸糞争いに発展して行くのはお見事でした。こ
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詩人の恋(2017年製作の映画)

3.5

詩人と妊活とBLの異色作。
けれど、これをBLと言えるのか?
恋愛感情とは異なる感情が浮かび上がる、もしかしたらBLと見せかけた父性の物語なのかも知れない。

ブレないで直進的な奥さん役を演じたチョン
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彼方に(2023年製作の映画)

3.5

突然の悲劇の内容が厳しいです。
その事実から日々耐え忍んで生きていく事の辛さが描かれています。
そう、ふとしたきっかけで悲しみは襲ってくるのです。

ブルー・リベンジ(2013年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

復讐映画の中でも本作の主人公はかなりの苦労人。どこかで歯止めを掛けたかったんだろうけど、復讐の連鎖に飲まれてしまい後戻り出来ない状況が痛々しかったです。

復讐相手を殺した事を告白した弟に対して、お姉
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イカとクジラ(2005年製作の映画)

3.5

まさにイカとクジラが戦っている様な家族ドラマでした。もはや離婚が根本的な原因なのか疑りたくなるくらい人間性がヤバイです。ただ、胸糞の向こう側まで突き抜ける中傷合戦は好きでした。負の語彙力が凄いです、さ>>続きを読む

ガザの美容室(2015年製作の映画)

3.5

パレスチナ自治区・ガザにある美容室での一幕。
取り留めもない世間話、予定外の停電、捗らない美容室での作業、そのうち通りの向かいでは銃撃戦が始まり美容室は孤立化する。

85分間、彼女たちに笑顔は一切な
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プレステージ(2006年製作の映画)

3.8

同監督の作品としてはかなり分かりやすく深く考える必要も無いので、純粋にエンタメとして楽しめました。
物語のプレステージの部分は、包み隠さずにぶちまけてくれるので爽快感ありです。
瞬間移動の着想は双方面
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.8

華やかな王室世界の中で醜くて浅ましくて小さい人間模様が描かれていて、その対比が面白い作品でした。
サラとアビゲイルは共に強い女性の人物像ですが、全く異なる性質の強さである事も対比されているように感じま
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芳華-Youth-(2017年製作の映画)

4.0

文化大革命後期、軍に属する歌劇団・文芸工作団を舞台に若き団員達の青春を描いた群像劇。激動の時代に翻弄される若者達が描かれています。ホント、こういうお話に弱いのです。

ウェルメイドでは無く、各シーンを
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ロブスター(2015年製作の映画)

3.5

いや〜捻くれているというか皮肉めいたというか、とにかく尖った作品。こんな近未来は嫌ですw

生涯のパートナーと人生を送るにしても、独身を通したとしても、規制に縛られて自由の無い世界、共通性が無いと恋も
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.0

旅先でソフィが見たこと、感じたこと、経験したことが、当時の父親の苦悩や疎外感、この先起ころうとしていることを示唆している様に感じました。そして、大人ソフィも同様に複雑な境遇なのかなと。多くを語らない作>>続きを読む

トロン(1982年製作の映画)

3.5

いや〜懐かしい。当時は最先端だったし革新的な作品でした。こういうオンリーワンな作品はいつ観ても色褪せないと思います。3周ぐらい回って造形がオシャレ過ぎる..........これぞ古き良きSFって感じ、>>続きを読む

フォーン・ブース(2002年製作の映画)

3.3

ワンシチュエーション映画の先駆的な作品。電話ボックス内だけで繰り広げられるスリラー。主人公の罪?に対しての罰?が余りにも酷過ぎませんかねw
短尺、ハイテンポによりツッコミを入れる隙さえ与えない作風は平
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二つの光(2017年製作の映画)

4.0

短編。
視覚障害をもつふたりの恋物語。

主演ふたりの演技に引き込まれて鑑賞後感としては長編のような満足感が得られました。ちなみに本作はサムスンの視覚障害者用支援VRアプリのPRも兼ねているらしいです
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月世界旅行(1902年製作の映画)

3.8

ヒューゴの不思議な発明から来ました。どうしても観たい衝動に駆られたのでYouTube(弁士/日本語字幕付き)で鑑賞。

今まで生きてきた中で多くの媒体(スマパン、クイーン、ポンキッキーズ等)でオマージ
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ヒューゴの不思議な発明(2011年製作の映画)

3.5

スコセッシ監督が描くファンタジー映画。ファンタジーの持っていき方が斜め上過ぎました。映画創世記への愛がふんだんに盛り込まれているなんて思ってもいなかったです。意表を突いてきたという点では面白かったです>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・スタジオ 100年の思い出(2023年製作の映画)

3.8

今日は時間が無かったから、短編映画で我慢します。普段、ディズニーは観ないのですが、100年実績のキャラクターに夢語られたら、そりゃ信じるしかない!

いつだってやめられる 闘う名誉教授たち(2017年製作の映画)

4.0

3部作完結!
1作目の物足りなさは、2,3作目で補完するという構成だったんですね。
意外と緻密でインテリな作品でした。見た目とは裏腹に丁寧に伏線を回収してくれたのは観ていて気持ちよかったです。

本シ
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コンクリート・ユートピア(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

未曽有の大災害を背景に人間の本質について問いかけるような作品。よくあるディザスターものですが、そこに格差問題も投入してくるのが、いかにも韓国映画らしいです。

序盤は意外にも町内会のノリでコミカルに進
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いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち(2017年製作の映画)

3.8

シリーズ第2弾。
後発の方が面白いのは珍しい。

主人公のピエトロとその同僚達は、合法ドラッグの製造と販売に人生の再帰を賭けた結果、犯罪者となる。その経歴と才能に目をつけたコレッティ警部は、服役中のピ
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いつだってやめられる 7人の危ない教授たち(2014年製作の映画)

3.5

この作品と他の方のレビューからポスドクという言葉を初めて知りました。
日本でも問題が深刻化しているらしいですね。コレもまたやりがい搾取みたいなものなんですかね。優秀な人達の活躍の場がないのは勿体無いで
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チャーチル ノルマンディーの決断(2017年製作の映画)

3.5

ワウワウ・チャーチル!

連合軍のノルマンディ上陸作戦の遂行にあたって、第一次世界大戦での大惨敗(50万人以上の死傷者がでた)のトラウマから、日和って異議を唱え続けるチャーチルの物語。
頑固者で感情の
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